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顧客と二人三脚で創る飲食店のサブスク

最終章に行く前に、新店舗で導入予定のサブスクリプション(以下サブスク)について記事にしたいと思います。

というのも、本編をお話する中で非常に重要な役割を担っているので、まず先にこちらをお話しないとシリーズが完結しないなと思い記事にしました。

【1】顧客との関係構築の重要性

オークションマーケティングに熱を入れていた時はあまり考えもしませんでしたが、

今思うと、リスクを背負ってプラットフォーマーにデータを提供し続ける、働きアリのような役割を担っていたんだなと思いました。(例えが悪くてすみません)

弊社が今後取り組む必要があることは、既存のプラットフォームの依存度を減らしていき、自社で顧客と密接に繋がることだと感じています。

顧客の情報や消費行動を社内で蓄積していき、そのデータをもとに横展開をする必要があると感じてます。

今後、飲食業界問わず目まぐるしく世の中が変わるのは目に見えているので、

その変化に耐える為にも、顧客との密接な繋がりは非常に重要だと捉えております。

そういった意味でのサブスクの利用するのはとても有効だと思います。

既にインターネットサービスでは主流で、そのビジネスモデルは他業種においても浸透しており様々な成功事例が存在します。

【2】飲食店のサブスク

飲食店のサブスクを見ていて個人的に思うことは、

2-1.コンテンツ
基本的に飲食に関してのみ。言い換えると単一コンテンツのみで展開。

2-2.利用内容
お店側が損しない低原価の商品や、追加課金有りきの内容(飲み放題、ドリンク系)

2-3.アップデート
内容が固定されておりアップデートされていかない。登録後に利用可能なコンテンツがどんどん増えてお得になるようなことがない。

2-4.チャーンレートを抑える仕組み
顧客は利用回数を上げないと損をする仕組み。なので、利用出来ないと顧客は損をした気持ちになる。反対に、提供側は顧客の利用回数(課金が見込まれない場合)が増えれば増えるほど利益を圧迫する。

2-5.ゴール設定
顧客の成功が抜け落ちており、顧客がサービスを利用した先の長期的なゴール設定が明確になっていない。

これらを踏まえて個人的に3つのポイントが必要だと思いました。

【Point】
・単一コンテンツ→複数コンテンツ
・形あるもの→形ないものをコンテンツに加える
・提供側の成功→顧客の成功


【3】弊社が始める予定のサブスク

3-1.リニューアル後のお店

最終章後編で詳しく説明しますが、新しく始める業態は

サステナブルな未来型ファストフード専門店です。

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顧客と我々のゴール設定はサステナブルライフの実現です。「より簡単に(Easy)、すぐに(Quick)、そして継続的に(and Continuous)」

弊社が提供する9つのコンテンツは日々アップデートされ、オンラインとオフラインから顧客をサポートします。

3-2.コンテンツについて

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利用者は全てのコンテンツを契約期間内であれば、お得に利用できます。

「オンラインでは有益な情報」
→長期的に継続が出来るように様々なコンテンツから情報発信

「オフラインでは体験」
→実店舗ではサステナブルな体験を提供

また、月額費用の一部を活動団体に寄付されます。
契約しているだけで自己ブランディングに繋がります。
顧客が一度も利用しなくても、登録しているだけで社会貢献に繋がるのでチャーンレートを抑える事が出来ます。

3-3.顧客ベネフィット

ここでは内容はざっくりと説明しますが、

「店舗内のコンテンツ」
・商品がお得に購入
・営業時間外対応(コンシェルジュ)
・スーパーで対象商品が毎日無料
「オンライン系のコンテンツ」
・動画配信
・レシピ
・情報配信
「その他コンテンツ」
・提携先の優待
・NPO団体支援

など、まずは店舗系のコンテンツから段階的に充実させていこうと思ってます。

「簡単に、すぐに、継続的に」をテーマに各コンテンツを日々アップデートさせていきます。

1000円以下(300円.500円.800円)の3段階でプランを設けて、課金システムがないシンプルな設計を予定しております。

コンテンツが多く管理や作業が大変そうに見えますが、
リニューアル後の店内は、これらの作業をスムーズに行えるように現在設計しております。

また運用しながら改善、方向展開など出てくるかと思いますので、その辺りもいつか記事に出来れば良いなと思います。