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初夏の気仙沼市で暑さを吹き飛ばす「Kesennuma Beer Festival 2024」が開催! 国内外の人々がビール片手に気仙沼フードを満喫する|イベントレポート
初夏と呼ぶにはまだ早い5月18日。初夏と呼ぶに相応しい晴天と気温の中、気仙沼市の南町海岸公園で「Kesennuma Beer Festival 2024」が開催された。本イベントは、名称の通り気仙沼市でビールを飲むイベントである。それ以上でもそれ以下でもない。海に隣接した公園で、人々がビールを飲み交わし、語り明かすイベントである。
国内外の人々が集まり気仙沼発クラフトビールや銘酒を飲み交わした「
気仙沼Old Motors Meetingと揚げバナナと過ごすアジアカフェ&nihongo cafeの情緒的な時間|イベントレポート
第2日曜日は、地球対話ラボ(つながる気仙沼プロジェクト)が提供しているアジアカフェが開催される日である。同時に、nihongo cafe も開催されている。
アジアカフェ&nihongo cafeは、海外の料理を安価に提供するとともに、地域の人々と気仙沼市で仕事をしている外国人技能実習生の人々とがコミュニケーションを取り、生きた日本語・海外の言語や文化に接する機会を生み出している。
5月のアジ
”縁”を待っていたら何も手に入れられない! 森鴎外「雁」が教えてくれるツラい現実|読書記録
縁という言葉で済まされる機会は何かと多い。人間関係においては頻繁に言われるし、就職や転居など人生の節目々々でも言われる。買い物のような日常的に行われる場面であってさえ、縁の一言で済まされる場面はまま見られる。しかしながら、そうした縁で済まされる多くの場面について、本当に縁として扱えるものはどれくらいあるのだろうか。森鴎外の作品「雁」を通じて抱いた想いは、そんな疑問だった。
森鴎外「雁」が教えてく
プロジェクト譜を活用した地域活性化プロジェクトの上手いマネジメント方法について考える|地域視考
昨今、地方では数多くの地域活性化を目的としたプロジェクトが行われている。しかしながら、その成果は芳しいと言えない。前回テーマにした小規模集落ならば、それも致し方ない面がある。
そもそもリソースがあまりにも足りておらず、リソース確保それ自体が一大プロジェクトになり、地域活性化プロジェクトに至れるかどうかの問題があるためだ。ゼロをイチにするのは難しくないが、ゼロをいきなりジュウにするのは不可能に近い
ゴールデンウィーク最終日、家族連れで活気づく気仙沼市内をぶらつく|松崎尾崎防災公園、内湾エリア、南町〜八日町|散策記
2024年5月6日、最大10連休となったゴールデンウィークの最終日。何をして過ごそうか考えた結果、特別何を考えることもなくブラブラしようと答えを出し、気仙沼市へと車を走らせた。
さりとて走り出した車をどこかで停めないとならない。ただひたすら走り続けて帰宅するドライブは不可能でないが、そんなストイックなスポーツ染みた時間の過ごし方はしたくない。というわけで、今まで行ったことのなかった松崎尾崎防災公
悲しみにこんにちはをしないようにフランソワーズ・サガン「悲しみよ こんにちは」を読む|読書記録
『刹那的な快楽の後に幸福はなく、幸福の前に刹那的な快楽はない』フランソワーズ・サガンの「悲しみよ こんにちは」を読んだ感想を一言で表すならばそんな言葉が浮かぶ。
くるくる喫茶うつみ&grandma で「悲しみよ こんにちは」を読む今回の読書記録は、前述の通りフランソワーズ・サガンの「悲しみよ こんにちは」(リンクは広告)である。読んだ経験はなくともタイトルを聞いた経験はある。そんな数ある有名作品
みどりの日、Geminiの力を得たGoogleマップを頼りに夏油温泉に行き混浴文化について考えた|元湯夏油・入畑ダム・Cafe03|散策記
Googleマップのナビゲーションに導かれるままに車を走らせた結果、『本当にこんな山道の果てに温泉があるのか』と不安に駆られる羽目に陥ったのは、2023年5月4日のみどりの日だった。
あれから1年。みどりの日の恒例行事にするつもりは欠片もないが、せっかくのゴールデンウィークなので一度は遠出しようと思い、懲りずにGoogleマップのナビゲーションに導いてもらいながら、温泉を目指した。
決して整っ
碁石海岸観光まつり・THREE PEAKSポップアップイベントで岩手県大船渡市のゴールデンウィークを嗜む|散策記
五月晴れに彩られた2024年5月3日。目映い陽気の下、THREE PEAKSを訪れた。大船渡市にあるワイナリーである。
THREE PEAKS(スリーピークス)ポップアップイベントでおにぎりとビーガンスイーツを堪能するポップアップイベントとして、おにぎり・ヴィーガンスイーツ・コーヒーの販売が行われていると聞き、立ち寄った。おにぎりは、以前紹介したgrandmaのおにぎりである。
ゴールデンウィ
煙草と歴史と文化が燻る一関市千厩町で途絶えていく記憶史を想う|千厩図書館・千厩酒のくら交流施設・せんまや街角資料館|散策記
ゴールデンウィークの喧噪から逃れるように岩手県一関市千厩町を訪れた。
歴史と文化が燻る一関市千厩町|ゴールデンウィークの喧噪がない世界を歩く最長10連休にもなる今年のゴールデンウィークは、新型コロナウイルスによる混乱が収束し、外国人観光客によるインバウンドで賑わうこの頃の情勢もあり、浮き足立った人々が多く見られる。普段は閑散とし、閑古鳥の鳴き声しか聞こえないような岩手県であっても、内陸の都市部や
「消滅可能性自治体」と「集落のミライズ」を題材に気仙沼市の未来を考える|地域視考
春とも夏とも分からない混沌とした気候に見舞われた4月の日本に、「消滅可能性自治体」の言葉が飛び交ったのは記憶に新しい。2020年から2050年までの30年間において、若年女性人口が50%以上減少すると見られる自治体を指して、人口戦略会議(議長:三村明夫日本商工会議所名誉会頭、副議長:増田寛也日本郵政株式会社社長)が「消滅可能性自治体」と謳ったためである。
常日頃より妙ちきりんな提言を行い、その仕
「OTO 気仙沼 English Café」とアンカーコーヒーマザーポート店で心温まる英会話体験をする|イベントレポート
宮城県気仙沼市で、英会話カフェが行われていると知ったのは、4ヶ月前〜5ヶ月前のことである。
岩手県大船渡市内で英語に触れられる喫茶店に出会い、他の地域に似た機会を得られる場所がないか探したことに端を発している。調べていく内に、気仙沼市で英会話カフェという形で活動が行われていると知った。
以降、開催日を目で追っていたが、中々都合が合わず参加できずにいたところ、4月27日にようやく都合がつき、念願
気仙沼市の商店街の一角でSilent stubborn government(SSG)の楽曲が波打つ幻想的な夜を過ごす|イベントレポート
気仙沼市で活動している音楽アーティストのリスニングパーティーが開かれると耳にしたのは、先日のアジアカフェ&nihongo cafe のときだった。
それから10日少し。リスニングパーティーに参加すべく、黄昏時の気仙沼市を訪れた。
Silent stubborn government(SSG)の音楽とトークを満喫する! くるくる喫茶うつみでのリスニングイベントリスニングパーティーに関する情報は、
『出会いがない』を現代にもたらしているものは何か? 川端康成の「伊豆の踊子」から答えを探る|読書場所:花Fe・HATOBA|読書記録
ゆっくりと本を読める場所というのは、現代だと中々ないように思われる。もしかすると図書館くらいでなかろうか。もちろん本は何処でだって読める。読もうと思えば場所を選ばずにゆっくりと読めるだろう。
だが、たとえば喫茶店(カフェ)などの飲食店で、食べ物や飲み物とともに本を楽しみたいとなると、中々難しい印象を受ける。何せ飲食店の多くは、回転率が何より重要な業態で、一人の人間に何時間も居座られると困るためだ
宮城県気仙沼市のまるきた商店を舞台に外国人技能実習生たちがナシゴレンの味を競う!|ナシゴレン・コンテスト|イベントレポート
まるきた商店は、小売と漁業の両方にルーツを持ち、現在は気仙沼市魚市場前にてヤマザキショップの運営を行っている、気仙沼市の歴史ある企業の一社である。
気仙沼市にあるインドネシア食材店としても知られており、インドネシア食材を数多く扱っている。地方の歴史ある商店というと地場産品を多く扱っているイメージを持つ人は多いかもしれない。
もちろん地場産品も扱っているが、海外の食材を扱っている点にユニークさが
「ぬま大学」第10期説明会を通して気仙沼市の新たな一面にふれる|イベントレポート
宮城県気仙沼市では、担い手育成事業として「ぬま大学」の取り組みを行っている。多くの地方においても類似事業は行われているが、少なくない類似事業が持続性に課題を抱えているのが実情である。
持続できていたとしても、毎回同じ顔触れが集まり、本来の目的を達成できずにいるケースも少なくないとみられる。一方で気仙沼市はどうだろうか。驚くことに、気仙沼市の担い手育成事業は今回で10年目を迎える。
「ぬま大学」
春めく気仙沼・大島で豊かさの感じられる時間を過ごす|ウェルカム・ターミナル、休暇村|散策記
本noteは、およそ3年にわたって気仙沼市を取り上げてきたにもかかわらず、未だに記事として取り上げられていない地域がいくらかある。その一つが大島である。
「気仙沼市の大島といったら、気仙沼市を代表する地域の一つでないか」と思われた読者がいるかもしれない。もっともである。反論のしようがない。なぜ記事にしていなかったかというと、実のところ特に理由はない。
たまたまである。そもそもこの3年間、大島に