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アメリカ中西部 KfT#17 米国一高い吊橋とバッファローバーガー Royal Gorge Route Railroad


ランチはバッファロー


お腹すいたね。中に入ってご飯食べようか。
何があるのかな、メニューを広げる。

文字だけのメニュー 高級レストランみたい

写真がなく文字だけだったが、結構種類がある。
シートやプランもファーストクラス、ミドルクラスと分かれているみたいだ。
私たちはもちろんノーマルのランチコース。

「バッファローのハンバーガーがあるよ」
「バッファローのハンバーガー?バッファローがこの辺にいるの?」
「飼育だろうけど。野生はもういないよ」

実際は野生のバッファローはまだいるそうだが、いずれにしても貴重種。
バッファローのハンバーガーは普通に美味しかった。
ネイティブアメリカンの主食だったバッファローだ。
肉は見た目のまま、黒くてしっかりした食感。バッファロー食べたぞ!

ロイヤルゴージブリッジ

橋が見えてきた

バッファローを食した後は、またデッキに出る。
ここまで上流に上がってくると、渓谷の幅がどんどん狭くなって、車窓といえば、目の前の崖だけで、切り立った崖を首を曲げて真上の空を見上げるしかない。

岩が落ちてきたらコワイな

「見えてきた!」
ロイヤルゴージブリッジのアナウンスと皆が何やらざわめき出す。
ロイヤルゴージブリッジが近づいてくる

吊り橋なんだ
遠くてよくわからないが・・・
幅5.5mの橋が小さく見える
真下を通過!


ロイヤルゴージブリッジは、2001年まで中国に抜かれるまで、世界一高い吊り橋だったが、アメリカ国内では今でも最も高い吊り橋(2020年現在)で、高さ291m、全長384m、幅5.5m。
世界一高いバンジージャンプ台もあったそう。
崖の上部に広がるロイヤルゴージパークの歩行者の観光用として利用されている。

その後、どこまで汽車が行ったかどうか、わからない。
はっきりした終点地はなくて、途中で止まって、帰りはスイッチバックでキャニオンシティまで戻ってきた。
帰りは早く感じた。汽車から降りたところで、写真屋さんから記念写真を受け取る。往復2時間の行程だった。さあ帰ろう。

帰りは、また雲行きが怪しくなり、雨が降り出す。牧場が広がる道を行く。崖線の尾根の上だろうか。今日は山の上は天気が良くない。

草地の台地に暮らすバッファロー

広い台地の牧草地にバッファローが飼育されている。
「あれ牛じゃないんだ?」
牛もいたようだが、よく見ると、黒っぽいのはバッファローだった。
「わあ、バッファローだ!ここで飼育してるのね!」

くつろぐバッファロー


昔々のネイティブアメリカンの真似をして、ゴージ(峡谷)から台地まで登ってきて(馬じゃなくて車でだけど)バッファロー、あなた達のお仲間いただきました。

雨足はどんどん強くなってきた。ただ車を走らせる。
雨の中の道をひたすらワイパー勢いよく、走る。

草を食むバッファローたち

再びメモ:
むかしむかし、このあたりに住んでいたネイティブアメリカンはこのロイヤルゴージの峡谷で風や寒さを避けて冬を過ごしていたそうだ。
峡谷の上の台地の草原に住むバッファローを食料にしていた彼らは、狩りに向かうときも、この峡谷で悪天候をしのいでいたそうだ。

野生種のバッファローもまだ生息している地域もあるとのこと、良かった。


ロイヤルゴージレイルロードのコマーシャルです
ちらっとバッファローバーガーが映ってるかも




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