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できなかったからお休みすることにした

できないって言いたくなかった。
できる私でいたかったし,できないなりに努力くらいはできると思いたかった。

でも,一つのことだけ頑張ればよかった頃と違って,今はそう簡単に崩せないものが増えた。徹夜したら仕事に響くし,ご飯を抜いたら具合が悪くなる。時間と体力だけでは限界があることを渋々認めはじめたところだ。

ギリギリまで迷った結果,締切を少し延ばしてもらうことにした。
取り繕ったり,できているように見せかけるのではなく,できなかったこと,少し時間が必要なことを正直に言えたのは初めてかもしれない。
悔しいという気持ちは不思議と湧いてこず,言えてよかったとどこか安堵している。

少しの間お休みして,そこからまた書こうと思う。
大事なことだから,ちゃんと向き合いたかった。

♦︎

できたふりをしないことと,無理をしないことは似ているようで全然違う。
私はずっとできないことから目を背けようとばかりしていたし,無理をすれば何でもできると思いこんでいた。
そう思いたかっただけかもしれない。

できないことが突然できるようになるわけはないし,できたふりをし続けていたのであれば尚更そこに道はない。結局できない自分を認めるところからしか先に進めないって分かるまで,随分時間がかかってしまった。

要領悪いなぁと思う。
もっとうまくやることだってきっとできたはずなのに。
でも,どんなに時間がかかろうが遠回りしようが,この挑戦が終わるまでは諦めがつかないのだ。

目標までの道のりはまだ長い。
そして日々のやるべきことも待ってはくれない。
だから時々お休みしたり,弱音も吐いたりしてもいいってことにした。

その方ができたふりをするよりずっといい。

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