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はたらくたぬきち|問わず語り
2023年3月5日 23:40
ラビのお父さんは発明家でした。今もラビの家にはお父さんが作った発明品が残っています。でもどれも変なものばかり。 お父さんが亡くなってから、ラビは友だちと遊ぶのがおっくうになっていました。今は、お父さんの残した発明品に囲まれて1人でのんびり暮らしています。 ラビは自分は発明家ではありませんが、色んな商売を思いつく天才だと考えていました。毎日新しい商売について頭を巡らせています。 つい先
2023年5月1日 23:46
心は心臓のあたりにあると思いますか?でも、心臓とはちがうものです。頭が心なんだと言う人もいますが、頭ともちがうものです。心はからだの中のどこかにあるようで、体から飛び出してうーんと遠くまで飛んでいくような時もあるのです。目に見えない心は、どこにもないようでいて、そっこらじゅうにあふれています。あなたが心を小さく小さくしてしまうと、あなたの心は体のどこかにかくれてしまって、だれにもみえ
2023年3月5日 21:03
学校が終わって、家に帰ると玄関に封筒が置いてあった。封筒には、漢字でも英語でも無いような見たこともない言葉。どちらかと言うと記号みたいなものが書かれている。これなんだろう。だれのだろう。兄ちゃんのだったら開けたら絶対に怒られるけど、どうしても僕は開けたくなった。それに記号は何を書いてあるのか分からないはずなのに、なんだか僕宛ての手紙のような気がして仕方ない。怒られたっていいや。開け
2023年3月5日 21:00
①工場での仕事を終え、ボクはいつもの時間に、いつもの夕ご飯を食べていた。いちいち考えることはめんどうだし、毎日同じものを食べてもちっともあきない。これがボクのいいところだ。誰にもじまんできないけど。チリンチリン②めったになることのないドアのベルがなった。「ラビンさんいますか。お届けものです。」届け物は田舎の母さんからだ。「そうか。今日はボクの誕生日だった。」中には手紙とカギのかか