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知らないうちに使っているバンダ?!

ヨガでよく聞く『 バンダ 』について、前回は主な3つのバンダの解説しました。 
*前回の記事

・骨盤底筋の中心のムーラバンダ

・下腹部丹田のウッディヤーナバンダ

・喉の中心のジャーランダラバンダ

上記3つのバンダは、全身の気の巡りを活性化させるのに必須なポイントです。

頭で考えると難しく感じてしまいますが、実はお馴染みのあのポーズで、あなたは自然とこの3つのバンダを既に使い始めていたかもしれません。


そのポーズとは、アド・ムカ・シュヴァナーサナ(下向きの犬のポーズ)=ダウンドッグです。

ヨガのどの流派でも共通してよく出てくるこのポーズは、きっと何度もやったことがあるでしょう。
今回はバンダという視点から、ダウンドッグを見直してみましょう。


まずは下腹部丹田のウッディヤーナバンダ
ダウンドッグでは、上半身を逆さま傾斜させていることで内臓が内側へ内側へと引き上がり、肺の方へ下りるのです。
すると、おへその下の下腹部丹田は自然と上に引き上がり、力を使わず、頭で考えなくてもナチュラルにウッディヤーナバンダができるのです。

同じように正しいダウンドッグの中で自然と出来ているのが、ジャーランダラバンダです。
視線をおへその方へ送ることで、軽く顎を引いている状態ができ、喉のバンダが働きます。

ダウンドッグの中でも少し注意力を向ける必要があるのが、骨盤底筋群の中心のムーラバンダ。

立位や座位のポーズと違って、ダウンドックでは骨盤底から上半身を逆さに傾斜させていることで、重力の圧がかかっていない状態でムーラバンダを意識的に活用するチャンスなのです。


肛門と膣の部分を軽く内側にしまい込んでおく程度の意識で十分です。これだけでも、背骨に沿って流れる身体の中心的な気の巡りが逃げない状態になり、疲れるダウンドッグにならず、ポーズキープ中でもリチャージできるようになってきます。

ダウンドックをやっていて疲れてしまうという方は、ここを意識しながら試してみてくださいね。

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いかがでしたか?
思ったより身近なところに3つのバンダを感じられたのではないでしょうか?頭で考え過ぎずに、身体で感じながら練習を続けてみてください。
生涯役立つ身体づくりの基本です。

#vedatokyo 吉川めい #ヨガ #バンダ

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