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ワクチン後遺症の漢方治療

ワクチン後遺症と一言で言っても様々な症状が見られます。

漢方の考え方では、食欲低下や倦怠感は脾虚(ひきょ)と言い、元気を作り出す元の脾の働きが低下しているために起きると考えられます。

脱毛やブレインフォグは体中にエネルギーを運ぶ血(けつ)が不足している血虚(けっきょ)ために生じると考えられます。

そして、コロナ後遺症にもあった味覚や嗅覚の障害は、味覚・嗅覚を感じる神経の異常ですので、炎症を起こした周囲の血流(瘀血・おけつ)の改善や浮腫・水毒(すいどく)を軽減が重要と考えられます。

脾虚の代表的な処方は、補中益気湯(ホチュウエッキトウ)や六君子湯。
血虚は四物湯を含む十全大補湯や人参養栄湯など、
血流や浮腫を改善する処方は、当帰芍薬散などがあります。

尚、後遺症の治療薬として度々登場する「補中益気湯」は病気に対する抵抗力を高める薬です。本来は倦怠感や慢性疲労など身体の様々な不調に対して使用されます。コロナやワクチン後遺症も補中益気湯などの漢方により身体を元気に丈夫にさせることで、改善できる可能性があると思われます。

補中益気湯の成分は以下の通りです。
ニンジン・ビャクジュツ・オウギ・トウキ・タイソウ・サイコ・チンピ・カンゾウ・ショウキョウ・ショウマ等

漢方薬の服用は食前か食間であることが一般的です。食前とは、食事をする30分前のことを指し、食間は食事をしてから2~3時間後のことを指します。漢方は種類によって服用法が異なるため、服用前に医師や薬剤師から十分に説明を受け、用法・用量の記載を確かめて服用するようにしましょう。

こちら、コロナ・ワクチン後遺症クリニックです。イベルメクチンや漢方もを取り扱っているようです。ご参考まで


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