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中部旅行 day3

朝の出発時刻は前半二日に比べて遅くなっているはずなのに疲労からか若干の寝坊をし、慌ただしく三日目が始まった。折り返しの三日目は、いよいよ飯田線である。豊橋駅始発、天竜峡行きの電車に乗り込んだ。

最初は田舎の田園風景が続いていた。単線の区間も多いからか待ち合わせで10分近く停車する駅もあった。

特急通過待ちで停車した。
佐久間ダムを通過。だんだん山に入っていく。

そしてだんだんと山の中に入っていき、秘境駅ランキング上位に入る秘境駅があるエリアが近づいてきた。
まずは、飯田線の中でランキング最上位であり、3つの県境に位置する小和田駅。駅舎の年季と趣がありすぎた。いつか降りて駅舎を外から見て、周辺を歩いてみたい。

飯田線1の秘境駅、小和田駅。
駅舎。
よく見ると3県境の表示が。

小和田駅の隣の中井侍駅。駅舎の後ろには川も見えた。

中井侍駅。
線路の少し横をしばらく川が流れていた。

秘境駅エリアが続き、為栗駅。車窓から川が見え、近くに橋があった。個人的に景色がとても好きで、橋までも歩けそうな距離なので今度ぜひ降りてみたい。

為栗駅。
橋渡った先はどうなっているのだろうか。

秘境駅ランキングにランクインする駅が続く。

田本駅。
ホームが狭い絶壁の駅。
金野駅。
周りは森と川しかないひっそりした駅。
千代駅。


そうこうしているうちに山の中の秘境駅エリアを抜けて、途中の終点天竜峡駅に到着。

途中の終点、天竜峡駅。

次の辰野行きの電車までは2時間あったため天竜峡観光することにした。とはいえ、周辺の地理など何も知らない状態、ということで勇気を出して観光案内所に行ってみることにした。観光案内所の方はとても親切で、滞在は2時間ということを伝え、マップを見ながらおすすめのコースを教えてもらった。歩いても行けるようだが炎天下と2時間という限られた時間ということもあり、無料で自転車をレンタルさせてもらった。
まず、地図を見ながら一番の名所、「そらさんぽ天竜峡」へ。車道沿いの坂を上って高速道路の入り口のそばに広い駐車場があり、そこに自転車を止めた。「そらさんぽ天竜峡」は上を高速道路が走っており、その下が歩けるようになっている橋。中は日陰ということもあり、涼しかった。両側には天竜川で飯田線の線路も見えてすばらしい景色だった。

入口。
線路と川と森とで絵に描いたような景色。

次はいったん戻り、駅近くの橋からの景色を眺めた後、「りんご足湯」へ。前から行ってみたいと思っていた場所だった。ちょうど貸し切りで、湯温が源泉の温度のままということで熱いのを想像していたが、冷たく夏にはちょうど良く、とても気持ち良かった。

貸切で足湯♨️
源泉温度が夏にちょうどいいぬるめだった。駅舎も望める。


最後に吊り橋を見に行った。観光案内所のすぐそばの坂を少し奥の方へ進み、山道をさらに進むと吊り橋が見える。前日の雨の影響か少し川が濁っているようだが、それもまた一興とばかりに天気も良く素敵な景色を望めた。

吊り橋からそらさんぽ天竜峡を望む。

さて、そうこうしているうちに長野方面の電車の時間が近づき、自転車を返して駅に向かった。かなりぎりぎりになってしまったこともあり、お昼は食べれなかったが、「秘境駅最中」なる、見たら欲しくなってしまいそうなパッケージのお土産を購入し、電車に乗り込む。

電車の形の最中だった。

この後、3日目にしてまた列車遅延に巻き込まれることとなる。天竜峡観光をしているときの晴天とは打って変わって電車に乗って北上する間に大雨が降ってきた。その影響か、とある駅で倒木が起こってしまい、遅れから運転見合わせとなってしまった。どうしてこうも初めての地でこういうことに巻き込まれるのだろうか、ある意味レアだと思う。
辰野行きの列車に乗っていたが、急遽途中駅の駒ケ根行きになってしまい下ろされてしまった。本来の予定だと、辰野につくまでお昼(もはや夜)を食べれないはずだったが、普段なら意識せず通過してしまうような駅で降りれたことと、ちょうど近くにスーパーががあり、遅めの昼ご飯を食べれたのは不幸中の幸いだったかもしれない。

TVで取り上げられたこともあるらしいパン。おいしかった。

腹ごしらえしてしばらく待っているとなんともともとの時刻表の次の列車がやってきてそれに乗ることになった。もう少し状況説明ほしかったなと思う。

そして何とか辰野駅に到着。もう周りは暗くなっていたが、もうひと踏ん張り、中央線の別ルートを乗り、松本駅へ。この旅2回目の松本に到着。3日目完。

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