世界遺産 検定勉強世界編1

西ヨーロッパ

パリのセーヌ河岸(フランス) 登録1991年 文化遺産


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パリの名称は、当時住んでいた人々のことをローマ人が「パリシイ(田舎者)」と呼んだことからパリの語源となった
・10世紀〜14世紀にステンドグラスが特徴のノートル・ダム大聖堂や、サント・シャペルが建てられた
フランソワ1世がセーヌ川右岸のルーブル宮を正式に王宮に定めた
→現在ルーブル美術館として活用されている
・右岸は政治経済の中心
・左岸は、カルティエ・ラタンがあり、学問文化の中心
・1789年 フランス革命が起こる
→当時はパリの革命広場と呼ばれていたが、現在はコンコルド広場に改称
→マリーアントワネット・ルイ16世が処刑
・19世紀にセーヌ県知事オスマンによってパリは大改造され、世界の都市計画モデルになる
・1889年 エッフェル塔建造

ヴァティカン市国(ヴァティカン市国) 登録1984年 文化遺産


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世界最小の独立国家にして、カトリック教の頂点
・ローマ教皇を国家元首とする人口約800人世界最小の国
・1929年に誕生
・世界遺産唯一国全体が遺産に登録されている
サン・ピエトロ大聖堂
→4世紀に聖ペテロの墓として教会堂が創建。しかし、1000年以上経ち老朽化が進み、16世紀にミケランジェロやラファエロの芸術家が大改修し完成した

ヴェネツィアとその潟(イタリア共和国) 登録年1987年 文化遺産


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潟(ラグーナ 砂洲(さす)によって海から隔離された湖沼地形)の上に築かれた都市
・泥土に杭を打ち込み、イストリア石という石灰質の石を積んだ上に都市がある
118の島400の橋でできている
・現在、地下水や天然ガスの採取の影響で海に沈み始めている
・7世紀 ヴェネツィア共和国誕生
・9世紀 聖マルコの聖遺物を祀るサン・マルコ大聖堂建造
→大聖堂前のサン・マルコ広場は世界一美しいと称される
・14世紀 総督の邸宅として改築されたドゥカーレ宮殿内には、世界最大の油絵であるティントレットの「天国」などがある
・15世紀 東方貿易の一大交易拠点として「アドリア海の女王」と呼ばれる
・1791年 ナポレオン1世に侵略を受ける

ハンザ都市リューベック(ドイツ連邦共和国) 登録年1987年 文化遺産


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ハンザの女王と呼ばれた自由都市
・中世ヨーロッパ最大の商業同盟である盟主リューベック
→海港を持っていた
城門のホルステン門をくぐると旧市街が広がる
→ドイツ最古のゴシック建築である市庁舎
→マルクト広場や、聖マリア聖堂などの5つの聖堂
→船員組合会館
・住居は、赤煉瓦作りで階段状の大きな破風(はふ)をもつ特有の建築様式

グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区(スペイン) 登録年1984年/1994年範囲拡大 文化遺産


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イベリア半島最後のイスラム王朝
・イベリア半島は711年、ウマイヤ朝が侵略しイスラムの勢力化になる
→これに対し、キリスト教がレコンキスタ(国土回復運動)を行う。簡単に言えばイスラム教駆逐活動
・1232年 イスラム王朝はイベリア半島南部にグラナダ王国(ナスル朝)を建国
→しかし、1492年キリスト教側の攻撃を受け、陥落。レコンキスタ完了
・様々なイスラム様式の建築物が破壊されたが、19世紀にイスラム建築が再評価され修繕作業開始
・世界の中でも最上級の美しさと言われるアルハンブラ宮殿も復活
→宮殿内は大理石の床や、化粧漆喰のアラベスク文様、スタラクタイトと呼ばれる鍾乳石装飾、透かし彫りの窓などイスラム装飾で彩られている
・宮殿の東側の丘にヘネラリーフェ離宮がある
→14世紀に王族の避暑地として造営
アルバイシン地区はグラナダ最古の居住地区で、迷路のような細道の両側に白い壁の民家やモスクが密集している

カステル・デル・モンテ(イタリア共和国) 登録年1996年 文化遺産

八角形で統一された城塞
→八角形の中庭を八角形の壁が囲み、八角形の各角に8つの塔が立っている
→屋根の貯水槽に溜まった雨水が、各部屋に供給されるようになっている
・ローマ皇帝フリードリヒ2世が設計に携わったと言われている


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