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「空気読めない」のは勘違い?(発達障害・ギフテッド・HSP)

こんにちは~ 思考が発散するギフテッド児が「お菓子を買ってあげるよ」と言われるとフリーズする、、、という記事を書いていて気がついたら発達障害者やギフテッドが「空気を読めない」理由に突き当たりました。お付き合いいただけると嬉しいです。

「お菓子を買ってあげるよ」→ギフテッド児「そもそもお菓子って何?」

お菓子と言われても

スナック菓子?
和菓子?
洋菓子?
駄菓子?
食品玩具?
お菓子の詰め合わせみたいなやつ?

それがどのお菓子か確定できません

一瞬でいろいろな選択肢が頭に浮かび
フリーズしてしまうことがあるのです

「いくらまで?」
と聞けばいいのだけど

家の財布事情を予測したりして

揉めないラインを探しはじめます

ゴミにしかならない食玩はやめとこう

高すぎるものはあかんかな~

兄弟で分けやすい
個包装のものがいいかな~

いろいろな思考が頭を巡り
言葉につまります

いろいろ考える癖に
こどもの日が近いといった
情報が抜けていて
控えめなラインを要求することも(笑)

photo by Denny Müller

話が長くなる人も構造は同じ?

発達障害の人の中には
話が長くなってしまう人がいますよね

これも先ほどの話に
通じる部分があって

自分のしゃべる言葉の意味が確定できないと
自分自身が混乱してしまうがゆえに

自分にも相手にも誤解が生じないように
しゃべろうとしてしまうのです

つまりは言葉をいろいろな風に
解釈して混乱しやすいがゆえに
解釈のズレがいらないくらいに
丁寧にしゃべろうとしているのです

そう考えると
空気を読めてないんじゃなくて
過剰に読んでいる
と言えませんか?

「普通」の人のコミュニケーション

たいていの人は
自分の解釈で言葉を発していて

相手にどういう風に受け取られる
可能性があるのかを想像していません

他責の人の場合は
解釈を間違えた相手の責任にして
自分はハッピーですが

問題はHSP気質の
自責・自罰傾向のある人ですよ

相手の想像力が足りなかった
というパターンがあるにもかかわらず

コミュニケーションがうまくいかなかったときに
自分を空気を読めない人間だと思い込んで
苦しむんです

その結果
コミュニケーションに苦手意識を持って
コミュニケーションを避けていく
結果苦手が克服されないという
負のスパイラルに陥ります

その苦しみに輪をかけるのが日本語特有の

同音異義語地獄

日本語には同音異義語が多いですよね

「キョウセイ」という読みでも

強制 矯正 共生 嬌声、、、
かなりの受け取り方ができます

キョウセイ=強制
の1通りしか語彙がない人は

その言葉が別の解釈をされうることを
当然ながら想像できません

幸せですね~(遠い目)

語彙力がありすぎる人は
同音異義語が複数混じったことを言われると
混乱してしまう時があります

言語能力が高すぎるがゆえに
逆に言語コミュニケーションに
不具合が生じるのです

僕はIQテストで測ることができる
語彙力に関する項目が
数値上は測定上限に近い値だったのもあって
この同音異義語地獄っぷりは
エゲツナイです(泣)

相手の言葉を
相手の意図通りに
解釈できないケースが
どうあがいても出てくる

そして間違いが続いて
アホ扱いされるんですよ
ツラいわ~

本当に空気読めてないの?

つまりは読みが深過ぎるがゆえに
逆に空気を読めてない

なんてことがあるかも!?

悩んでいる人は
一旦落ち着いて
自身を振り返ってみてください

noteにいらっしゃる方は
語彙力高めな人が多いかと思いますが

こうした解釈のズレで
苦しむ人がいることを
知ってもらえたら嬉しいです

今回はここまで
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。