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ビーガンや料理仲間を作れるMeetupとは?〜三ヶ月ぶりに、ビーガン・ミートアップ(同好会)のオフライン会再開

ミートアップってご存知ですか?ビーガンやベジタリアン等に興味を持ったら、世界中で、世界中から参加できるネットとオフラインの無料同好会サービスです。

英語の辞書でのMeetup・ミートアップの意味は、
>偶然会う、出会うこと
となっていますが、私は

Meetup・ミートアップ=(ネット)同好会

と意訳しています。

英語圏発のネットサイトの名前で、
「オンラインで、主催者が同好会を作り、イベントを告知して参加者を募る。参加者はその同好会に無料で入会し、オフラインで無料や有料で、実際に集まる」というサービス。というか、でした。コロナ以前は。
* Meetup:http://www.meetup.com/

コロナ以前は、主催者+1人から、私が参加した大きな集まりだと200人のビーガンポットラック(持ち寄り)パーティまで、結構、集客力のある集まりです。

バンクーバーには、2つの大きなビーガン系ミートアップがあります

+Meatless Meetup(主催者Nancyさん、他10人ほどのコアメンバー) 
+Vegan Meetup(主催者Ayaさん)
どっちも主催者やグループはビーガンで、レストランの食べ歩きやビーガンのポットラック持ち寄りパーティなど、いろんな企画をしてくれます。

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参加登録メンバーは、一番大きなMeatless Meetupで4500人ほど。ですが、幽霊メンバーやバンクーバー以外の世界中からの冷やかしメンバーもいるので、実質的に参加してオフ会に来るのは200人くらい。熱心なリピーターが100人、2%といったところでしょうか。私のように掛け持ちの人も多くて、どっちの会でも同じ顔に会うことも多いです。

2つのビーガン同好会の違いは

1)Meatlessの方は、カナダ系。カナダ人女性Nancyがパートナーと友人達10人ほどで運営し、デサントさんというダイエット本の有名栄養士がスポンサーについてお金を出してくれているらしい。なので、参加費用が安く、多種類の企画をしてくれます。

企画も、やりたいと手をあげたメンバーがリーダーとしてやるので、行動的な長年のビーガン、ビーガン中級や上級者たちに出会えます。ビーガン歴10年以上の人が多い感じ。

2)Veganの方は、Ayaさんという金融系アドバイザー的な仕事をしている日本人女性が個人で主催していて、ビーガンレストランの食べ歩きがメイン。Ayaさんは、いいビーガンレストランを発掘して、安いグループ料金を交渉するのがうまい。だからそれにカップルで乗っかるような、ビーガン歴1年以内の初心者や、ビーガンじゃないグルメ派も多い感じです。

Meetupの主催や目的は利益ではなく、基本ボランティアの同好会

Meetupサイトの運営は、主催者が月20ドルをサイト運営者に支払うことで成り立ってるよう。ビーガン系企業からのPRもとってる、かな。

主催者は、基本、利益目的ではないボランティア。参加メンバーの私らは登録無料だし、企画もコストシェア(割り勘)や持ち寄りにするのが普通で、儲けは出にくい。20ドルのMeetup運営費用を自腹で払ってるから、むしろ持ち出し。

Meatlessの方は、有名スポンサーがいたりビーガン企業から寄付をもらったりしてるから、それで運営してるよう。Veganの方は個人主催だから、レストランで割り勘にするとき少し手数料をのせて、幹事代として儲けてる感じ。あとは利益よりも、自分のビジネスへ顧客を囲い込み誘導する目的、だったり。

私は、企画次第で両方に適当に顔を出してたのですが、MeatlessのNancyが人材発掘と登用がとてもうまいので、あれよあれよという間にのせられて、いつの間にかボランティア・シェフのリーダーをやってます。大きなポットラックパーティがあるクリスマスや感謝祭のときに、200人分までのDinnerをやるのですが、それをキッチンとサービスで仕切るシェフの役目。裏方ボランティアをやりたい人も多いから、それをまとめて動かす役割もする。

昔から、いつの間にかこういう仕切り役やリーダーをやらされる私。ビーガン歴15年は長い方だし、ビーガンシェフの老舗スクールで資格もとったから知識もある。カナダの公立大学でレストラン・旅行学科の学位もとって、グルメ系のシェフやサービス、バーテンダーと経営者もできるから、ついいろいろ教えたがり。

ビーガンMeetupで何を話しているのか?

だいたい、ビーガン初心者に捕まってビーガンになるには?と聞かれるか、ビーガン中上級者の癌や難病で食事療法してる人に捕まって、どうやったら癌が治せるか?的な質問責めにあうことが多いです。私は、カナダ政府公認栄養士(英語ではRegistered Dietitian)ではないから、病気の人の食事療法相談にはのっちゃいけない法律なのは、日本と同じ。気をつけています。身内や友人に管理栄養士が多いから、そっち紹介したりね。

ですが、私のビーガンで癌を治した体験談があまりに奇跡的らしく、それを聞きたがる人が多い。またビーガンシェフ資格は珍しいので、病気ではない健康なビーガンやベジタリアンのレシピや食事療法(英語でDiet。痩せるという日本語英語の意味と違って、病気を治したり特殊な食事療法、という意味)を教える、Cooking Instructorの役目はOK。公的なビジネスライセンスも持っている「料理の先生」としてボランティアやっています。

前置きが長くなりましたが、

コロナ以降初めてのミートアップは、ソーシャルディスタンス2mを保てる換気のいい場所で (またはオンラインミートアップへ移行中)

ということで、川沿いの公園でピクニック。それぞれ自分で食べるランチやおやつを持ち寄って、芝生の上に座って2時間ほど、近況報告やお喋りをしました。

公園には、こんな看板があちこちにあります。曰く
>今日も楽しんで!でも2m離れてね!

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今日はおしゃべりに夢中で、うっかり写真を撮り損ねた。参加者のプライバシーもあるので、写真は遠目。散歩中のバンクーバーっ子たちの、今の戸外でのおしゃべり状況をどうぞ。

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マスクも、2m離れるのも、すっかり普通の光景になりました。マスクは危機感が緩んで、半分くらいの人がつけなくなってるかな。私は普通につけてて、バスやエレベーターではしっかり、戸外で散歩の時は外してと、使い分けています。

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明日は別のミートアップで、海辺のビーチで夏至の夕暮れを楽しむ会に参加予定。そっちまで参加してから、ミートアップの内容をまとめようと思います。

ビーガンやベジタリアンの人は草食性だから、基本優しい人が多い。日本ではどのくらいMeetupが普及してるか知らないのですけど、ベジタリアン入門したければ、いい先輩や先生を無料で見つけることができる場所。コロナ以降は実際会うよりオンラインの活動も増えると思うので、参加してみてください。私も世界中から参加できて、距離を超えて話し合えるオンラインミートアップを、ボランティアで企画中です。


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