大阪万博なんかよりも先に望む事

最初に言っておきましょう。これは持論&科学者になれなかった負け組の遠吠えと愚痴です。
私、正直な所コレは楽しみだと思えません。

そんな発言をした理由ですか?単刀直入に言うと、開こうとしている人達だけで楽しみたいと言う気持ちが先行して、すっかり皆を対象にした科学と文明の祭典じゃなくなっているからです。

時系列だとコロナ騒ぎよりも先に決まった事だから、予定としては急に変更するのも一苦労なのは承知ですがはっきり言って今更日本の何を発表すると言うのだろうかと疑問に思うのです。

科学者への待遇も冷ややかで、頑張って研究職に就けたとしてもその数割にしか恩恵は巡ってこない…科学者育成とか抜かしてSSH(スーパーサイエンスハイスクール)などと言うものを文部省は作ってきたが、例年の科学に貢献した研究者はこれといって輩出されていないように思える。

SE(システムエンジニア)職、研究・技術者への支援などを疎かにしてきた日本政府が今更慌て出して急ピッチでその対応に追われているが身から出た錆とも言えよう。

さて、令和の大阪万博で日本政府らはどうやら「空飛ぶ車」とやらを出展しようとしていたらしいのです(…だがその案も結局間に合わないとかでボツになったそうだ)今回はそれについてお話ししましょう。

初めて聞いた時は「空を飛ぶ車だって?そんな物より私はナイトライダーのナイト2000や、サイバーフォーミュラーのアスラーダの様な車にAIを搭載したものが欲しいんだよ!」と強く思った。

では、ここで知らない人にも説明しましょう。

ナイトライダーとは80年代のアメリカの特撮ドラマで、主人公のマイケル・ナイトと真っ黒いボディがチャームポイントなスーパーカーのナイト2000はまさに街を駆ける現代の騎士のような存在である。

それとは別で、アスラーダとは91年放送されたアニメ「新世紀GPXサイバーフォーミュラー」に登場する主人公の風見ハヤトの乗るサイバーマシン(未来のF1の様なレースで使われる車)に搭載されたスーパーAIの事である。

ちなみにサイバーフォーミュラーは設定上で2015年にハヤトがレーサーになった頃なので、それよりもずっと前にサイバーマシンが発明されている計算になる。

どちらも人間が作り出した科学力の結晶でありながらも、コンピュータでありながらもどこか人間臭いところがある憎めないキャラとして描かれており、私がAIやコンピュータ、最新科学技術に興味が持てたのはある意味ガンダムやアトムよりも上記の二つの作品のおかげとも言えるかもしれない。

この令和の時代になってもいまだに人間が操縦しなければ車が動かない。
最近になってようやく自動運転機能が搭載された車の試運転が行われたそうだが、2000年代に完成されていなかったのが不思議である。

そりゃ確かに人間が操縦したいと思う人もいる事だろう。その気持ちは理解出来ています。

人間が好きな様に操縦すれば、それは気持ち良いだろうし何よりも自分の脳で考えることができると思えます。

けれども近年問題になっている明らかに他者へ迷惑をかけるのが生き甲斐のようにしている操縦者としての器もなく、近隣住民/時間帯も顧みず騒音を撒き散らしながら煽り運転をする悪質な輩や、高齢者のドライバーの方々のアクセルとブレーキの踏み間違いなんて言う自動車開発会社が介入できない特定問題は減るどころか増えていく一方な状況は正に日本政府らが発明/自動車などの開発陣らへの待遇を怠ってきたツケが今になって明るみになってきたとも言えるのではないでしょうか?

世の中の困った事を無くしたい、それにはお金が必要だ。私たちの血税を外交などと言う国民らへの経済的な恩恵が大凡期待されない様な無駄な投資に使う事で高齢者や悪質な運転者の操縦する車で痛ましい事故が起こる事も、救えたはずの命もきっとそこにお金を投資していれば自動車や加害者を憎む事も本来起きなかったのではないかと私は思うのです。

なので空を飛ぶなんか誰も得をしない、そんな戯言よりも、AIによる自動操縦能力がある車種の方を早急に誕生させて欲しいのです。
空を飛ぶ車って実際どうなのでしょうね。
地上ででも衝突事故なんかあったらそこら中に破片なども散りばめられるのに、それが空中ででも衝突事故を起こしたらえらい事になるでしょうね。

こんなことを話すのはきっとそれは私がまだ青いからだからでしょう。自覚しています。

でも、はっきり言って間違っているのは政府側ではないでしょうか?

何のための万博、科学の祭典なのでしょう。今一度考え直す事も必要かもしれないと考えています。