一日目,舌打ちで全身鳥肌


6時に起きた。時差なのかこんなに早く起きれるとは。このとき思ったのは俺は硬いベッドの方が起きれる。しかし充電がないためまた寝る。8時に起きる。
とりあえず行く先決めようと思って、適当にタージマハルに決めて、ホテルを出た。

右も左も分からないところに飛び込む。
インドの車は平気で追突しそうな勢いでくる。譲る気持ちなどない。最初は「マジで頭おかしいなこいつら」って思った。もちろん横断歩道なんてほぼない。信号も壊れてたりするほどだ。轢かれる覚悟で道路に飛び込む。大丈夫、惹かれることはない。

少し歩くとトゥクトゥクが来た。いかにも怪しいおっちゃんだがこいつに乗ってみるかと。自分の行く場所を伝えて値段を交渉する。相場がわからなかったので、それっぽく安くして乗った。ホテルから30分行くと到着。そこはタージマハルホテル。
「タージマハルと言ったやろ!」

でも近くにインド門があった。これは良いと思っておっちゃんにさいならして歩いてインド門へ。


インド門へ着くと写真を撮ってくる若い兄ちゃんにめっちゃ会う。写真撮らないかと言ってきたり、何も言わずに撮ってくる。携帯と繋げようって言ってきたから、俺は避けまくった。少し写真見たけど、結構良い写真で今思えば少し後悔。その後入口を探していると、「無料では入れない」って言われた。どうせ嘘だろうと思って振り切って塀の近くを歩くと入口を発見。やっぱり。そしてぶっ壊れてるのか意味のないゲートを超えて門に入る。門の周りの芝生の場所はめちゃくちゃ綺麗でのどかだった。小学生くらいの子供たちが校外学習をしている。

カメラを向けると手を振ってくれる。みんな可愛い。子供は好きだと改めて思った。少しブラブラして門を出た。

今度こそタージマハルに行くぞと思ってたらまたトゥクトゥクが現れる。こいつら歩いてたら5秒くらいで来る。そいつに乗っていく。また値段交渉。途中いいレストランとか店教えるからアドレス教えてくれと言われたが、もちろん断った。ちょっとビビりまくってたな。そしてようやくついたが、全く見当たらない。確認のため、Googleマップをよく見ると写真の項目にはタージマハルもあるが、変な男の写真が何枚もあった。おそらくフェイクだった。ふざけんな、自分の無知とGoogleマップにイラついた。そしてもう一回調べると、タージマハルはアグラにあってここから車で3時間。
(インドに行くならタージマハルがアグラにあることは知ってて当たり前かもしれない笑)

時間もあるしトゥクトゥクで行くと、高速道路があるため行けないという。歩いてるおばさんに聞くと、タクシーか電車のみだと言われた。だから駅に向かった。駅内でコーラを買って飲んだ。開け口が汚れている。できるだけ拭いてあとは我慢して飲んだ。まあまあや。でも結局乗り場わからなくて聞いても聞き取れない英語力なので、駅を出てしまった。残念。

外はクソ熱い。時間もないので、とりあえず近くの観光スポットに歩いて行った。そこでもまた写真撮りの兄さんたち。歩いてたら後についてくる。俺が断りまくると、5人のうちの1人が舌打ちをしてきた。ビビって全身に鳥肌が立つ。全身に立ったのはじめて。でも襲う様子はなかったので、スタスタと逃げるように歩いて行った。
そして若干建設途中の建物へ。そこには貧しそうな子供が3人。


笑っていても目の奥に何かを感じる。自分の裕福さとインドでの貧富の差を痛感した。この子供達に何の違いがあるのだろうか。学校にも行けず、勉強もできずに親の仕事を継ぐのであろう子達。何もできない自分。そして出口へ出ると、そこら辺に咲いてそうな花を売る5、6歳くらいの女の子もいる。自分でお金を稼がないといけないわけだ。申し訳なかったが、このあと何があるのかわからなかったので、お金を渡すことはできなかった。すまん。

そして歩くと、ネットにつなげなくなる。めちゃくちゃ落胆。しかしこれでは帰れない。歩くとモノを売る人や子が何人も近づいてくる。その人たちを振り切ってまたトゥクトゥクのおっさんたち。見るからに悪そうで仲間と不気味に笑ってる。その人の携帯からホテルを調べて値段交渉をしたが、一向に決まらない。どうやら値段が安すぎるらしい。近くの5人ぐらいに聞いたが、段々自分のホテルの場所を教えてるようで怖くなり、次の若い兄ちゃんにできる限り安く交渉を済ませて、ホテルに帰った。

途中信号で待っていると、横から肩を叩かれる。びっくりしすぎてとんでもないリアクションをした。(だって日本じゃ普通道路で車の中にいて外から叩かれないから)
目の前には女、というよりおばさん。服で覆われているが、まるで妊娠してるのかというような腹のデカさ。どうやら金を要求している。インドでこのようなことがあることは知っていたが、いざ目の前にすると襲われそうな恐怖と驚きに満ちていた。sorry!I can't!を連発した。信号が変わりまた動き出す。これは驚き怖い経験だった。いやめっちゃ怖い。

ようやくホテルに到着。喉が渇いたので、ホテルにあるバーで缶のコーラを頼んだ。メニューも見ずに頼んでしまったため、会計で400ルピー。日本円で460円くらい。350ml缶コーラが460円なの!?
こんなの見たことない!って言うとなんか不気味に笑ってる。
え、バカにししてる??
今思えばメニュー表とかを見せてもらうべきだった。

そのあと部屋で少し休んで夕食を食べようと思った。初日でかなり疲労していたため、安全面も考慮してホテルで食べようと思った。メニューをもらってびっくり、安い方でもカレーが995ルピー。(日本円で1729円)それにナンもつけたので1500ルピー。めちゃくちゃたけぇ。

そして料理が到着。香辛料の効いたじゃがいもカレーみたいな感じ。食べてみると結構美味しかった。少し辛いがスパイスを感じる。香辛料だ。ナンはピザ生地に似た薄めのモチモチとパリパリの間くらいの感じ。ナンはめちゃくちゃ美味しかった。おかわりしたかったけど値段にビビってやめた。
たべおわるとへやでダラダラして寝た。


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