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キャパ(容量)に空きがないと自分を育てられない(シリーズその4)

こんにちは~ シリーズ4つ目でここからようやく本題に入っていきます。このシリーズで何度も書いてきているように
①欲求・衝動・本能
②理性・知性・道徳心
③想像力・想像力(妄想・夢想)
の3つの領域のバランスを整え、領域を拡大していって人としての器を拡げていくことが大事なのです。この記事では思考力を育てていくことをメインに書いていきたいのですが、思考力の育て方に関してはそうした自己啓発本を読めばいいので、ここでは思考力を育てるために必要な前提条件について書いていこうと思います

3つの領域のバランスが大事

最近残業が増えて気がついたこと

最近部署異動により
実質残業ゼロから
月間残業15時間くらいになりました

そうなると心に余裕がなくなります

僕の場合 余裕がなくなると
無性にゲームをやりたくなります

心の余裕がなくなってくると
享楽的な行動を取ってしまうことに
気がついたのです

ノーベル経済学賞の研究にもあるように
貧困層に経済援助をしたとしても
「ぜいたく品」を購入して
自分の苦しさを紛らわせるだけで
貧困の解決にはつながらない
という事実が明らかになっています

お金に困っている人ほど
酒・たばこ・ギャンブル・買い物依存などの
享楽的な浪費行動をとってしまうのです

能力を育て3つの領域のバランスを
整えていく必要があるのだけれど

脳のキャパ(容量)に空きがないと
享楽的な行動を取ってしまい
能力を育てることができないのです

心に余裕がないと自分を育てられないということは

このことは非常に大きな意味を持ちます

たとえばADHDで
失敗が続き叱責され続けて
心の余裕がない状態では
思考力を育てることは
できなくなります

毒親・虐待・貧困など
心に余裕が持てないような
家庭に生まれて
自分を育てていくことが
果たしてできるでしょうか?

自己責任論などを声高に叫ぶ人は
自分を育てる余裕がある環境に
自分が置かれている幸運に
気がついているでしょうか?

IQが高い? 学歴がある? 自分は努力した?
それは自分の能力を伸ばすことができる
環境に運よく生まれただけですよ
必ずしもあなたのチカラじゃない

IQが低い人間
学歴がない人間
収入が少ない人間

自分より下の人間を見下しマウントする
そんな人間にならないでほしいです

恵まれた環境にいる
自分の幸運に感謝すること

「感謝の気持ち」を持てたなら

もし何かしらの理由で
ドロップアウトしたとしても

謙虚な気持ちで
人生を立て直していくことが
可能になります

photo by Gabrielle Henderson

自分を育てる余裕がない人へ

頑張らないといけないのに
頑張れていないと
自分を責めている人へ

ここまで述べたように
「努力する」ためには
「余裕」が必要です

もし心に余裕を持てないくらい
いっぱいいっぱいならば
自分を責めるのをいったんやめにして
心の余裕を作ることに専念しましょう

時間的な余裕を作るのか
経済的な余裕(貯金)を作るのか

けっして簡単なことではありませんので
できればラッキーくらいの
ゆるい気持ちで
自分を追い込まずに
一歩ずつ歩んで欲しいです

まとめ

いろいろな特性を持って
生まれてくる人たちがいて

能力が高いか低いかというのは
生まれ持った資質だけでなく
境遇や運にも左右され

能力が高いことが
逆に足を引っ張って苦しむこともあります

そう考えると
自分が優れているとマウントすることも
自分が劣っていると落ち込むことも

本来は意味のないことだと思うのです

実際には
能力が足りていないと
叱責されることも多くツラいですが

社会全体が
「みんな違ってみんないい」
という共通認識を持てるようになると

多くの人が生きやすくなると
僕は信じています

4記事に渡りシリーズで書いてきましたが
苦しんでいらっしゃる方の
参考になれば嬉しいです
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。