コツコツ

急性期病院に17年勤務の作業療法士。 急性期と在宅の現場で日々治療を行っています。 勉…

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急性期病院に17年勤務の作業療法士。 急性期と在宅の現場で日々治療を行っています。 勉強したことや経験したことを専門用語などを極力使わずに、 誰にでもわかるように綴っていきたいと思います。 病気を完全に避けることはできませんが、少しでも遠ざけることができれば良いなと思っています。

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自己紹介と目指すところ

はじめまして、こつこつです。 私は、急性期病院と地域(訪問)で働いている17年目の作業療法士です。 趣味はDYI、運動(ロードバイク、筋トレ、登山)、料理などです。 私の仕事上、病気になった方々に接しており十人十色です。 病気になるとどうなると思いますか? 病気の種類にもよりますが、 元気がなくなり、寝込んでしまったり、 食事が摂れなくなったり、入院したり、障害を負ったり、 職を失う=収入がなくなる、収入が減るなどが考えられます。 家族、子供がいることなども考えると、病気に

    • 肌と髪の美しさを保つための実践的なケアガイド

      のんにちは、こんばんは、コツコツです。 本日は肌や髪のトラブル対策についてです。 【肌や髪のトラブル予防】 適切な洗顔とスキンケア: 洗顔後すぐに化粧水やミストなどを肌全体にはたき、 その後に乳液や美容液をなじませ、 最後にクリームやオイルでうるおいを閉じ込めます。 保湿ケア: 肌の保湿は、起床後や化粧直し時の軽い保湿、 メイク前や風呂上りの入念な保湿など、 メリハリをつけて1日1〜4回程度行います。 生活習慣の見直し: 食事や睡眠、運動などの生活習慣も肌や髪の健康

      • 乾燥の影響:湿度低下が引き起こす身体への悪影響

        こんにちは、こんばんは、コツコツです。 新年早々大変なことが起きてしまいました。 被災された方々、事故にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。 2024年の最初は乾燥についてです。 乾燥は身体に様々な影響を及ぼします。 【身体の防御機能の低下】 口や鼻などの粘膜が乾燥すると、身体の防御機能が低下します。 これにより、感染症の原因である病原菌やウイルスが体内に 入りやすくなります。 特に、湿度が40%以下になると、ウイルスが空気中を浮遊しやすくなり、 感染症にかかりや

        • 心地よい入浴のための8つのポイント:血圧や環境に気を付けよう

          こんにちは、こんばんは、コツコツです 今回も入浴についてですが、その方法のまとめと+α です。 入浴をする時は、家族や周囲の人が声掛けをするといいでしょう。 「○○分経ったら見に来てね」などとしておくと、 入浴中に事故が発生した場合に発見が遅れないと思います。 血圧を下げる薬を入浴前後に飲むのをやめる。 体調が悪い時、飲酒後や食直後、安定剤服用後の入浴は避ける。 浴室内に手すりを付けたり、 滑りにくいような工夫をするといいでしょう。 冬季は脱衣所の暖房を行い、寒くな

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          心臓にやさしい入浴法:静水圧からくるリスクと半身浴の効果

          こんにちは、こんばんは、コツコツです。 今回も事故の引き金とその対策の話をさせて頂きたいと思います。 今日は静水圧についてです。 静水圧 静水圧という言葉は聞きなれないですね。 ワタシも今の仕事に就くまでは知りませんでした。 静水圧とは、入浴中の身体にかかるお湯の圧力です。 入浴中はお湯の重さを感じることはないかと思いますが、 お湯を袋に入れて持ってみると重いと思います。 その重さが常に身体にかかっているわけです。 プールでも同じことが言えます。 静水圧によって静脈

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          冬の入浴事故回避!温度に着目した対策と温水浴槽の適温

          こんにちは、こんばんは、コツコツです。 クリスマスイブですね。どうお過ごしでしょうか? ワタシはもちろん仕事です。 今回も事故の引き金とその対策の話をさせて頂きたいと思います。 今日は温度についてです。 温度 ここでいう温度は気温やお風呂の温度にあたると思います。 入浴の場合、脱衣所で服を脱ぎます。そして、浴室に入り、 浴槽に浸かり、出て、脱衣所で服を着ます。 通常冬季であれば服を脱ぐことで寒さを感じ、 多少は歯を食いしばったり、身震いするかと思います。 脱衣所

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          安心して入浴するためのポイント:転倒と脱水のリスクと対策

          こんにちは、こんばんは、コツコツです。 前回は入浴に関する事故の話をさせて頂きました。 何回かに分けて事故の引き金とその対策の話をさせて頂きたいと思います。 転倒 冬季だから脱衣所で転ぶようなことはないと思いますが、 筋力の低下などにより片足立ちでのバランスが悪くなると、 下衣(パンツやズボンなど)の着脱の際に転倒するリスクが常にあります。 また浴室内では床が濡れていて滑りやすくなっていたり、 浴槽内も同様に滑る可能性もあり、それが転倒につながることもあります。転倒を

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          住宅環境が鍵!冷えからくる入浴事故を防ごう

          こんにちは、こんばんは、コツコツです。 暖かい日もありますが、朝晩はそれなりに冷えます。 寒くなると、注意したいのがお風呂です。 寒い時期はお風呂での事故が増えてきます。 入浴中の事故が多い特徴 時期:11月から3月 時間帯:18時から深夜1時 場所:寒冷地     住居形態:戸建住宅 湯温:42度以上 以上が挙げられるようです。 場所の寒冷地とは比較的あいまいな表現ではあると思います。 以上の結果を踏まえると、北海道,青森県であっても溺死率が 低いというのは「寒冷

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          サウナ入浴法:循環器疾患患者向けのガイド

          こんばんは、コツコツです。 サウナに関する記事を書いたきっかけは循環器疾患の患者さんに 「サウナに入っても大丈夫?」と聞かれたからです。 前回は一般的な入り方についての説明をしましたが、 今回は、病気になった場合、特に循環器疾患にかかった際の サウナの入り方についてまとめてみたいと思います。 いつもはA4 1枚程度の文字数にし、専門用語を避けていましたが、 この限りではありません。 治療としてサウナに入る際の適応と禁忌 鄭忠和先生が提案するサウナの入り方 一般的にはサウ

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          サウナの文化と使い方 

          サウナの文化と世界の異なるサウナ文化 サウナは世界各地に広がる文化があり、 地域ごとに異なる特徴を持っています。 フィンランド、ロシア、日本の代表的なサウナ文化を以下に紹介します。 フィンランドのサウナ文化 フィンランドでは、サウナは家庭や公共施設に広く普及している。 週末や特別な日に家族や友人と集まり、 サウナを楽しむ習慣が根付いている。 サウナはフィンランドの文化や社交の一部であり、 重要なイベントや祝祭の際にも利用される。 フィンランドでは、サウナで裸で入浴す

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          湿度から蒸気まで:サウナの種々な効果がもたらす美容への恩恵

          こんばんは、コツコツです。 サウナについて2回目です。 今日は「 サウナの正しい利用方法と注意点」をお伝えする予定でしたが、 少し変更します。 サウナの種類と特徴 サウナには、様々な種類が存在します。 伝統的なフィンランド式サウナ 木材を使った高温の乾燥サウナです。 フィンランドでは、サウナは文化的な重要性が高く、 多くの家庭に設置されています。 サウナは、一般的に20〜30分のサイクルで入浴し、 その後に水風呂やシャワーで身体を冷やすことが一般的です。 インフラレッド

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          熱気あふれる世界:サウナの効果と異なる文化の魅力

          こんばんは、こつこつです。 突然ですが何回かに分けてサウナについての話をしようと思います。 先日循環器疾患の患者さんから 「サウナに入っても大丈夫?」と聞かれました。 サウナに入ったことがないワタシは回答に困ったので、 答える前に調べることにしました。 サウナとは何か? サウナは、フィンランドを発祥とする伝統的な健康法であり、 体を温めることによって様々な健康効果をもたらす施設です。 サウナの起源は古代に遡り、 寒冷な気候に暮らす人々が身体を温めるために利用していまし

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