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久々の新宿で、収穫さまざま

今日は所用で新宿に出向きました。酷暑のため家に引きこもりがちなので、都内に出かけること自体、結構久しぶりです。


今日の収穫 その1

新宿中村屋ビルの3階にある「中村屋サロン美術館」を初訪問しました。
新宿中村屋にゆかりのある芸術家たちの作品を中心に、所蔵作品を紹介するコレクション展が行われています。
中村屋裏のアトリエで創作活動を行っていた中村彝、柳敬助などの絵画や、荻原守衛らの彫刻等の美術品のほか、中村屋の商品のパッケージ原画なども展示されていました。
小さなスペースながら、ちらほら目を惹かれる作品があります。
特に印象に残ったのは次の2点。

鶴田吾郎「盲目のエロシェンコ」

ウクライナ出身の盲目の詩人ワシリー・エロシェンコ氏をモデルに、親友の中村彝と競作して描いた作品です。小さな画像を拡大したもので、ぼやけてしまって申し訳ありません。
思わず立ち止まって見入ってしまうような、何とも形容し難い雰囲気のある風貌を丁寧に捉えた一枚です。

中村不折「根津神社の唐門」

水彩の特色が生きる繊細なタッチで、根津神社の赤い門が描かれています。


今日の収穫 その2 

とあるきっかけで、「保守」と「革新」各々の根本的なありようについて、長年心に引っかかっていた疑問がふいに解けた気がしました。
うっかりすると筆が滑りそうなので、雑駁ながら端的に書くと、次のような考えに至った次第です。

「保守」とは、「持てる者が既得権益を守り、新たな利権に群がる」こと。必ずしも伝統とか歴史を重んじているわけではない。
「革新」とは、「持たざる者が持てる者に、とにかく嚙みつく」こと。
必ずしも現状の変革を志しているわけではない。
どちらも旧弊な「ボーイズクラブ」体質を引きずっていて、面子とプライドが何より大事。

道理で「国民の平穏で幸せな暮らし」が置いてけぼりになるわけです…
(政治家の人たち全員が上記の状態というわけではないでしょうが)


今日の収穫 その3

ランチは、伊勢丹新宿店4階にある「ル サロン ジャック・ボリー」にてキッシュを頂きました。
これがまあ、お高いだけあって
旨味たっぷりのベーコンがしっかり入ったフルフルの卵といい
バターの香り豊かなサックサクのパイ生地といい
お皿まで熱々で供されるサービスといい
絶品でした。


そんなわけで、様々な収穫のあった一日でした。


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