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一人目の子が、食物アレルギーという個性をもって生まれてくることが想像できなかった私たち夫婦がそれに気づくまで

妻も私もアトピー持ちだけれど、自分の子どもが食物アレルギーという個性を持って生まれてくるとは想像していなかった。自分が子どもの頃を思い出すと、小さいときほど身体中が痒かった覚えがある。昔は食物アレルギーに対して解像度が低かったからステロイドの塗り薬で、とりあえずおさえておこうという治療しかなかったのではないかと思う。妻の子どもの頃のことを聞くと、乾燥肌で冬に辛かったみたい。私はジュクジュク系なので夏に辛かった。一人目が生まれ、そろそろ乳児湿疹なら治るはずという頃にも、肌の荒れが治るどころかひどくなっていった。

とりあえず近くの小児科に連れて行くと、まだ乳児湿疹かもしれないからよく肌洗ってあげて、、、と最初は言われていたけれど、かなかな治らない。そう思ってまた小児科に行くと、強いステロイドが処方された。確か強さは上から2番目のものだった。

その薬を塗ると、あっという間にピッカピカの肌になった。その治って行く過程を見て、私たちは「これなんかおかしいよね」と疑問に感じた。強いステロイドであっという間に治るんだけれど、少しでも量を減らすとまた再発。原因はなんなんだろう。という素朴な疑問が湧いてくる。そこでやっと、妻と私は自分たちの子どもの頃の事を思います。これってさ、アレルギーなんじゃない? と気づくことになる。

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