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中学校教師 #7 定期考査から見える改善点


4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照

https://note.com/vast_swan335/n/n94f3001c0e89

今週は、定期考査(5教科)がありました。
テストに向けて、生徒に学習計画表を書かせたり、部活が休みになったりと、いつもとは違う一週間でした。

テスト直前の授業

数学の授業です。
テスト直前のため、小テストをやったり、問題集の問題を解いて復習したりした授業でした。
これまでの授業は、新しい課題に取り組み、新しい概念を獲得したり解き方を確認したりする授業が多かったです。
個人で思考、小グループで話し合いながら活動する授業が多かったです。
どんな課題をやっているかが分かるので、教師としては進めやすい授業でした。

テスト直前は、自由に学習できる時間を確保しました。
問題集OK、小テストの振り返りOK、章末レポート作成もOK。
一人で取り組む生徒も、席を移動して相談しながら取り組む生徒もいました。
自由度が高い分、子どもたちもいつも以上に学習にのめりこんでいるように感じました。
特に、3年生。受験を意識しているからか…
もちろん、質問があれば応え、子どもの実力より少し高い問題を出しながら練習をするなど、個別対応も充実していました。

しかし、「この状態って塾と似ているのか?」とも感じました。

普段の授業の質も高めたい。
①何をやっているか分かりやすい課題提示
②まず個人で解決させたい。
 ICT等を活用してヒントカードや思考を促す支援をする
③小グループを活用する前のwarm-upを大切に
 だらだら話さないように。①と②が充実すればよい

2章の授業でまた挑戦してみます。

部活なしってこんなに楽なの?!

テスト前なので、部活が休みでした。
先週は宿泊行事が続いたため、約2週間も部活動がなかったです。
生徒はこちらの勤務時間内に下校します。
放課後、学年部の先生と話をする余裕もありました。

改めて、中学校勤務の闇を考えました。
部活ありき
勤務時間外の指導ありきで学校が成り立っています。
どう考えても理解できません。
なぜ、教師がここまで働かないといけないのか。
もっと大事な「学習」のための時間を割いてまでもやることなのか。

現在、教師の働き方についていろいろと議論されていますが、部活動はその中心にある問題です。
できるだけ早く、地域の活動へと移行していただきたい。
・教師の働き方の問題
・少子化(存続不可能なスポーツ等もある。)
・予算や人材の確保(地域格差が大きいと感じます。)

考えるべきことが多いです。
現場は限界に近い状態で運営しています。
力を持っている方、その力を上手に活用して、話を進めていただきたい。
早急に。


2章の学習が始まります。
学校としては1学期末、中体連、2学期の行事を見据える段階です。
とりあえず、この2か月のがんばりを評価し、元気よく1学期末を迎えるように日々精進です。


【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】


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