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障害者雇用から正社員(部下を持った時の話)

こんにちは~ 大学院在籍中に精神病院入院、食品スーパーでの障がい者雇用から苦節13年、正社員登用されたSt.Mです。今はシステム部の平社員なのですが、店舗にいた時は、パートさんに指示を出しながら、働いていました。障がい者雇用で採用されて、部下を持つようになるというなかなか珍しいケースかと思うので記事にしようと思います。

フォロー役になるかフォローしてもらう

僕はマルチタスクをこなすのが苦手でした。
スーパーの品出しというのは、

①入荷する商品を把握する
②出す場所を決める
③売場にスペースを作る
④売場に商品を持っていく
⑤商品を品出しする
⑥段ボールなどのゴミを片付ける
⑦値段をチェックする
⑧POP(値札)をつける

といった具合に結構大変なんですよ。

こういった時には
作業をパートさんと分担します。
①~④までを僕がやって
⑤~⑧までをパートさんにやってもらうのです

実は指示を出すというタスクもないんです。
「スペースを空けている売場の前に商品がある」=「そこに出す」
という暗黙の了解があるからです。

僕はひたすらバックルームから
商品を持って行って、
売場を空けて
商品をその前に置くことに専念します

分業することでタスクの種類を
減らすことができるのです

フォローに徹したり、フォローしてもらったり
2人一組で仕事をすると負担が一気に減ります。
秘書をつけるようなイメージですね。

業務削減でタスクを減らす

スーパーでは、部門の担当が分かれていて
それぞれの人が自分の担当部門を
やっていることが多いです。

ですが、僕が担当していたのは、調味料・乾物(ごま・わかめ・昆布)・即食品(カップめん・チンするごはん)・お菓子・嗜好品(コーヒー・紅茶・シリアル)・飲料・米・お酒全部、、

月間売上3500万円以上を一人で発注・管理していました(注:発注に関しては売れたら自動的に発注されます)。

自分で書いててびっくりするくらいマルチタスクですね、、、一緒に登用試験の面接を受けた人は、月間売上3000万円で発注担当者が6人と言っていたので、たぶん会社で例がないくらいだったんじゃないかな、、、

前回記事でも書いたようにパートさんにだいぶ支えてもらいました。

これだけの部門を管理できたのは

成果に繋がらない業務を削減したから

なんですね。

1例を挙げると「商品の積み込み」です。

スーパーでは「商品を積み込む」ことがいいことだという文化があります。積み上げることでお客様の目に留まり、売れるとされていますが、実際は、てんこ盛りするよりも、売れてボコボコになった売場の方が、この商品売れているのかな?と思われて売れるのです。

売場を薄くしていると本部から商品が送られてきた時に楽に商品を積むことができます。

他にも、

金額の小さい帳簿修正処理

忙しい日の賞味期限チェック業務
(担当していた部門は賞味期限が長い)

などもやめました。

「部下」という立場だと業務の削減は難しいけど
「上司」になると効果の薄い業務を
削減できたりする
んですね

得意な仕事は引き受ける、苦手な仕事はお願いする

苦手な仕事は人にお願いし、そのかわりに得意な仕事は自分から引き受けていくようにしていました。

引き受けることでタスクが増えることもありますが、得意なことであれば負荷は少ないはずです。積極的に仕事に取り組むと、苦手な仕事を人にお願いしやすくなり、結果タスクを減らすことができます。

またパートさんの得手不得手を分析し、得意な人に仕事をお願いします。
パートさんにもいろいろな人がいました

おしゃれな売場を作るのが得意(好き)な人

賞味期限チェックや価格のチェックなど管理業務が得意な人

機械操作はできないけど、力持ちな男性

パートさんと張り合うのではなくて、いい部分はいいと認めて力を借り、感謝の気持ちを伝えることを意識していました。そういう姿勢でいると「お願い」をきいてもらいやすくなると思います。

まとめ

僕が上司となってはたらいていた時に、タスクを減らすためにやっていたことは

①部下にフォローしてもらう
②仕事の削減
③苦手な仕事は人に頼む

でした。①③をするには、人間性を磨く必要があるかもしれません。
以前の記事がヒントになれば嬉しいです。今回はここまで。ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。