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人格成長(積極的分離)理論②~人格成長とは男性性と女性性の両方を育むこと~

こんにちは~ 前回記事の続きとして、人格成長とは何かについて書いていきたいと思います。結論はタイトルに書いている通り、男性性と女性性の両方を育んでいくことです。


男性性・女性性とは?

僕が考える男性性とは分かりやすく言うと
『あるべき理想の状態を目指す性質』
のことで

女性性とは
『人の気持ちを尊重しようとする性質』
と考えています

どちらもより善い状態を目指そうと
しているのですが
男性性・女性性は相反する場合が多く
両立することは実は難しいです

仕事を例にすると
あるべき理想の状態を目指すために
『売り上げ目標を達成する』
といった場合に

『○○しなければならない』
『○○すべきである』といった思考を
自分や周囲に押し付けて
苦しめがちになってしまいます

男性性のみが強くて
女性性を育んでいないと
パワハラ・モラハラ的になってしまいます

一方で女性性というのは
人の気持ちを尊重する 共感能力のことで
『○○したい』という気持ちを汲み取る力です

ですが
人の『○○したい』という気持ちを
尊重しすぎて
自分の『○○したい』という気持ちを
封じ込めてしまったり

また子育てを例に取ると
子供の『遊びたい』という気持ちを
尊重することで
『勉強をしない』状態にしてしまうと
良くないですよね

男性性と女性性の両方を育む
というのは
人の気持ちを尊重しつつも
皆があるべき状態を目指せるように
導いて行ける人間になることです

そう考えると
仕事や子育てのためにも
男性性・女性性を育んで人格を成長させていくことは
人生において非常に大事なことである
と思えてきますね

女性性・男性性の両方を
バランスよく育んでいくために
必要なことは

自分の利益を優先しない姿勢=利他精神

だと僕は考えています

たとえば子供に勉強させる
ということに関しても

純粋に『子供の将来のため』なのか

世間体自分のプライドのため』
なのかで行動が変わってきますよね

後者の場合
教育虐待になってしまう場合もあるでしょう
『あなたのため』と言っていたとしても
子供には見抜かれているため
いい結果は生まれにくいです

前者の場合は
子供に勉強させることよりも
子供と向き合うことに重きを置くことになり
子供はそれに応えようと頑張ります

あるべき状態を目指すけれども
そのためには自分の利益を重視せず
周囲の人のためにも尽くす姿勢が
それに応えようとする人を増やしていきます

僕は以前に
人格を磨くって何?の答えを探す旅
というシリーズを書きましたが

人から応援してもらえる人間性

というのが出た答えでした

僕は精神病院長期入院を経て
再起することができましたが

能力がどうのこうのではなく
『利他精神』が強かったことで
多くの人に助けてもらえたことが
非常に大きかったと思います

僕がドロップアウトしたのは
人格がぶっ壊れるような
激しい積極的分離分離を起こしたためですが

ギフテッドが起こす積極的分離(人格崩壊)とは?

何かについてイメージ図を書いてみました

通常の人格成長とは
男性性・女性性のスペクトラムの
各自のスタート地点を起点に
守備範囲を拡げていく感じなのですが

ギフテッドは相反する男性性・女性性が
両方とも強く

結果的に人格的に
分離・解離しているような状態であるため
精神的に非常に不安定になります

男性性か女性性のどちらかを
選んで人生を送ることになりますが
片方だけが強すぎる状態だと
人生に行き詰る可能性が高まります

人生において大きな壁が立ちふさがった時に
人格をリセットして育てなおすケースがあり
これがドンブロフスキの言う積極的分離です

人格をリセットするというのは
いわゆる「ふりだしに戻る」わけですので
その衝撃はとてつもなく大きく
突然目の前に現れた
途方もない道のりに絶望し
命を絶つ人も出てきます

そしてこの図からも分かるように

ドンブロフスキの定義する
積極的分離のレベル1~5の段階は
人格崩壊を起こさなくても進められるし
人格成長はギフテッドの専売特許じゃない

とうことです

ギフテッドでない(?)人でも
仕事・結婚・子育てを通じて
ゆっくりと成長していけば進めます

ギフテッドは若く未熟な時に到達することで
各段階で激しくつまづくため
つまづきポイントが
レベル1~5と段階分けされているだけ

なのです

今回はここまでにして 次回は
積極的分離のレベル1~5について
書いていきたいと思います

前回記事に書いたような
より善い状態を目指す意識を持てれば
誰であっても人格成長はできます

若い未熟な時に早く進もうとすると
各段階で激しくつまづくだけで
リスクしかありません

結婚・パートナーシップや
子育て・部下育成は
人格成長のきっかけになります

ゆっくりと進めるのであれば
人格成長は幸せに繋がると思います

若い時に人格成長すると
(特に男性は)モテなくなる場合もありますので
ほどほどが大事ですね(笑)

今回はここまで!
ではまた!



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St.M
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