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発信してフィードバックを受けることが発達障害を克服する道

こんにちはSt.Mです。前回・前々回記事で自分のトラウマを話しましたが、その経験を通して学んだことは「多くの発達障害者は物事を正しく認知できない」ことです。健常者と呼ばれる人であっても「正しく認知」できる人は少ないと言えばそうなのでしょうが、心の病を抱える障害者は、自分を苦しめる方向に認知してしまいがちのように思います。この記事では、そうした「認知のゆがみ」について書いていきたいと思います。

photo by Gerd Altmann

自分を苦しめる認知のゆがみ

心を病む発達障害者は
「被害妄想」に苦しむことが多いです

相手の行動にはこういう悪意が
込められているのではないか

嫌われているのではないか
馬鹿にされているのではないか

そういう可能性が1%でもある

そう感じて思いつめているうちに

それが気が付いたら100%になっているのです

そして人に対して恐怖心を抱いたり
「復讐」に走ったりします

「硫酸をかける事件」の加害者も
何でもないイジリに怒りを爆発させ
凶行に及んでしまったのだと思います

何でもないことで
深く傷つき

何でもないことで
キレて爆発する

対人関係がうまくいかず
心を病んでしまいがちです

クローバー:花言葉「私を思って」「幸運」「約束」「復讐」 photo by Quentin Rey

認知のゆがみを正す

まず発達障害者自身が
自分の認知が歪んでいることを
自覚することが第一歩で

周囲の人も
発達障害者の言うことを
話半分で聞くことです

本人の言っていることを
正しい前提で聞くのではなく

間違っている可能性を
排除しないで聞く必要があり

相手の話から
正しい状況を推測して伝えることで

認知を修正していくことが
必要になります

「あなたの受け止め方は
間違っている」と
否定するわけなので

言い方の工夫や
信頼を持ってもらえる
人間性が必要になります

臆さず自分の感じたことを発信しよう

認知のゆがみを自覚し
自分の感じていることが
正しいと思うのではなく

自分の感じていることを
人に伝えて

フィードバックをもらうことが
非常に大事です

発信の際に大事なことは
「相手を攻撃しないこと」です

HSP(繊細さん)気質の人なら
慣れればできるようになると
思います

しんどくなる前に
人に相談しましょう

自分の想いを伝えるには
アサーションが有効であり

アサーションを身につけるには
人格を磨く努力が必要です

正しい認知とは

僕が考える正しい認知とは
「心が楽になる受け止め方」です

事実かどうかではなくて
心が楽かどうかです

自分を苦しくさせる
受け止め方は不正解だと
思うようにしましょう

詳しくはこちらの記事に書いています

まとめ

発達障害者は認知のゆがみからくるコミュニケーション不良から対人関係で不具合を起こし、自分の意見を言ったりすることを恐れるようになってしまいます。

相手の気持ちを害さずに自分の意見を表現する方法(アサーション)を身につけた上で、自分の考えを表現し、その上でフィードバックを受けて自分の認知を正していくことが大事です。

また、認知のズレは多かれ少なかれ誰もが持っているものですが、発達障害者はそれが大きいことが多いです。治療者や家族の方は、認知がズレている前提でそれにフィードバック、とくに「なぜなのかという根拠」を伝えていくことで状態が改善していきやすいと思います。

こうしたステップを踏んでいけば、きっと状況は改善していけると思います。一緒にがんばっていきましょう。ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。