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読書日記_でべそは愛の証

読書日記、
【おへそのひみつ 作:やぎゅうげんいちろう】
を読んで。

【おへそのひみつ 作:やぎゅうげんいちろう(福音館書店)】
https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=766

インパクトに魅かれて手に取った【おへそのひみつ】という絵本。
絵も柔らかくてかわいい。
遠くからでも目立つイラスト。
そしてインパクトあるタイトル。

皆さん、この絵本のタイトルを見て、どんな第一印象を受けますか?
私の第一印象は、

おへそってなんであるんだっけ?

でした。
分かってはいるけど、急に質問されるとすぐ答えられない事ってありますよね。
また、なんかうまいこと言ってやろうと欲がでたりして。

おへそはなんであるの?

おへそは、お母さんと繋がっていた証。
赤ちゃんは、お母さんのおなかにいる頃、へその緒という管からたくさんの栄養をもらいます。
お母さんからの愛を受けて成長するのです。
赤ちゃんもおしっこをします。
赤ちゃんのおしっこは、この管を通ってお母さんの血液へ運ばれ、体外に排泄されるのです。
いよいよ、待ちに待ったご対面。
赤ちゃんは、お母さんのおなかの中から外に出ると、へその緒は使わずにい呼吸や排泄をするようになります。
生まれてくるときに、このへその緒を切りますが、その切った残りや跡が【おへそ】なのです。

おへそは、ママのおなかの中にいた名残であり、共に生きている証。

愛すべき【でべそ】さん

たまに【でべそ】さんにお会いする事があります。
幼児のプリッとしたおへそがかわいい。
でべその多くは、成長に従って塞がっていくのですが、時として腸の一部がプリッと出たままになってしまうことがあります。
専門的にはこれを【臍ヘルニア】と言い、みなさんが言う【でべそ】なのです。
へっこんでくれなかった、べそさん。
へっこみわすれた、でべそさん。
まだまだお母さんと繋がっていたくてひっこんでくれないのかな?
(生後6か月までなら圧迫療法が有効と言います。気になるお母さんは早めに小児科へ相談しましょう)
母子の絆や、命の継承を感じるおへそ。

おへそいじりは要注意

『おへそをいじってると取れちゃうよ』
『へそごま取ったらおなか痛くなるよ』
『おへそをいじってるとおなか痛くなるよ』

こんな事を言われた経験ありますよね。
どれも迷信ではなく、実際におへそをいじり過ぎると、おなかが痛くなる可能性があるんですよ。
おへそのすぐ内側には、【腹膜】という内臓を覆う膜があり、とても敏感な部位なんです。
清潔にすることは大切ですが、あまりいじりすぎるとおなかが痛くなってしまうので注意しましょう。

今日は絵本【おへそのひみつ】を読んで感じたことを書いてみました。
学ぶって楽しいですよね。

今日もご清聴ありがとうございました。

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