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海外ニキの推し活事情1:海外ニキ御自慢のホロライブグッズたち

はじめに

新しいシリーズです。現在、僕のnote記事で最もlikeを頂いているのは以下の記事なので、皆さん海外ニキの推し活事情に興味があるのかなとか、普段なかなか知ることができない事情が新鮮なのかな、と思い、このシリーズを始めてみます。

いつも通りシリーズの更新は不定期ですが、みなさんに興味を持ってもらえそうなトピックや、シンプルに自分が気になったことを思いついたら調査して執筆してみようと思います。

今回は「グッズ」の話です。上記の記事内で、海外ニキたちがグッズを集めることは茨の道であることについて言及しましたが、そんな海外ニキたちが苦労して集めたコレクションをたくさん見てみたい!日本とは違う景色にある見慣れたホロライブのメンバーのグッズを見てみたい!と思い、有志の方々にお願いして写真を頂いてきました。また、せっかくなので日本に住んでいる海外ニキや、逆に日本で海外タレントのグッズを集めている方々からも写真を頂いています。

また、今回の記事でも、僕がモデレータをしているホロライブ言語学習サーバ「Holo Language Exchange」の皆様に協力いただきました。いつもありがとうございます。

日本に住んでいる海外ニキのグッズたち

まずは、日本に住んでいる海外ニキのグッズです。住んでいる地域が同じということは、我々日本ニキと同じなのか、それとも違うのか?ぜひ、ご自身のまわりのグッズと比較しながらご覧ください。

神戸市のZさんのグッズ

  • 推し:Korone (I like Miko and Ririka quite a bit too tho)

    • 訳:ころね(みこと莉々華も結構好きだけどね)

  • 住まい:Kobe, JP

  • コメント:my paypal is [redacted for privacy]

    • 訳:僕のペイパルのアカウントは<プライバシー保護のため削除されました>

まずは神戸市のZさん。ひと目見ただけでガッツリ日本のアニメカルチャーにハマっている様子が伺えます。おそらく東大寺と思われるワンピースのタペストリーが赤・黄なので、ころねさん・みこさんのイメージカラーにも合っていて統一感があります。いくつかのフィギュアは透明なケースに入れられています。

そして大量のゲームのパッケージ!Switchがメインですが奥にPS系もいくつかお見受けします。僕の知らないゲームもいくつか入っていて驚きです。もちろん「あくありうむ。」もちゃんと入ってますね。

ちなみにゲーマーズのライブに行って新しいグッズをゲットしたようで、このあとアップデートしたようです。白色の台座のアクスタはゲーマーズライブの物販で売られていたLEDアクリルスタンドで、台座にLEDが仕込まれておりセットされたアクスタが光る、というものです。実は、音に反応するセンサも入っており、手を叩いたり大きい音を出したりすると光るモードもあります。

海外に住んでいる海外ニキのグッズたち

続いて、海外に住んでいる海外ニキのグッズです。日本に住んでいる海外ニキや、我々日本ニキと比べてどう違うかについて着目してみたいと思います。

アメリカのZさんのグッズ

  • 推し:Yamagami Karuta, SMOK

    • 訳:山神カルタ(にじさんじ)とSMOK

  • 住まい:アメリカ

  • コメント:Shipping costs are strong but they can't beat my love for my oshi!

    • 訳:送料は強敵だけど、私の推しに対する愛には叶わないね!

まずはアメリカのZさん(神戸の方とは別)のグッズ。背景や棚の多きさから日本とは異なる雰囲気がありますね。個人的には、欲しかったけど他のグッズを優先してしまい買うのを諦めたミオさんのタロットカードが並んでおり、少しうらやましく思います。ホロライブのグッズだけでなく、にじさんじなどの他のコンテンツのグッズも多数あり、日本のアニメカルチャーへの強い愛が感じられます。

そして、やはり送料の問題からか、小さめのグッズが多いような印象もあります。彼女は日本に訪れたり、アメリカのアニメイベントにも足を運んでいるようですので、そういったところで入手することも多いのかなと推察しております。

また、小物をズラっと並べられる場所があるのも、やはりお部屋が広いのかな……という気がします。日本の部屋は基本的に狭いので、グッズを並べようとしたら満員電車のようになったり、工夫しないと入り切らなかったりですからね。

イギリスのZさんのグッズ

  • 推し:Okayu, Nene, Subaru

    • 訳:おかゆ、ねね、スバル

  • 住まい:UK

  • コメント:When are they releasing a Nene figure?

    • 訳:ねねのフィギュアはいつ出るのかな?

続いてイギリスの方です。あれ?Zから始まる人多いですねうちのサーバ。ZとかVの口当たりが良くハンドルネームに使いやすいのは日本も海外も同じなのかもしれません。

きれいなガラス製のラックに、POP UP PARADEシリーズのフィギュアが収まっています。OKFAMSが揃いそうですね。このシリーズは造形が良いながらも比較的低価格でお求めやすいので、ついつい買ってしまいたくなります。僕もおかゆさん・ころねさん、みこさんの持っており、かなたさんのも注文済みです。ねねさん推しのようで、ねねさんのPOP UP PARADEが出るのを心待ちにしているようです。

別の段には、スバルドダックやねっ子ぬいぐるみ、IF -Relax Time- シリーズのスバルさんなどが収められています。もちろんぽいずにゃーしんどろーむのブルーレイ(未開封)もありますね。過去ライブのブルーレイなかなか観るタイミングがなくて未開封のままになるのはあるあるだと思います。

その下の段や左側にもなにかが映っていますが、おそらく他のコンテンツのグッズでしょうか(下段はリトルウィッチアカデミアとのことです)。かなり大きめのガラスラックのようです。地震が少ない地域だからこそ、日本で置くのを躊躇してしまいそうなラックも気軽に置けるのかもしれません。我が家の大きめのラックや棚はすべて耐震突っ張り棒を入れており、見た目が少し損なわれるだけでなく、置く場所によっては耐震効果が得られないため、場所を選ぶ必要があるんですよね。この点に関しては羨ましく思います。

アメリカのUさんのグッズ

  • 推し:Nenechi!

  • 住まい:America

  • コメント:Getting into Hololive has been a great experience. Not only is it fun following my oshi and the various content, but I've made many friends as well.

    • 訳:ホロライブにハマったのは素晴らしい体験だった。推しやいろいろなコンテンツを追うのが楽しいだけじゃなくて、友達もたくさんできた。

続いてはアメリカのねっ子のUさん。ねねさんのグッズ中心に、ポストカードやぬいぐるみ、アクスタ・アクリルジオラマで構成されています。ねぽらぼの誰かを推している方は、やっぱり他のメンバーのことも基本的に好きなので、ねぽらぼでセットでグッズを揃えたい方も多いようですね。

後ろにはローカライズされた日本の漫画と思われるものもたくさん。もともとはマンガラックだったようです。やはり、海外でVTuberが好きな人は基本的にもともと日本のアニメ・マンガ・文学などを好きな方が多いようです。

そして、棚をよく見て気付いたのですが、ねねさんの3周年記念ライブのサインボールがありますね!!これはねねさんがライブ中にバズーカでぶっ放しまくっていたもので、実際におうちまで届く!というものでした。まさか海外まで届いていたとは。もちろん抽選なのでかなりラッキーなことです。

オーストラリアのOさんのグッズ

  • 推し:そう!尾丸ポルカ!!

  • 住まい:🇦🇺

  • コメント:shipping costs a lot → まとめ買いisお得

    • 訳:送料が高い→まとめ買いisお得

続いてはオーストラリアからOさんのグッズです。かなりきれいに整然と飾られていますね。無駄なものがなくスッキリとしているため、見ていて落ち着くデスク周りです。こちらのホロライブだけでなく、他のコンテンツのフィギュアやぬいぐるみなどが混ざっています。カービィのでっかいぬいぐるみはかなり存在感がありますね。そしてやはりねぽらぼの他のメンバーのグッズも。ルイ友としても他のholoXのグッズを一緒に並べたくなるので、おそらくそんな気持ちなのでしょう。

フォトフレームやぬいるぐみをズラッと並べたり、コルクボードにキーチェーンを刺したりと、工夫の光るセットアップです。壁には鋲ではなく、透明なフックを両面テープかなにかで貼り付けてありますね。日本の住宅の壁はだいたい壁紙が貼ってあり、両面テープだとすぐに剥がれてしまったり、貼れたとしても剥がすときに壁紙ごと剥がれてしまうので、なかなかできないんですよね。結果、画鋲(特に賃貸住宅ではNinjapinなどの細いもの)に頼らざるを得ないです。この点について本人に確認してみましたが、オーストラリアでも賃貸の現状復帰は必要で、壁に穴の穴も修繕しなければいけないため両面テープが使われることが多いそうです。日本では、画鋲による小さな穴は日常的にできる傷とされており、復旧の必要はないとされています(詳しくは各自で調べてください)。

余談ですが、スピーカーに「logitech」と書かれていますね。日本ではロジテックと言うと「Logitec」という別の会社が商標を持っているため、仕方なく日本だけ「logicool」の商標を使っているのです。そして、更に余談ですが、逆にオーストラリアだけ他の国とは名前の違うものがあり、それが「バーガーキング」です。同様に商標の問題で「ハングリージャックス」という名前で展開しています。

インドネシアのJさんのグッズ

  • 推し:Kaela, Suisei

  • 住まい:Indonesia🇮🇩

  • コメント:I don't have space to display merchs, so pardon the spread-out photos. I don't like collecting figurines & acrylic stands anyway. Wearable/usable/huggable merchs are the best. 👍

    • 訳:グッズを飾るスペースがないから、写真が複数枚になってしまい申し訳ない。フィギュアやアクリルスタンドを集めるのがどうしても好きになれない。着られる・使える・抱きつけるグッズがベストだね。👍

続いて、インドネシアからJさんのグッズです。グッズといえばフィギュアやアクスタなど、飾るものが多いかと思いますが、実用的なものを好む方もいらっしゃいます。特に海外で送料が高いとなると、ただ飾るだけでなくなにか実用的なものを好む傾向にあったり、かさばらずに運べる・飾れるものが好まれる傾向にあるように思えます。

Kaelaを中心にID勢+すいせいさんのグッズが多いようで、ステッカーも多くお持ちのようです。3枚目のJDONステッカーがなかなかいい味を出しています。ラップトップとかに貼りたいですね。上から覗き込むステッカーもかなり可愛くて好きです。おデコ (forehead) が好きなのは万国共通ですね。5枚目のスカジャンもかなりイカしてます。

ちなみに4枚目の写真にある2DAY PASSは、コミックフロンティアというイベントで開催されたミートアンドグリートのものですね。コミックフロンティア(コミフロ)はいわばインドネシア版のコミケで、年2回ジャカルタで開催されています。インドネシアを始め、タイなどの東南アジア圏における日本のアニメカルチャーの人気は、おそらく皆さんの思っている以上に高いものです。カバー株式会社やYAGOO社長もインドネシアに目をつけたのはなかなか鋭いですね。

今気づきましたが、2枚目のカバンはサーモンランのものですね。こんなグッズあったんだ……とちょっと驚きました。イクラを運ぶクーラーボックスのモチーフのようです。任天堂もマーチャンダイジングのセンスがかなり良いですよね。

日本ニキの海外タレントグッズたち

最後に、(日本に住んでいる)日本ニキの海外タレントのグッズたちもご紹介します。基本的に日本でも追加の送料負担なく買える事が多いですが、tokopedia(インドネシアのECサイト)で買えないグッズがまれにあったり、OMOCATなど海外の会社が販売するグッズもあったりするため、そういったものを買うときに海外ニキの送料の痛みを知ることができます。特に今は円安ですので、ドル建てのグッズを買うときはかなり辛いですね。

日本のGさんのグッズ

  • 推し:Kaela, Kiaraをはじめ、たくさん

  • 住まい:日本

  • コメント:日本に来た海外ニキから交換したりもらったりしたものも多くてホロライブファンコミュニティの温かさを身に染みて感じています

IDメインでENのグッズもいくつかありますね。特にKoboのグッズは僕も持っているものもいくつか。中にはランダムものも結構あるので、交換して手に入れたのでしょうか。まれに譲ってくれる方もいますからね。自分もダブりは譲ったり交換したりすることが多いです。ギブアンドテイクの精神を忘れないようにしたいですね。

日本のMさんのグッズ

  • 推し:EN Myth と Promise の全員

  • 住まい:日本

  • コメント:推したちの配信が世界で一番楽しい学習教材です。

実用的なグッズを中心によくまとまっているデスクです。こういう「日常に紛れている」感があると、いつでもホロライブのみんなと一緒にいるような雰囲気になりますね。彼はEN勢の配信を日常的に観ており、そのおかげで英語力も凄いです。彼を見ていると、「海外勢が日本のアニメや漫画から日本語を学べるように、我々も英語の配信で英語の勉強ができるんだ……」と実感できます。

神奈川県のVさんのグッズ

  • 推し:🍙💫🥀☔🍑🥟🌸🌙🎲🖊🎹✨(箱推し)

  • 住まい:神奈川県

  • コメント:最近引っ越したのでグッズを並び替えてEN/IDゾーンを作ってみたけど意外と少なかった……

誰かと思いきや僕です。JPのグッズがメインなので、EN/IDは意外と少ないことに気づきました。実はここに飾れていない分もあるのですが、飾れる場所がなく……。この中だとBaelzの正月衣装がお気に入りです。かわいいね。Koboのでっかいアクスタもいいですね。ここ最近はグッズにかけるお金が減りつつありますが、引き続き少しずつ集めていきたいですね。

おまけ:海外と日本の「売れる」グッズの違い

せっかく海外の方にご協力いただいたので、海外と日本のグッズの違いについていくつか質問してみました。

「海外ニキは身につけるグッズや日常使いできるグッズを好む傾向にある気がするがどうか。」

🇦🇺Oさん:間違いなくそうだと思う。日常使いできる、身につけるやつのほうが人気がある。アクリルスタンドと他の小さめのグッズ(キーホルダー、ピンバッジ、ステッカー)などの比較はその良い例だと思う。特にファンメイドのものはね。Offkai EXPOが最近開催されたけど、そこで販売されているグッズを見て、日本人が作るグッズと比べるとどんな違いがあるかを考察してみると良いかもしれないね。

🇺🇸Uさん:個人的には服にこだわりがあるので、イベントのときじゃないと身につけるグッズは使わないんだよね。ただ、個人的にはマグカップみたいな普段使いするものは気に入ってるよ。あと、タペストリーみたいに大きく飾れるもの、ポストカードみたいにたくさん並べられるものもいいね。アクリルスタンドはそこまでかな、被写体のタレントが写っているだけだし。ポストカードなら、カードいっぱいにイラストが描かれているし。

という回答が得られました。日本でも身につけるものや日常使いできるものなどは同様に人気がありますが、やはり値段が高くなりがちなのでまずはアクスタやキーホルダー、缶バッジなどを中心に集めている方が多いのではないでしょうか。今回は僕の友人数名からのヒアリングでしたが、依然としてとても気になるトピックです。次回は、実際の海外のイベントなどで売られているグッズを調査して、裏付けを取ってみようと思います。

おわりに

今回は「海外ニキの推し活事情」シリーズの第1回として、海外ニキのグッズをいくつかご紹介しました。当初はなんとなく気になったので調査を始め、集め方や景色に差が出るかな〜と思いながら書き始めましたが、国内と海外で好むグッズが異なる可能性が示唆されるという面白い結果になりました。この件については、引き続き調査を進めていきたいと思います。

次回の記事はこれまた未定ですが、引き続きいろいろ調査しつつ、面白いネタがあればピックアップしたいと思います。「こんなこと紹介してほしい!」ということがあればコメントやXなどでリクエストください。可能であれば頑張って調査します。


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