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はじめての、その先へ #22 パイナップルの苗に花が咲いた!

沖縄で栽培されるトロピカルフルーツはマンゴー、パッションフルーツ、島バナナ等々たくさんあるが、石垣島を代表するフルーツと言えばパイナップル。6月を中心に島のファーマーズマーケットなどで売られている。私も毎年買っては果実を楽しみ、そしてパイナップルのクラウンを挿木にして育てている。この3年間で小さなポットに大量のパイナップル苗を作ったが生育はゆっくりで、いつになったら実がなるんだ、と夫に散々冷やかされていた。

パイナップル畑は石垣島の中部あたりで良く見かけられる。広々した畑にトゲトゲの葉っぱをしたパイナップル苗が並んでいて、多分石垣島の気候や土はパイナップル栽培に適しているのだろうなと思わせるのだが、なぜかうちで栽培しているパイナップル苗は生育が悪い。肥料が足りないのか、土が原因なのか。地植えにしたら全滅したことがあり、それ以降はビニールポットに鹿沼土と野菜の培養土を混ぜたものに植え付けて、液体肥料を定期的に散布するようにしている。

その甲斐あってか、今年になって二つの苗に初めて花芽と見られるものがパイナップル苗の中央部に現れた。冬を乗り切れるか心配しながら見守っていたが、今のところ無事に小さな松かさのようなつぼみが顔を出し、下のほうに小さな紫色の花が咲いた!
パイナップルの花を見たのは初めてだ。この小さな花の一つ一つがやがて実の集合体=一つのパイナップルの果実になるようだ。
小さくても良いから実がついてほしい!

生育がイマイチな小苗にテコ入れ

この劇的展開に感動して、他のまだ小さい苗も春夏に大きく育つように対策を考えて植え替えを試みている。鹿沼土はパイナップル栽培に推奨されているが、水はけが良すぎるのかも?と思い、鹿沼土と培養土の割合を7対3から4対6に逆転させて、植え付け用土に化成肥料も少し混ぜ込んでみた。植え替えの際に、パイナップルの苗の根をメネデール希釈液に漬け込んで、これで新しい用土に根をしっかり張って成長してくれることを祈っている。

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