33.初めての意思疎通!赤ちゃんとの心の会話が始まる瞬間
赤ちゃんと一緒に過ごしていると、ある日ふと「今、通じた!」と感じる瞬間がありますよね。言葉をまだ話せない赤ちゃんが、自分の気持ちや意思を何かしらの方法で伝えようとする姿は、ママやパパにとっても感動の瞬間です。今日は、そんな「意思疎通ができた」と感じた瞬間について、保育士としての経験も交えながらお話しします。
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赤ちゃんが伝える「わかってほしい」のサイン
赤ちゃんは、生まれたときから泣くことで意思表示をしています。でも、成長とともに「泣く」以外の方法で気持ちを伝えようとするようになります。たとえば、おもちゃを指差したり、「あー!」と声を出して何かを伝えようとしたりと、その表現はさまざまです。
私が保育士をしていたころ、9か月ごろの赤ちゃんが絵本を指差して「ん!」と声を出したときがありました。まるで「これを一緒に見よう!」と言っているようで、私は「一緒に見たいのかな?」と尋ねながら絵本を開くと、満足げに笑顔を見せてくれました。これが、意思疎通のひとつの瞬間です。
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身ぶり手ぶりで伝えるように
赤ちゃんは、身ぶり手ぶりを使うようになることで、さらに多くの気持ちを伝えられるようになります。たとえば、バイバイの仕草や、手を伸ばして「抱っこして」のサインを見せるのもそのひとつです。
家でも、我が子が初めて「バイバイ」をしてくれた瞬間は、とても印象的でした。それまでは目線や笑顔で「そこにいるよ」と認識していたのが、実際に手を振って見せてくれると「バイバイが通じた!」と感激しました。赤ちゃんが自分の気持ちを伝えようとする姿を見るたび、日々の成長が感じられます。
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「あ!」と発する声の意味
「あ!」や「うー」などの喃語(なんご)も、実は赤ちゃんが意図を持って発するサインのひとつです。たとえば、絵本を読んでいるときに「あ!」と声を出すのは、「ここを見てほしい」という意思かもしれません。喃語はまだ言葉にはなりませんが、赤ちゃんが「通じる」ということを知る第一歩でもあります。
私が以前担当した赤ちゃんも、何かを見つけると「あ!」と指をさしながら声を出していました。まるで「見て、あれ!」と伝えてくれているようで、私も「どこどこ?」と一緒に見て、楽しんだものです。こうしたやりとりも、意思疎通が取れている瞬間ですね。
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気持ちを共有する喜び
赤ちゃんが意思疎通を取ろうとする行動は、単に何かを伝えるだけでなく、ママやパパと「気持ちを共有したい」という気持ちの表れです。たとえば、おもちゃを持って見せてくれるのは「一緒に遊ぼう」、抱っこをせがむのは「安心したい」といった感情が込められています。こうした気持ちが伝わってくると、赤ちゃんが心の中で何を感じているのかが少しずつ見えてきます。
お昼寝前、抱っこでウトウトしているときにこちらを見上げてにっこり笑ってくれるときなど、言葉がなくても心が通じ合っているのを感じる瞬間もありますよね。こうした小さな瞬間に、赤ちゃんが自分の世界を少しずつ共有してくれているのだと実感します。
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まとめ
赤ちゃんが意思疎通を始める瞬間は、言葉を超えたコミュニケーションの始まりです。指差しや喃語、バイバイなど、さまざまな形で気持ちを伝えようとする姿には、愛おしさが詰まっています。これからも日々、赤ちゃんが成長するにつれて、もっと多くの意思疎通の瞬間が訪れるでしょう。
赤ちゃんが見せてくれる小さなサインに耳を傾けながら、一緒に楽しい毎日を過ごしていきましょう。
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