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プロシーンのSunset攻略③:エージェントTier・Tips・見かけた定点など

最終回です。

過去記事①:Sunsetは守りマップである
過去記事②:サンセットは開幕のAメイン争奪戦が最重要
過去記事③:ミッドは攻撃側圧倒的有利、それでも防衛側が戦える理由とは?
過去記事④:サンセットのBサイトは"縦"のスキルを意識せよ

サンセットに向いたエージェント

デュエリスト

レイズ(S):索敵不足を補えるスキルの多彩さ、ブラストパックにより前線を押し上げながらのエントリー、ultの強力さに加え、サイファーのワイヤーを回避できることも強み。弱体化が入っても文句なしのS。

フェニックス(B+):アルティメットオーブは比較的回収しやすく、ultは非常に強力。マップ構造的に全スキルが活きる。使用選手のフィジカルに依存するためレイズに劣るが、面白い選択肢。

Bエントリー一例

ヨル(B):前回記事で紹介したC9のように、2デュエ2コン構成ならば十分に強い。防衛時にA→Bローテしづらい問題も解決してくれる。

ジェット(C):サイファーメタでは厳しい。オペレーターが強力なポジションも少ない。防衛側は前で抑えるかリテイクの2択なので、「エントリーして味方が雪崩れ込むまで耐える」ジェットの出番は少ない。またAメインからサイトへのエントリーは難易度が高い。

ネオン(C):ジェット以上にサイファーメタへ向いていない。サイトの構造的に、リレーボルト(Q)が刺さりづらいのもネック。

レイナ・アイソ(C):省略

イニシエーター

ブリーチ(SS):これまで散々書いたが、AB両方の攻めにブリーチは必須級。A守りやBリテイクにも欠かせない存在。A設置阻止や解除阻止などアフターショック(C)の価値も高く、全スキルが腐らない。

アフターショック→壁抜きは強い

フェイド(S):プラウラー(C)の価値が非常に高い。防衛側のA前目守りには欠かせない存在。ホウントを高所へ投げやすく、ultがサイトの大きさとあっているのも理想的。

ゲッコー(A):スキルの多さはやはり魅力的。フラッシュに索敵のウイングマン(Q)とやれることは多い。新パッチのバフがどこまで影響するか気になるところ。

スカイ(B+):角が多いマップで相手の位置を特定できないのは厳しいが、2コン構成ならばフラッシュを入れておきたいところ。2コン+サイファーにはフェイドより相性が良さそう。

KAY/O(B):サイファーをメタるならばKAY/Oが第1候補。Bサイトで抑制できればいいし、できないならばワイヤーキルの可能性は低くなる。ただKAY/O最大の武器であるフラッシュは、角の多いこのマップにそこまで向いていない。エリア取りがやや苦しくなりそう。

ソーヴァ(C+):ワイヤー破壊で採用するチームもいるが、逆にそれ以外特長がない。ドローンは遅すぎるし、構造的にリコンよりホウントが優れている。絶対的にスキル量が足りない。

センチネル

サイファー(S):守り側で中央top、マーケット、Bメイン全てをチェックできるのは優秀。破壊しづらいワイヤーも最強格。Bに置いておくだけで最悪リテイクに回すという選択肢も生まれる。攻めでもケージの果たす役割が大きい。

チェンバー(A-B):基本的にBだが、オペレーター・フィジカル次第でAになる。守りでもmidで勝負できるのは唯一無二の武器。Aサイト守りで安全に引ける、箱上を採れる利点も。

キルジョイ(C):サイト中で耐えるマップではないため、ナノスワーム(C)が効果的ではない。中央top、マーケット、Bメインのうち2つしかチェックできない問題点もある。またultの置き場所がどれも微妙。

G2が使用していたult(一応)

セージ・デッドロック(C):省略

コントローラー

オーメン(S):スモークの量が多く、ワンウェイも多彩で、シュラウドステップが全マップ中一番強く、パラノイアもマップ構造にぴったり。文句なしのTierS。唯一のネックはスモークが小さく、プロでもミスが頻発すること。

ヴァイパー(B+):弱くはないが、使い勝手が難しい。C9構成でなければスローな攻めに限定され、IGLの力量が試される展開になる。索敵スキルの不足をどうカバーするかがカギ。

https://twitter.com/tempaaaaa1/status/1734115961605968134

アストラ(B):悪くはないが、スモークの数が守りだと足りない。ヴァイパーの相方として2コン構成ならまだやりようはある。リテイク時のultなど独自の強みはある。

B
A

ハーバー(C):このマップでは丸いモクが必須。ultは強力でスモークの性能としても悪くないが、オーメンとの2コンならばヴァイパーのほうが優先される。

ブリムストーン(C):スモークの数、範囲共に厳しい。

おまけ:Aオープン設置

おまけ:守りのトキシックスクリーンが難しい問題

これについて書ける場所がなく最後になってしまったが、守りのトキシックスクリーンをどこに置けばいいかはかなり難しい。試合を見ていて出てきたのは以下の通り。

1
2
3
4
5
6
7
8
9

いろいろな種類があるものの、基本的には1,4,5,7,9のようなサイトとmid両方にかかるものが多く採用されていた。

ここで問題になるのが、「midとサイト防衛のカーテンは全く用途が異なる」点だ。midを取らせないためには(そもそも防衛側が取れないのだが、それはいったん置いておく)カーテンを開幕に上げる必要がある。しかしそれでは、ラッシュをされた時に毒素が不足してしまう。

midに届くカーテンを炊くのではなく、サイト内で完結するカーテンを炊くべきだ、というのが私の主張だ。EDGの使っていたものがBでは最適に思う。B挟みの抑制が目的となる。

おわりに

長々と5本も書いてしまった。思ったよりアクセス数があって驚いたし、読んでくれた方に感謝したい。

「サンセットは守りマップ」としてこのシリーズをまとめたが、昨日終了した「AfreecaTV LEAGUE」では6試合で攻撃側ラウンド取得率58%という衝撃的な結果が出てしまった。サイファー強化後なので予想外も予想外である。

PRXが攻撃的な構成で3勝1敗という事情もあったが、マーケット・中央topのラークが予想以上に通っていた。今後「Convergence」「Mandatory Cup」もあるので、それを踏まえてまた文章を書きたい。

習作としてサンセット編を書いたが、思ったより良くできたという感覚ともう少しうまくまとめられたという思いの両方がある。ただ思っていた以上に楽しかったので、次はブリーズについて検討する。今月下旬に記事を上げられればと思う。

その後→プロシーンのSunset攻略④:サンセットが守りマップではなかった件について


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