シリコンバレーのビジネスはコミュニティから生まれる(2022年5月)

こんにちは、VALUENEX CFOの鮫島正明です。

今回は、世界で最も起業家が集まりイノベーションが生まれ続けている聖地、シリコンバレーで独自のビックデータ解析技術で成長するVALUENEX,Inc.の奮闘についてレポートします。

VALUENEX,Inc.はシリコンバレーにおける数少ない日系ソフトウェア企業ですので、2022年5月現在、シリコンバレーでどのようにビジネスを展開しているかもあわせてお話ししたいと思います。

シリコンバレーとは

シリコンバレーはアメリカ合衆国のカリフォルニア州北部、サンフランシスコ湾のベイエリア一帯の通称です。Apple、Google、Facebookといった世界的なテックジャイアンツ企業が集積し、スタートアップ企業が最も集まる地域であり、世界一のイノベーションの聖地です。

私たちの会社 VALUENEX,Inc.は、シリコンバレーの起源であり起業家の聖地といわれるパロアルト(Palo Alto)の中心部にあります。ここは、世界最高の名門・スタンフォード大学(Stanford University)の目前に広がる城下町です。
(地図のサンノゼより少し北西にPalo Altoがあります)

スタンフォード大学から真っ直ぐ伸びたユニバーシティ・アベニュー(実際の写真です)

パロアルト駅近くの中心地にあるVALUENEX,Inc.の本社とカリフォルニアの青い空

シリコンバレーのビジネスはコミュニティから生まれる

世界一のイノベーションの聖地であるシリコンバレーのビジネスは、コミュニティの中で生まれています。いわば巨大な村社会のようなシリコンバレーのコミュニティから世界最先端のビジネスが生まれているのです。

そのため、ここではコミュニティに入ること・人と会うことでビジネスを進めコラボレーションをしていくことがとても大切になります。
シリコンバレーでは「ギブ  アンド  ギブ  アンド  ギブ」の姿勢が大事であり、お互いにギブし合えば結果的にギブ アンド テイクになる、これがシリコンバレーの文化なのです。 

当社は本社オフィスをシリコンバレーの中心地であるパロアルトに開設し、2022年で設立8年目を迎えています。コロナパンデミックによるロックダウン解除後の昨年後半から、ようやくオフィスで直接お会いする形のミーティングを再開することができました。
現在、この絶好のロケーションのオフィスに「インサイト カフェ」という会員制のコワーキングスペースを開設しています。シリコンバレーの起業家、大企業の方々、投資家、お客様、スタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校の学生さん達が大勢集ってくれます。
（インサイトカフェに関する日本語の紹介はこちらになります。是非ご覧ください。）

2022年5月現在、シリコンバレーはコロナパンデミックから復活し、マスク無しで直接話し合うミーティングが再開しています。
もちろんZOOM等のバーチャル会議も盛んに行っていますが、オフィスに集まり直接会話をすることの有り難さを改めて噛み締めているように感じます。

スタンフォード大学とカリフォルニア大学バークレー校の皆さんがオフィスで白熱のプレゼン(VALUENEX,Inc.のパロアルトオフィス)

VALUENEX  CEOの中村(右側)とCFOの鮫島(左側)
パロアルトオフィスにシリコンバレーの天才たちが集っています

シリコンバレーの熱気あるミートアップが復活
新しいビジネスとコラボレーションはこうして生まれます
(VALUENEX,Inc.のパロアルトオフィス)

M-Labのイベント"Mobility Event ~Mission to Electrifying Japan"に300人以上が集まりました
スタートアップ起業家が投資家と会う場として有名な el PRADO HOTEL に集合

サンフランシスコで行った量子コンピュータについてのミートアップ
(Mind the Bridge　San Francisco, CA)

Meetup & Happy Hour: Quantum Computing (Insight Café)

起業家と投資家の活気で溢れるパロアルトの街

夜になると、パロアルトのユニバーシティ・アベニューでは街のあちこちでビジネスの話に花が咲きます。道路を封鎖して屋外テーブルが設置され、ここで情報を交わしながら大きな投資やビジネスに発展していくのです。
経済活動がコロナパンデミックから力強く復活し、屋内・屋外でマスクなしのミーティングやパーティーが平常通りに行われています。

夕闇のユニバーシティ・アベニューは店の内外に人が溢れます

道路を封鎖した飲食店の屋外テーブルでも活発なコミュニケーションが花咲きます

シリコンバレーのビジネススタイルは”文化”

シリコンバレーは、コミュニティを中心に形成されるネットワークによって起業家を育て続ける「エコシステム」が世界一整ったイノベーションの聖地です。
スタートアップと呼ばれる革新的な技術開発で世界を変えようと努力する起業家に対して、巨額な投資をし、育成して、もし失敗してもそれは学ぶ機会であると捉えてまた投資する。
このようなエコシステムがあるからこそ、世界中から凄いスタートアップが集まり、世界中から投資家が集まります。一度成功して富を得たスタートアップは、また後から続くスタートアップに投資して育てるというサイクルもあります。
起業家・専門家・投資家・大学・研究機関・大企業・成功したスタートアップなどを結び成長し続けるエコシステムは、「ギブ  アンド  ギブ  アンド  ギブ」の姿勢をエコシステムの参加者が持ち寄る文化があってこそ成立すると思います。
だからこそ、参加者同士を結びつけ、情報共有により新しいアイディアを創出し、新しいビジネスができ、イノベーションに繋がり、この情報共有の場であるコミュニティをとても大切にするのです。
そして、このコミュニティを大切にするビジネススタイルこそが、シリコンバレーの文化なのです。

VALUENEXは、シリコンバレーに進出して早8年。コロナパンデミックを乗り越えてエコシステムの一員に成長しつつあると感じています。ご支援者・関係者の皆様に感謝しつつ、これからも奮闘していきます！