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心地よいサイクル

今日はウキウキしながら仕事に出かけた。
理由は単純。新しいパンプスを買ったから。

もう何年もお世話になっている、オリエンタルトラフィックのベーシックなパンプス。幅広扁平足気味の私の足にもシンデレラフィットし、長時間履いていてもほとんど靴擦れしないお気に入りのものだ。


他のデザインも試してみたものの、最終的に『いつもの』に戻ってきて色違いで二足購入した。ブラックとグレー。使い勝手の良さは間違いない。
履いた瞬間に、この靴とは相性が良さそうとわかるあの瞬間が気持ちいい。どこにも痛みが出なくて、力をいれずに履けるあの感じ。

電車での通勤が増え、駅までの道や電車の中で立っていることも多くなったので出来るだけ足に負担のない靴の方がいいなと思うようになった。それでも週の半分は車通勤なのでそこまで負担ではないが、毎日満員電車の中ヒールで立ちっぱなしだったら疲れるだろうと思う。凛と立っている女性を見るとかっこいいなと思わず見惚れてしまう。

帰宅後に、靴箱からもう履かないであろうパンプスを一足処分した。スペースがないわけではないが、新しい物を購入したら色褪せて見える物を一つは処分すると決めている。今回処分したのは、履き心地は抜群だったけれど履き潰してしまったパンプス。最近はあちこちがたが来ていたのでちょうど手放すタイミングだったのだ。

防水スプレーをかけ、靴箱にしまったら作業は完了。
ふと、こういうサイクルは美容室や身体のケアと同じくらい大切なことなのかもしれないな、と思った。

例えば今回処分した靴は履き潰しているとはいえ、まだ履けないことはなかった。でも傷がついていたり前よりも歩きにくくなっていたりと、綻びが目立つようになった。まだ履けるから、勿体ないから、というのも考え方としては素敵だと思うけど、自分にとって心地よいかどうかを基準にしたら変わってくる気がするのだ。心地よくない物を無理して使い続けるよりも、一定のサイクルで循環させていくことの方が私には大事なことなんだろうなと思う。

実際、最近は半分無意識に大まかな枠組みで洋服やタオル、下着類など一定の期間が来たら新しいものに交換するようになっていた。これも循環させたいという気持ちの表れだったのかもしれない。経年劣化に伴う我慢を減らすことで、自分の中のプチストレスも格段に減った気がする。

さらにこの枠組みで物事を考えると衝動買いも減る。買うもののイメージがあらかじめついているので、それ以外の物を買いたいと思いにくくなった。これも私にとってはありがたい変化だ。循環を意識したことで、少し前までの買い物欲も随分落ち着いた。今はあれもこれも欲しいとは思わない。


まだ自覚してから日も浅いので、しばらくの間続けてみてどんな変化が起こるのかも記録していきたい。

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