M#5 華原朋美「keep yourself alive」

1996年の今頃に発売された華原朋美の「keep yourself alive」。
この少し後に「I BELIEVE」が発売されて、そちらはミリオンセラーの大ヒットとなったため
私の周囲では「keep yourself alive」はちょっと影が薄い存在でした。

年が明けて発売される「I’m proud」もミリオンとなり
アルバムもバカ売れし、「朋ちゃん」は当時の中高生の多くが知る存在となりました。

で、このデビュー曲ですが……
カッコイイと当時の私は思ってました。
「I BELIEVE」「I’m proud」もいいですが、「keep yourself alive」のほうが好きです。

当時の私はPVも近未来っぽくて好きでした。
二十世紀の終わり、こういう近未来っぽさのある映像が私は好きでした。
小室哲哉もかっこいいですね。
朋ちゃんのメイクと髪型は……たぶん当時流行ってたジャンルなんでしょう(あまりわかってない)


安室奈美恵も「a walk in the park」のときお団子みたいな頭してましたが
あれはTLCの影響なんだったかな(うろ覚え)。

コギャル世代の代表格が安室奈美恵だったわけですが
朋ちゃんの人気も凄かったです。
当時の女子高生たちがみんなカラオケで歌ってたような気がします。

歌詞の内容は、今回もよくわからないですw
そもそもタイトルもどう訳すのが適切かわからないですが、
小室独特センスの英語だったわけではなく、QUEENにも同じタイトルがあるそうなので、
きっといい訳があるんでしょう。

前回書いた鈴木あみの「alone in my room」でも歌詞がわけわからないと書きましたが、

あれは等身大の十代の感情の揺れや曖昧さが描かれてるわけですが
こっちは自己の解放とでもいうような突き進む感じが見えてくるような気がします。
新しい時代のカリスマとして登場……してくる前奏曲って感じがします。

ただ、それがどこに向かうのかはわからないから
必ずどこかに辿り着きたくてーと未来への曖昧さもあらわされてるわけですね
目標をしっかり持てと大人は言う分けですが、曖昧なままでも守りに入る必要なんてなくて、何も怖がらず突っ込んでいくのも若さがあればできるわけです。

法律も規則も若さには勝てないわけですね(意味不明w)

よくよく読んでくとこの頃の小室哲哉の歌詞の世界も深い。

シングルの終わり方も印象深くて、
うまく書けないのですが、最後にもう1回サビがくるような盛り上がりを感じさせておきながら
アウトロに入って消えていく……って感じがして
え、もう一回来ないの?となんていうか肩透かし感がありました。

でもここからが始まりで、実際にどんどん突き進んでいったのだから
もう1つ大きな盛り上がりは次の楽曲以降ってことでよかったのかもしれません。



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