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まどろみ天使
2024年2月13日 16:44
前回は心理学と法律学の共通点について述べた。今回は『精神分析入門』のメモの中の一つ、現象学とのかかわりについて述べよう。前回「現象学の始まりが記述的心理学であったのはうなずける」と書いたが、記述的心理学とは、フッサール初期において、あくまで直観にとどまって、そこに与えられるがままの心的諸体験という事象そのものを純粋に記述していこうとする「理論の前段階」としての「純粋記述」であった。だが中期
2024年1月24日 14:50
私は哲学畑であり、かつ、心理学を認めていない主義である。といっても、いつまでも食わず嫌いでいても仕方ないので、フロイト著『精神分析入門』を読んでみた。『精神分析入門』が厳密には心理学であるといえるかは別としても、少なくとも心理学の立場からみた分析となっている。読み進めるにあたっていくつか気になった点をメモしておいた。「蓋然性の寄せ集め」「証明の方法?」「現象学の始まりが記述的心理学であっ