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(40)あの辛かった時期を思い出した母

 あけましておめでとうございます。
今年もnote「ブログでは描けなかったこと。」にアクセスいただき
ありがとうございます!
 年明け第1話目は、年末に起きた私とリュウのコミュ障対決です。最後までどうかお付き合いください。
 
 
 
 底冷えのする寒い夜の10時頃…

リュウが外から帰ってきた。明らかに不審者(汗)



 うちの近所に大きな道路はなく、昔からの細い道沿いに古い民家が立ち並んでいる。お店やマンションなどもなく夜の9時にもなると真っ暗で人の気配はほぼない。静かでいいところだが、嫁いできたすぐは静か過ぎてちょっと怖かった。
 
 
 リュウが1日1万歩歩く話は以前にも書きましたが、
 
(37)コロナに感染した3人

その行為は酒もタバコもギャンブルもしないリュウの精神安定剤でもある。ただ、側から見るとなんの目的もなく早足で歩き続けるリュウは奇異に映る。健康のためとか気分転換の散歩とかそんな雰囲気は微塵もなく、修行のように永遠に同じところを無表情で歩き続ける。
 
 

 たしかに、家の床が抜けそうなくらい歩くので
「たまには外も歩いたら?」
と提案したのは私だ。
「誰かに見られたり、会うのが嫌だ」
と言っていたリュウの出した答えが、夜間徘徊だった。
 
 
 
 そんなある日…
 
 

やはり恐れていたことが起きた(汗)


 その時のリュウの目が怖かった。
冗談で言っているのではなく本気で言っていた。私はこの目に見覚えがある。リュウが中学生の頃の暴れる寸前の目だ。

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