バンクーバーのJAPANTOWN/旧日本町の隠れ家・最先端フードシーン〜NYのSOHOやDUMBOに変化成長中?
私の住む、バンクーバー の旧日本町、通称JAPANTOWN。バンクーバー在住の日本人でも、どこにあるか知らない人が多い。またワーホリや観光客などの短期で住む日本人は、ガイドブックを読んだら、
>危ない場所だから、近寄るな
って書いてあるから、ほとんど見かけない。
ダウンタウンの観光地、Gastownのすぐ東隣、中心地からもバスで5−10分、歩いても30分くらい、の超便利な場所なんですけどね。
ホームレス(浮浪者)
は、カナダ英語では差別用語認定されつつあるから言い換えて、
アウトドア・キャンパー(野宿生活者、苦笑)
がたくさんいる場所なので、一見さんには確かに危ないでしょう。
でも私は実は、ファッション業界で働いてたことがありまして、パリコレやミラノ、NYとかにも買い付けに行ってた元業界人。そういうトレンドの最先端を行く、デザイナーやセレブ、モデルなどの超RICHな人たち、ファッションビクテム(ファッションの犠牲者、信奉者)たちは、POORな貧困層が集まる場所の隠れ家レストランとかに行くのが、大好きなんです。RICH&POORの交わるところが、一番トレンディでおしゃれ、とされる、スノビッシュ(気取った)な世界。
かつてNYの例でいえば、ソーホーやハーレム、ブルックリン橋のたもと(DUMBO)は怖い危ない場所だったけど、まずはファッションビクテムたちが、こっそり通う隠れ家レストランやバーができた。そのあと芸術家たちが家賃が安いと移り住み。次にお金持ってるヤングエリート、当時はヤッピー(死語)と言われた人たちが来て、ついにはおしゃれ商店街や高級アパートエリアになっちゃった。
実は私は、歳がバレるけど、NYのソーホーやDUMBOが貧民街からおしゃれ商店街に激変していた時代に、住んでいたことがあるんです。だから今、このJAPANTOWNが、同じように都市開発されていく匂いを嗅ぎつけている。だからNYを知ってる私が呼ばれた、んでしょう。
ちなみにNYのソーホーでふらりと入った若いゲイの新進デザイナーの店が、のちに世界のトップデザイナーになったマーク・ジェイコブスのものだった、と気づいたのは、2000年初めの頃です。彼とも話した記憶があるけど定かじゃない。彼の当時のパートナー兼マネージャーだった、イタリア人男性と話したのは覚えてますね。マークとはその後、パリコレでもあってご縁がありました。仕事で大成功して天狗になった麻薬中毒の時代だったから荒んでて、美健楽とは程遠いデブのメタボ。めっちゃ躾の悪い、迷惑大型犬飼ってた。
でもその後自主的に治療院に入り、すっかり体気心を癒してスマートに。数年前に若い妻(男です)に電撃プロポーズ。をネットで公開して結婚し、幸せそうで、よかったよかった。嘘みたいな話だけど、本当です。そういうセレブ引き寄せ運あるんで、私。
さて、このスラム街からおしゃれ町への激変を、
英語ではGentrification、ジェントリフィケーションというのです。これ、辞書の日本語訳が、ひどいのよー(笑)
地上げ
ですって(大笑)
せめて、町おこしや都市開発
の方がマシだから、そう訳します。
今、JAPANTOWNのあたりもこのGentrificationが進んでいまして、近くのGASTOWN、CHINATOWNとRAILTOWNという三つの町、エリアとともに、高級飲食店がポツポツとできています。
このエリアは実は、映画とTVの撮影でも大人気。バンクーバーで一番古いエリア、GASTOWNに隣接してるから、古いアンティークビルも多い。だから、セットいらずで映画撮影できるんですね。
多分もうすぐ公開されるバットマン4だかの新作映画とか、人気のTVショーとかでこの辺のビルが出てくる。隠れ家レストランやカフェでふと横を見ると、有名ハリウッドスターが座ってたとか、普通にあるようです。私は有名人興味ないので知らないのですが、行きつけのビアバーに行ったら、映画撮影隊が休憩で来てて映画撮影の話を聞けたり、カナダの友人でも映画関連のお仕事してる人も多い。
ああそうだ、ハリウッドで撮影された、デスノートの実写映画撮影はやってるとこ見ました。ハリウッド映画の1/3が、実は今はここバンクーバーで撮影されているそう。撮影費用が安く済むので、ハリウッドから俳優さんごとこっちに連れてくるそう。映画産業は、バンクーバーのBC州の観光業に次ぐ、2番目に大きな稼ぎ頭産業だそうです。と、私こちらで観光・レストラン産業の学位、州立大学でとってるんで、無駄に詳しい。
私がここに住んでいるわけは、このJAPANTOWNの町おこしのために、どうも呼ばれた?らしい。引っ張り込まれたというか?格安家賃、市価の半分くらいで、すごい広いアパート(日本語ではマンション)、しかも最上階ペントハウスに住まわせて貰ってる。そういう流れに乗ったんですよね。日本人初の、国の起業家ビザも頂けてしまったし。
さらにいえば、バスで行けるアメリカのシアトル(バスで4時間くらい)、ポートランド (バスで8時間)にも同様の日本町があるのですが、そっちにも御縁があって、3つの日本町の町おこし手伝っています。いろんな出会いが都合よく落ちてくるから、うまく運命に利用されてる感じ。まあ昔から自分が強運なのは気づいてたけど、カナダに来てから、さらにコロナから加速度ついてる。
というわけで、バンクーバーJAPANTOWN(日本町)の勝手に広報係として、食べ物中心にいろいろご紹介していきたいな。とも思っています。
バンクーバー近辺在住の方は、ぜひ遊びに来てください。多分、私みたいなローカルといると、自分では気づかない、入れない不思議な場所へ、ご案内できると思う。私自身、へーこんなとこがあったんだ。こんな人がいるんだ。という、ディープな扉が次々開いて、呼び込まれる。面白い不思議な町、エリアですよ。
今はついに、このJAPAN TOWNを見下ろす部屋まで、のしあがりました(笑)毎日地図を見るようにこの町を鳥のように上から見て、ここら辺に私のカフェを作って、ここにユニクロやMUJIさん、日本の手作り工芸村を誘致して、ここは寿司バーがいいな。あのシェフはどうかな?などと、勝手にプランしております。
今はもう、戦前の日本人移民たちは、メトロタウン/METROTOWNという郊外の町へ移動してて、80−90歳の御隠居さんたち。日本人や日系人は、この日本町にはほとんど住んでいません。日系や中国系の二世三世や西洋系ばかりで、日本語も聞こえない。昔ながらの日本人学校が、頑張っていてくれる程度。あとなんかお寺あるけど、まだ私とはご縁がないな。
私も別に、日本人に住んで欲しいわけではない。日本食や日本文化、中華街も近いのでアジア文化でもいいけど、そういう日本やアジアっぽさを楽しめる町になるといいな、面白いな、と思っているだけ。
そしたら仕事が生まれて、この町に多いホームレス、もといアウトドアキャンパーたちに仕事が作れるかもしれない。また働く気がある人なら、町のお掃除をしてもらって、その対価で美健楽な食事やコーヒーを出せる、町の台所みたいなカフェを作れたらいいな、と思っています。
日本人にとっては、カナダやバンクーバーに留学や移住したい。と思ったら、頼りにできるカナダの親戚の家、みたいな場所にしたいですね。
そこに行ったら、ローカルの英語が話せる人と知り合える、話せる英語環境がある。仕事も、日本語環境のジャパレス、ジャパニーズレストランでなくて、英語で働ける場所がある。英語でボランティアして、実践的英語を鍛えることもできる。私はカナダの叔母さんというか、お母さんというか、町の女将さんやります。着物と割烹着でも着てね。
私の夢の、いや目標のカフェは、実はもう場所はあって、
昔、日本町が栄えていた頃の、町一番のレストラン
今でも超素敵な、アンティークレストランです。日本人たちが結婚式やお祝いに、ドレスアップして集まる場所だったそう。個人の持ち物で一般公開してないから、ほとんどの人は見たことない場所。偶然コネできて入れてもらって、あっけに取られた。これ、博物館じゃね!?って(後で、前に撮らせてもらった写真見つけたらアップ予定。)
オーナーさんとも、これまた偶然出会って意気投合。
>このエリアの町おこししてくれるなら、タダで貸してあげるよー
って言ってくれてるんだが、さすがに申し訳ない。またコロナでリアルのアカフェは採算取りにくくなったから、計画ストップしてます。
JAPANTOWNのフードシーン(食べ物系の光景)@Powell Street Between Main&Princess
★写真が上下無茶苦茶になる Noteのバグ発生中。問い合わせのために、そのままにしときますね。ごめんなさい
(公園はホームレステント村が撤去されて、綺麗になったばかりです)
でも私のカフェの前に、コンセプトが似てる
1、ハーケンコーヒー(コーヒー焙煎店、ビーガンの日本食弁当屋さん)がオープンしてくれて、良かった。いいテストマーケットと、日本人街への集客になるから。
さらに、今バンクーバーで一番予約の取れない、
2、人気フレンチ、ロレンス/LAWRENCE
もあって、このコロナでも資金があるから生き延びてくれたよう。
先日再開しています。ガツンとくるお肉料理が得意なのと、コロナ前は予約2ヶ月待ちだった。今は人数制限中だけど、予約なしで入れる裏技知ってるから、混まないうちに行ってみよう。
3、町の中心は、何と言ってもSUNRISE Glossary(食料品店)
ここは中国系移民で、今は二世代目の、兄と三姉妹がやっています。中国系だけど、日系人と結婚してたり、この日本町でもう70年だか店をやってる一族です。私のお友達一族。
一見小汚い(失礼)野菜の安売りアウトレット店みたいなんですが、実はここ、超お金持ちの一族。カナダ全土のスーパーに卸してる、カナダ一の大手豆腐メーカーなんです。どこのスーパーや高級食品店、日系スーパーに行っても、SUNRISEの豆腐はあるし、カナダ人みんな知ってるサンライズ。近くに大きな豆腐工場があって、日本町の土地やビルも結構持ってるらしい。
4、CUCHILLO;3人以上で行ってシェアするタイプの、量の多いメキシカン。味はまあまあ
このレストランの地下に、戦前に日本のお風呂屋さんがあったそうで、今はトイレとパーティスペースになっています。ここで、「日本町の奇跡」に遭遇したしたので、後日記事にする予定。まるでSF小説のような、
>そんな都合のいい偶然、あり得ない!
と、流石の私も久しぶりに叫んで笑った、「偶然の」引き寄せ。
5、MACKENZIE:これまたシェアするタイプの、カナダ料理の高級店。
料理は肉肉しいから私は無理だが、バーカウンターで1人でも飲めるカクテルが素晴らしくクリエイティブだからお勧め。なんと1杯15ー20ドルとかしちゃうけど、バーテンダーが天才だからたまに寄ってしまう。バーテンダーレシピ開発の参考になるからね(言い訳笑)
6、DOSANKO:フランス系カナディアンのグルメシェフと、日本人妻AKIYOさんがやってる、ジャパニーズレストラン。に、一見見えるけど、実は違う。ジャパニーズのフリをした、フレンチビストロというフュージョンカフェ。
+メニューの一押しは、パン粉系の豚カツ!ビーガンには豆腐カツ!シェフが豚肉と恋に落ちてるから、豚の料理が素晴らしい。普通のとんかつに見えても、フレンチの技があちこちに隠れてる。
+あと小さいお子さんが2人いるので、自然食手作り志向もあってなんでも手作り。とんかつソースもパン粉も麺も、塩まで麹塩。
+ご飯もAKIYOさんが北海道出身(だからDOSANKO)だから、美味しいブランド米でピカピカ、ご飯粒が立ってます。+AKIサラダやデザートも美味。
惜しむらくは、改善点は、
ーシェフが見事にグルメシェフで、恰幅がいい。つまり太る食材が大好きだから、グルメだけど健康的ではないメニューも多いこと。何千キロカロリーあるんだ?これ?って絶句する油っぽいのが、時々ある。
ー後はお店の名前がDOSANKOというマーケティング間違いで、紹介してもラーメン屋だと誤解されて、友人がなかなか行ってくれない笑。
ー公園の先という、一際環境が危なげな場所にあるので、日本人は寄り付きにくい。
7、中国系の点心の卸店と韓国系のお肉屋さん:
公園の近くに隣接してる2店で、美味しい手作り冷凍エビ餃子や麺とか、ハッピーポークという苦しみを最小限に屠殺した豚肉がそれぞれ買える。中華街にも点心を売る店はあるけど、まずい。ここのは中華料理店やスーパーにも卸してる工場だから、奥でみんなで作ってるのが見えるのもいいところ。
お肉屋さんは、月曜日にスライスしたお肉も気が向いたら売るので、運が良ければすき焼き用のお肉が、日本食料品店のお高い値段の半分くらいで買える。
って、こんなところかな。それぞれ気が向いたら、詳しくレポします。特にサンライズは、野菜と食料品(肉系以外)が激安だから、ここがないと、バンクーバーのレストランの半分が潰れる、と言われてるくらいの縁の下の力持ち。もちろん一般客もOKなんだけど、シェフっぽい人たちが大量に買っていくから、昔の築地市場みたいな雰囲気があって、個人客はビビってしまってた。
でもコロナで大改装して、広々綺麗、入りやすくなりました。バックにカナダの大きな豆腐メーカーがついてるから、資金力あるんだよね。SUNRISEファミリーは、日本町の守神ファミリーでもあるようだからから、長年の感謝を込めて特別レポートしなくっちゃ。YouTubeでやってみるかしら。
最後に今日のレシピ(開発中):ラズベリーOR苺の1週間でできる、ノンシュガー果実酒
洗って完全に乾かしたイチゴやラズベリーを、
メイソンジャーに入れて、
かぶるくらいのウォッカ(40度以上)で3日ー1週間漬け込む
美健楽な、1週間でできる果実酒
メープルシロップを入れたバージョンと、入れてないバージョンを比較実験中。日本では40度以上の白っぽい焼酎をおすすめ。ホワイトリカーは化学加工食材だから。こっちは焼酎がないから、香りと味が淡白なウォッカ使用が、フルーツの抽出にはおすすめです。
今夜飲み友達と、試飲会開催します。このラズベリーは、彼女が苗から育ててくれたのでお礼を兼ねて。自分らが育てた有機ラズベリーを、カクテルで飲める幸せ!有機の果実の自然いっぱいのエナジーと共に、いただきます!
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