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『吾亦紅(われもこう)』

この時期、すぎもとまさとの『吾亦紅(われもこう)』を聴いて泣いてください。

「破局した」とか「職を失った」とか「逃げられた」とか「元手をすった」とか…いろいろあると思います。

でもそれは、誰も助けてくれません。もし助けてくれそうなそぶりで近づく人がいたら、食い物にされるのがオチです。世の中、ハゲタカばかりですよ。特に年末は。

時代のせいにするのは簡単ですが、何も変わりはしません。生まれのせいにするとしても、言うだけ無駄です。あんたが生まれてしまって、ここまで来たわけだから。

で、どうするかって?これを聴け。

岡林信康の『私たちの望むものは』です。ここにヒントがあります。この世は矛盾だらけです。正論や正義は見方を変えれば、まったく暴論になることもあるのです。立場によって変わるのです。絶対的真実など、数学の世界にしかありえません。

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