『ちょっと私の推し語らせて〜ボオス編』
※この記事にはライザのアトリエ3のネタバレが含まれます。未プレイの方はご注意ください。
私はゲーマーである。
まあ、自分で自分をゲーマーって言うのも自信過剰でアレな話だけどさ。
ニンテンドーダイレクトがあれば仕事をほっぽり出してでも視聴し、新作が出れば旦那に貢がせ、毎日寝る間も惜しんでプレイする。
そんな私が、はるか昔に初作品をプレイしてあまりの面白さに衝撃を受け、昔からずっと追い続けているシリーズがある。
それが、ガストのアトリエシリーズである。
もう25周年だって。そりゃ私も年取るはずだわ。
ついこの間、そのアトリエシリーズから最新作が発売された。
ライザのアトリエ3。
アトリエシリーズは、世界観や主人公を共通とする作品を“黄昏シリーズ“や“不思議シリーズ“と銘打ち、大体3部作程度のシリーズ構成にすることが多いのだけど。
このライザのアトリエ3は、ライザリン・シュタウトを主人公とする、秘密シリーズ3部作の最新作であり、最終作。
私は、この秘密シリーズが大好きなのだ。
このライザのアトリエ3部作は、幼馴染のライザ、レント、タオ、クラウディア。
この4人のひと夏の冒険が描かれる。
あくまでもメインキャラクターはこの4人で、毎作品、必ずプレイアブルキャラクターとして登場するし、年月を経て少しずつ成長を重ねながらも、4人の関係性はほとんど変わらない。
仲良し4人組。お互いを信頼し合う親友。
けれど、もう1人。彼らには背を預けるにふさわしい幼馴染が存在するのだ。
それが彼。ボオス・ブルネンである。
ライザのアトリエ1の頃は、幼い頃の些細な行き違いから、互いに敵対する関係として描かれていたボオスだけど、1の終盤にライザたちと“仲直り“してからは、心を許せる友人、5人目の幼馴染として、ずっと描かれてきた。
けれど、ライザたちほどの戦闘能力はなく、4人と一緒に行動する期間があっても、ボオスは後ろから見ているだけ。守られるだけ。
4人と肩を並べて冒険をすることはなかった。
いつも見送る側。送り出す側。
自分たちの住む島に危機が迫っても、親友たちが死地に向かう背中をただ見送るしか出来ない。
歯痒かっただろう。悔しかっただろう。
それはライザのアトリエ2になって舞台が王都に移っても変わることはなく、普通にメインキャラクターとして話に関わってくるのに、ボオスを操作出来ないと知って、泣いたファンがどれほどいただろうか。(一応、ライザたちの冒険についていくために、体を鍛えているとの話は2の頃から聞ける)
そして、今。
ライザのアトリエ1の冒険から、
作中の時間で4年後の今!
ついに!満を侍して!
ボオス・ブルネンがプレイアブルキャラクターに昇格したのである!
ボオスのなにが好きって。
俺様気質なところも好きだし、それでいて、1の頃からなんだかんだ、自分の弱さや出来ないコトをしっかりと認識していること。
村の有力者の息子だしライザたちとは決別しているしで、悪役として書くのならもっともっと、ゴミ野郎に書くことも出来たはずなのに(“悪が存在しない“というアトリエの不文律はおいといて)、なにも出来ない自分、(村の外で活躍を重ねるライザたちよりも)成長出来ていない自分、を弱さとしてキッチリ書いているところがもう好き。
そんな弱いところから目を逸らしたっていいのに、王都でレントと修行に励んだり、村の外でタオと一緒に村のためになることを学ぼうとしたり、有力者の息子として、こんな真っ当な成長するキャラクターいる?ってくらい、努力を重ねちゃう。
私は努力は才能だと思っているので、ボオスみたいに真正面から努力をするキャラクターがすごい好きなんだ、もう。
その努力の甲斐あって、ついにボオスは最新作でライザたちとの冒険を果たすことになるのだけど、ずっとボオス抜きの4人で冒険を続けてきたわけだし(ひと夏とは言え)、冒険の途中で仲間になる現地のキャラクターとは立ち位置が違うわけだから(なんといっても幼馴染)、なんとなくのけものになったりとか、輪に入れなかったらどうしよう、ってプレイする前は考えてたんだけど、そんなことなかった。
もう、このボオスの立ち位置というか、描き方が絶妙で、会話の中心にいたり、時には一歩引いた場所からものを見ていたり、このバランス感覚がめちゃくちゃ良いんだよ、このゲーム。
このバランスが最高に素晴らしい場所を渡っているおかげで、ボオスが仲間に加わったあとも疎外感なんか一切ないし、かといって安直に昔からずっと仲間だったよ感を出しているわけでもなく、上手く説明出来ないけど本当に絶妙なの、コレ。
私はボオスが好きでライザのアトリエ3を購入したので、もうこの画像を見られただけでお腹いっぱいだし胸が温かくなりました。(語彙力)
プレイ時間は既に50時間越えてるけど、実はまだ中盤で。今作からの新しいキャラもまだ2人しか仲間になってません。
ライザたちの冒険がどんな風に終わりを迎えるのか、マジで楽しみで仕方ない。
もう際限なく語りそうなので、最後に、私が大好きなボオスのワンシーンでお別れしましょう。
ではまた。次の『推し語り』で。
もしもサポートをいただけたら。 旦那(´・ω・`)のおかず🍖が1品増えるか、母(。・ω・。)のおやつ🍫がひとつ増えるか、嫁( ゚д゚)のプリン🍮が冷蔵庫に1個増えます。たぶん。