嫌なことをしてまで生きたいと思えない

私は嫌なことをしてまで生きたいと思えません。


そういうと楽しいことだけやって生きられるほど人生は甘くないと言われるのは容易に想像ができます。


ですがその意見は生きることが前提の考え方でしょう。楽しいことだけやって生きられるほど人生は甘くない。だから、ある程度は嫌なことも受け入れて生きていこうとつながるわけです。


そんな意見を耳にすると「そうじゃない」と思ってしまいます。
楽しいことだけやって生きられるわけがないことは重々承知しています。
かといって嫌なことをしてまで生きるということに魅力を感じないのです。
嫌な思いをするくらいなら死んだほうがましだと思うのです。


俯瞰して考えれば、死んだほうがましという気持ちは生物として自分の身を守るために表れる反応であり、本能的には生きようとしていると言えるのかもしれません。ですがそれを理由に「嫌な思いをするくらいなら死んだほうがまし」という気持ちを否定するのはおかしいと私は思います。


人間の生物学的本能的な側面について理解し受け入れることは大事です。
ただそれがすべてになってはいけないと思うのです。
表層とはいえ意識や気持ちも私を構成している一部なのですから。


だから、私は今後も嫌なことをしてまで生きたいと思えないと思い続けるでしょう。変に抗わずどっぷりと浸かりたいです。

自分を大切にするって案外こういうことなのかもしれません。


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