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乾燥の影響:湿度低下が引き起こす身体への悪影響

こんにちは、こんばんは、コツコツです。
新年早々大変なことが起きてしまいました。
被災された方々、事故にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

2024年の最初は乾燥についてです。

乾燥は身体に様々な影響を及ぼします。

【身体の防御機能の低下
口や鼻などの粘膜が乾燥すると、身体の防御機能が低下します。
これにより、感染症の原因である病原菌やウイルスが体内に
入りやすくなります。
特に、湿度が40%以下になると、ウイルスが空気中を浮遊しやすくなり、
感染症にかかりやすくなると言われています。
コロナウイルスやインフルエンザウイルスが良い例だと思います。
乾燥による身体の防御機能低下は
主に以下のようなメカニズムで起こります。

粘膜の乾燥
口や鼻などの粘膜が乾燥すると、身体の防御機能が低下します。
これは、粘膜がウイルスや病原体から身体を守るバリアの役割を
果たしているためです。
粘液線毛輸送機能の低下
粘膜の表面には「線毛」という細い毛があり、
これがウイルスなどの異物をキャッチし、
体外へ排出する役割を果たしています。
しかし、空気が乾燥していたり、体内の水分が不足している状態では、
粘液が少なくなるので、十分に線毛が活動できず異物を
排出することが出来なくなってしまいます。
 
【脱水症状を引き起こしやすくする
乾燥した室内で過ごすと、皮膚や粘膜からの水分蒸発が進み、
水分が奪われやすい状態になります。
特に、冬は夏に比べて喉の渇きを感じづらく、
無自覚のまま脱水症状が進んでしまう可能性があります。
体の中の水分が1%失われると喉の渇きを感じ、2%以上が失われると、
脱水症状によるめまいなどが起きると言われています。
 
【肌や髪のトラブル
空気が乾燥すると、肌や髪のトラブルも増えます。
肌の水分量が10%以下になると、
肌が荒れたり痒みが起こったりする可能性があります。
また、髪の毛も乾燥によってダメージを受けやすくなります。
 
これらの影響を防ぐためには、
室内の湿度を適切に管理することが重要です。

人間が快適に生活する湿度は「40〜60%」とされています。
また、加湿器を使用する際には、部屋の中心に置く、就寝時には止める、
タンクの水は毎日換えるなどの注意点があります。
さらに、マスクをつける、濡れたタオルや洗濯物を室内に干す、
コップに水を入れておくなどの手軽な乾燥対策も効果的です。
これらの対策を通じて、
乾燥から生じる身体への影響を最小限に抑えることができます。

次回は肌や髪のトラブル対策についてです。

体調を維持するため、病気にならないようにするため、
体調の変化を感じたとき、異常が見つかったとき、何をしますか?
それが健康のための選択です。
 
最後までありがとうございました。
それではまた。


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