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原発反対派は対案を示せる?~自然エネルギーでは電力をまかなえない~

こんにちは~St.Mです。原発事故があって原発反対という人がいますが、地球温暖化を抑制するためにも火力発電を利用しないならば、原発を利用せざるを得ません。自然エネルギーの構成比を上げればいいじゃないかという反論をする人がいますが、それはそもそも反論として成立していません。なぜならば実現不可能だからです。原発反対→自然エネルギーの割合を増やせばいいと主張する人は、地球温暖化について知っている比較的まともな人だけにやっかいではありますね。今回は、自然エネルギーを増やせというのが反論として成立しえないことを明らかにしたいと思います。シリーズの第1回はこちらです。

利用できる自然エネルギーの最大値=降り注ぐ太陽エネルギー

自然エネルギーには
太陽光や水力・風力・波力
バイオマスなどがありますね

地熱と潮力はいったん除外しますが

利用できる自然エネルギーの
最大値は降り注ぐ太陽光のエネルギー
になります

水力の場合は
太陽光の熱エネルギーによって
水が蒸発して雨となり
高地に降り注いだものですし

風力も
地球規模の太陽光の熱エネルギーの循環により
生じます

波力も同じようなものですね

バイオマスは太陽光のエネルギーで
二酸化炭素と水を固定したものですし

太陽光発電はそのまんまです

結局利用できる自然エネルギーの最大値は
降り注ぐ太陽光のエネルギー量になります

北海道の面積を全て発電パネルにする必要あり

降り注ぐ太陽光のエネルギーが
利用できる自然エネルギーの最大値として

太陽光のエネルギーを
直接電気に変えられる
太陽光発電パネルを使う場合
(変換効率は20%程度)

日本の消費電力を
まかなうためには
北海道の面積(8万平方キロメートル)
が必要です

関東と九州あわせても7万平方キロメートル
なので実現不可能なのことが分かると
思います

太陽光だけでなく
他も利用すればいいというのは
無理ですよね

「最大値が降り注ぐ太陽エネルギー量」であり
それを一番高効率で利用できる太陽光発電でも
北海道の面積が必要ですから

地熱や潮力は別枠ではあるものの
大きな発電量を生み出すことは難しいです

各家庭に太陽光発電パネルを設置して
いけばいいだろうという反論も

日本の総電力使用量に比べたら
焼け石に水の対策でしかないため
そもそも反論になっていません

リスクはトレードオフ~原発事故のリスクか台風などの自然災害のリスクか~

原発反対→自然エネルギーを増やせ
は対案として成立しない以上

原発反対=火力発電依存=温暖化促進
→台風などの自然災害パワーアップ
を選ぶことを意味します

原発事故によって
直接的な死者はでていませんし

健康被害も前回記事で書いたように
大きなものではありませんが

地球温暖化により
台風がパワーアップし

既存の治水インフラでは防げない
水害の発生により多数の死者が出ています

つまり原発に反対することは
水害で多数の死者が出るリスクを
受け入れることを意味しています

リスクはトレードオフです

どちらかは選ばなくてはなりません

勉強している人は原発に賛成せざるをえない

こうしたリスクを評価できるくらいに
きちんと勉強している人は
原発に賛成せざるをえないのです

こちらの記事に気になることが書いていました

成績がいい子は原発賛成派
これは良くないと考える教師、、

自分の勉強が足りていないとは思わず
原発賛成=悪とみなす人がいる

自分とは違う考えに触れた時に
自分の考えが間違っていないかを
検証しない人が多いのです

僕のように
原発事故の直後から
原発賛成を主張していた人間は
少ないとは思いますが

自分とは違う考えを
排除するのではなく
「面白い」と思う人が
増えていってほしいです

そうなれば
僕のようなギフテッドも
もう少し生きやすくなるかな~

少なくとも
世の中をより良く変えていくために
多数派の意見とは
異なる主張をしているんですよね

今回はここまでにします

次回は
放射性廃棄物の問題は原発を推進すれば解決する
という内容で書きたいです

最後に上記の記事を紹介してくださった
カトウ・フミヒロ様の記事を紹介し
御礼申し上げたいと思います

ではまた!


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