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これからの校内研修・研究のあり方②

ランニングが捗る。
2024年の走行距離、すでに100kmを越えました。
新しいランニングシューズが強い味方。

研修について考える会です。



今回は、前回の続きです。

私の研修遍歴


表にまとめてみましたー!

じゃん!!

ほとんど毎年、全体研修で授業公開をしています。


研修遍歴から考えたことを言語化してみます。

授業公開の苦労とは?

若手の頃は、授業者になることが苦痛でした。教科を決め、内容を決め、指導案を書き、(何度も何度も指導が入り、訂正し)、当日に合わせて事前の授業を進め、当日使用するワークシートや教材を準備して、とてつもない緊張の中授業を進め、事後研修ではいろいろ言われる…
これが当たり前だと思っていましたが、全ての先生がこの苦行に耐えることができるわけではありません。

しかし、苦労の中で勉強になったと感じることも多いです。
・指導案の書き方
・学習課題の設定
・主発問の仕方(追発問や切り返しも)
・授業の評価
・ワークシートの種類や大きさ、タイミング

これは研修を通して気づいたこと、先輩方の指導によって教わったことでもあります。

成長を感じたこと

全体を通してターニングポイントがいくつかありました。

4年目・外国語活動:学級経営の大切さ
外国語でコミュニケーションを図るからこそ、日頃の人間関係が大事。一方で、授業を通して好ましい人間関係を築くことができるという可能性も感じた

5年目・算数:単元計画の重要さと面白さ
本時に至るまでの過程、本時以降の授業を考え、単元全体を魅力的な学習として設定。1年生が学びの必要性を感じながら単元に臨めた。

8年目・国語:教材研究のポイント、子どもを見取るポイント
苦手な国語の教材研究が面白い。子どもとの対話から、学びが深まるポイントを見つけて切り返す技術が高まった。

9年目・外国語:学習を授業だけに留めない
先生方、他のクラスの児童も巻き込むような授業の展開に。本時の学び以降も学習を楽しむ姿が見られた。

11年目・社会:自作教材の可能性
必要な資料を集め、教科書でもない、資料集でもない自作の資料を作成して授業を進めた。将来を見据え、広い視点で考えることができる授業を狙った。

13年目:自分だけの成長ではない研修
周囲の先生を巻き込むように実践。どんどん提案し、可能性を示した。
教材研究、教科横断的な学び、タブレット・ICTの活用。チャレンジの範囲が広がった。


授業者になったら考えること

若手の頃は、かなり保守的な授業を公開していた。
指導案通りの考えや意見が出るような課題の提示、支援の仕方をしていた。

今は…保守的な授業はしない。
「提案」を意識して授業を公開することを心がけている。

・単元構想
・課題設定
・学習形態
・ワークシート
・ICTの活用
・本時の学びがどのようにつながり、発展していくか

うまくいくような構想を立てて指導案は作成するが、提案の気持ちを込めて作っている。



「自由=やらない」ではない

できるだけ毎年、全体研修で授業公開をするように心がけていた。
しかし、そうでない年もある。
気持ちは軽やかだ。
プレッシャーはない。

だからこそ、その時の自分の在り方が問われている。

自分で情報を手に入れて、試行錯誤をして、自分なりの提案授業に挑戦する。
資料を作り、周囲の先生に声を掛けて、挑戦を見せる。
そして、「どうでした?」と感想を求め、さらにブラッシュアップする。

おそらく、今後もそのような私でいるだろう。

つまり、全体研修がなくても、研究を進めていなくても、私は個人的に挑戦を続ける。
他にもこのような思いの先生はいるだろう。

一旦、研究主題や授業研修をやめてみたらどうだろう。
そこで、挑戦していることこそ、本物の研究なのではないだろうか。



またまた長くなりそうなので、今回はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
さらに次回に続きます。
次回は、全体研修で見せていただいた授業で印象に残る授業や場面を振り返ってみようと思います。


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