令和５年賃金構造基本統計調査を年収で分析してみた。Part5（ChatGPTでデータ分析）
はじめに
令和5年賃金構造基本統計調査から見る都道府県別年収ランキングです。
前回に引き続きChatGPTを利用してデータ分析を行っています。
作業については最下部にコメントしています。
前提条件
・都道府県別
・男女別
・年収は「所定内給与額」×12＋賞与
・全職種・全年齢平均
都道府県別ランキング
1. 都道府県別の平均年収ランキング トップ10（男性）
1位 東京都
平均年収: 5,784.2千円
2位 神奈川県
平均年収: 5,620.5千円
3位 愛知県
平均年収: 5,487.3千円
4位 大阪府
平均年収: 5,325.8千円
5位 京都府
平均年収: 5,245.6千円
6位 兵庫県
平均年収: 4,879.1千円
7位 千葉県
平均年収: 4,756.3千円
8位 埼玉県
平均年収: 4,720.9千円
9位 静岡県
平均年収: 4,681.4千円
10位 福岡県
平均年収: 4,670.5千円
解説:
東京都: 日本の経済の中心地であり、多くの大企業の本社が集中しているため、平均年収が高くなっています。特に金融、IT、コンサルティングなどの高収入職種が多いことが影響しています。
神奈川県: 東京に近い立地のため、多くの企業がオフィスを構えており、特に横浜市が経済の中心となっています。製造業やサービス業も盛んで、多様な産業が高収入を支えています。また神奈川都民（神奈川県に居住し、東京都区部に通勤する県民）が多いのも影響しています。
愛知県: トヨタ自動車をはじめとする自動車産業の中心地であり、製造業の影響が大きいです。技術職やエンジニアリング関連の高収入が平均を引き上げています。
2. 都道府県別の平均年収ランキング トップ10（女性）
1位 東京都
平均年収: 4,120.3千円
2位 神奈川県
平均年収: 3,998.2千円
3位 愛知県
平均年収: 3,887.1千円
4位 大阪府
平均年収: 3,780.9千円
5位 京都府
平均年収: 3,700.8千円
6位 兵庫県
平均年収: 3,567.4千円
7位 千葉県
平均年収: 3,456.7千円
8位 埼玉県
平均年収: 3,412.4千円
9位 静岡県
平均年収: 3,390.2千円
10位 福岡県
平均年収: 3,380.1千円
解説:
東京都: 女性の社会進出が進んでおり、特に高学歴・高スキルを要する職種での活躍が目立ちます。働きやすい環境も整備されているため、高い平均年収を実現しています。
神奈川県: 多くの企業が東京からのアクセスの良さを活かしてオフィスを設置しており、女性の就業機会が豊富です。また、リモートワークの普及により、女性の働き方の柔軟性が高まっています。また神奈川都民（神奈川県に居住し、東京都区部に通勤する県民）が多いのも影響しています。
愛知県: 製造業のほか、サービス業や商業の分野でも女性の活躍が目立ち、平均年収の向上に寄与しています。
3. 都道府県別の年収の性別差 トップ10
1位 東京都
年収差: 1,663.9千円
2位 神奈川県
年収差: 1,622.3千円
3位 愛知県
年収差: 1,600.2千円
4位 大阪府
年収差: 1,544.9千円
5位 京都府
年収差: 1,544.8千円
6位 兵庫県
年収差: 1,311.7千円
7位 千葉県
年収差: 1,299.6千円
8位 埼玉県
年収差: 1,308.5千円
9位 静岡県
年収差: 1,291.2千円
10位 福岡県
年収差: 1,290.4千円
解説:
性別格差: 都市部においては高収入職が多い一方で、女性の進出が十分でない業種も多く、性別差が生じています。特に金融業やIT業界では男性の平均年収が女性を大きく上回る傾向があります。
東京都と神奈川県: 特にこれらの地域では、男性が高収入職に就く機会が多く、女性はパートタイムや低収入の職に就く割合が相対的に高いことが原因とされています。
4. 都道府県別の年収と勤続年数の関係 トップ10（男性）
1位 東京都
勤続年数: 15.3年
平均年収: 5,784.2千円
2位 神奈川県
勤続年数: 14.9年
平均年収: 5,620.5千円
3位 愛知県
勤続年数: 14.6年
平均年収: 5,487.3千円
4位 大阪府
勤続年数: 14.2年
平均年収: 5,325.8千円
5位 京都府
勤続年数: 13.9年
平均年収: 5,245.6千円
6位 兵庫県
勤続年数: 14.5年
平均年収: 4,879.1千円
7位 千葉県
勤続年数: 13.8年
平均年収: 4,756.3千円
8位 埼玉県
勤続年数: 13.5年
平均年収: 4,720.9千円
9位 静岡県
勤続年数: 14.1年
平均年収: 4,681.4千円
10位 福岡県
勤続年数: 14.3年
平均年収: 4,670.5千円
解説:
勤続年数と年収: 勤続年数が長いほど年収が高くなる傾向があります。これは、経験年数や昇進による給与の増加が影響しているためです。
東京都: 特に東京都では、長期間働くことでキャリアアップが期待できる企業が多く、勤続年数と年収の相関が強いです。
5. 都道府県別の年収と勤続年数の関係 トップ10（女性）
5位 京都府
勤続年数: 10.4年
平均年収: 3,700.8千円
6位 兵庫県
勤続年数: 10.7年
平均年収: 3,567.4千円
7位 千葉県
勤続年数: 10.0年
平均年収: 3,456.7千円
8位 埼玉県
勤続年数: 9.9年
平均年収: 3,412.4千円
9位 静岡県
勤続年数: 10.5年
平均年収: 3,390.2千円
10位 福岡県
勤続年数: 10.3年
平均年収: 3,380.1千円
解説:
女性の勤続年数: 女性も男性同様に、勤続年数が長いほど年収が高くなる傾向があります。特に東京都や神奈川県では、女性がキャリアを築きやすい環境が整っています。
職場環境: リモートワークの普及や柔軟な働き方が可能な企業が増えており、女性の長期就業が促進されています。
総括
このランキングと解説を通じて、都道府県ごとの経済状況や性別による収入の違い、勤続年数と収入の関係が明確になりました。各地域の特性を理解することで、キャリアや転職の参考になる情報となります。
ChatGPTで分析をしてみて
二度目ですがシンプル版で再度分析してみました。
比較的今回はスムーズに読み取りができました。
CSVファイルはUTF-8で変換するとChatGPTがデータとしてスムーズに取り扱いができます。次はほかのデータを統合などもやってみたいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？