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中学校教師 #3 教え、考えさせる授業


4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照

https://note.com/vast_swan335/n/n94f3001c0e89

今週は、全国学力学習状況調査等の諸調査、授業参観&総会があり、毎日が週末…という疲労感で、なんとか一週間を終えました。


なるべく教えない

数学の授業です。
3年生は、「式の計算」の章として、乗法公式を学習しました。
4つの公式を理解する上で、少し挑戦を。

公式1:(x+a)(x+b)を基本の形として、説明しました。
①展開するとどうなるか
②図で表現するとどうか
③つまり公式として何になるか
④具体的な数を入れ、公式を活用するとどうなるか

この基本を生かし、残り3つの公式については自分たちで理解するようにと伝えました。
公式2:(x+a)(x+a) 和の平方
公式3:(x-a)(x-a) 差の平方
公式4:(x+a)(x-a) 和と差の積

公式2や4については教科書に図も掲載されているため、生徒はこれらを参考にノートに論理的に記述できるように進めます。
しかし、公式3でつまずいていました。
(x-a)を図に表現するには…?
参考になる図は教科書に掲載されていません。

我慢。
教えることを我慢。
すると、生徒は相談をしたり、ノートに図を描いたりします。
思考を整頓するような声を掛け、いざ生徒が黒板に公式や図を描いて説明。
始めはあまりわかっていない状況ですが、ここでも我慢。
とにかく我慢。
できるだけ教えることをやめています。
すると、生徒が考え、学びます。
このようにして得た知識の方が定着するはず。

「教える」「考えさせる」
このバランスを上手に使い分けることができるようにしていきたいです。


小学校とは違う多忙感の理由

本校では、5月に宿泊学習が行われます。
行事まで1か月を切る準備期間、いろいろなことが大詰めです。

小学校では、秋に宿泊学習が行われることが多いため、夏休み前に行程を決定し、夏休み中に下見、2学期から事前準備の授業…。という流れが多かったため、ギャップに戸惑う。
なおかつ、1年生のうちから研修場所が決まり(予約)、班ごとの研修計画も進んでいる状態で引き継いだので、さらに戸惑っています。

・研修に関する調整、連絡
・生徒の健康状態の把握、対応策検討
・おたより作成、学年懇談会で説明
・研修のしおりの作成

本当にやることが多い!
年度初めのいろいろな業務に加えて、宿泊行事の準備となるので、多忙感がすごいことになっています。
そして、中学校って基本は教師も持ち上がりなのかな?とも思いました。
今年度は、学年主任も私も飛び入りという状態なので、引き継ぎの部分で苦戦しています。

忙しいけど、子どものがんばりもよく見えます。
努力を褒めて、がんばりを認めて、働いた姿に感謝を伝えることを続けることで、子どもたちとの信頼関係を築いていきたいです。

授業の関係で、自分の学級で朝・給食・昼休み・帰りだけしか過ごさないこともあります。
中学校では、担任としてどのように学級の子どもたちに関わっているのかということはすごく気になっています。
誰か教えてーーー。


来週は、研修に家庭訪問。
忙しさのピークを迎えそうです。
ゴールデンウイークが近づいていることを励みに、落ち着いて実践を続けたいです。


【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】


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