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はじめての、その先へ #39 パイナップルの吸芽を挿し芽する

パイナップル果実のクラウンから取った苗についに実がなったこの夏。秋になって、収穫後の株から小さな脇芽が生えてきた。こういう芽を吸芽というのだそうだ。

吸芽は最初は芽キャベツのような形をしていたが、成長するにつれてクラウンから生える脇芽と同じようなラッパ型になってきた。10センチを超えるサイズにまでなったので、親株から取り外して芽挿しすることにした。

吸芽の根元をつかんで優しくねじり取ると、既に3本根が生えていた。これだけで今後の成長が期待できそうだ。鹿沼土と市販の培養土を半々くらいに混ぜて、小さいポットに植え付ける。

小さな根っこだが頼もしい

芽を取り外した親株はどうするか。一度実がついた株からはもう花が咲くことはないらしいが、小さなクラウン苗から4年以上かけて苦楽を共にした親株、実や吸芽までもらってすぐにポイと捨てるのもかわいそうな気がする。それに、また新しい吸芽が出るかもしれないという欲張りな魂胆も加わり、地植えにして予後を見守ることにした。

新しい吸芽が成長して実がなるのは、おそらくまた3、4年後だろうか。吸芽苗はクラウン苗より早く実がなることもある、とも聞いたので期待しすぎずゆっくり育てたい。無限パイナップルループが実現するか、楽しみだ。

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