見出し画像

【自己紹介】改めまして、はじめまして。

改めまして、はじめまして。エイミーです。
1996年生まれ、横浜出身。2023年4月からタイのチェンマイを拠点に、衣替えをするように世界を旅暮らししながら文章、デザインを創るお仕事をしています。

プロフィール

1996年1月18日生まれの27歳。はまっこ。
武道一家の父方と芸術一家の母方のもとで育ち、ものごころついた頃から好奇心旺盛なやんちゃ娘。のびのびと自由奔放に生きてきました。現在はタイのチェンマイに拠点を移し、でこぼこ道をバイクで駆け抜けムエタイに週3で通ったり、お気に入りのカフェで作業したり読書に浸ったり、次の旅先を考えたりしています。

そんなわたしの紆余曲折な人生を、ゆっくり振り返りながら綴っていきます。お付き合いくださいませ。

時をさかのぼって、空手着姿でピアノを弾いていた中学時代。
このときから、海の向こうで制作された映画やドラマ、音楽に入り浸っては、旅雑誌の中でときめいた写真を切り取って部屋の壁に貼っていくような乙女な14歳でした。そんな日常を送っている中で、自然と、国際色豊かな高校に入学していたわたし。キラキラした、シュワっとした青春を謳歌していました。

大学時代

そして次の人生の舞台に選んだ場所は、慶應義塾大学商学部。
商学部に決めた理由は、「商い」の原理原則を知れば、世界のいつどこで何をしていても、何とか食べていけそうだな。いつか自分で商いをしてみたいなと思ったから。資本主義という枠組みの中で生きていく中で、この選択をしたことに今でも後悔はないです。

ただ、もし再び大学院などで学び直すなら哲学や人類学、社会学あたりを選ぶと思う。理由は、そこらの分野に深く愛と関心を寄せる人間に出会いたいから。一見実利にならなそうなその分野を潔く選ぶ。ひたすら自分について、社会について、人類について考えにふけっては絶望し、希望を見出したりするような人間に、わたしは心底惹かれるのだと思う。

入学してそうそう、慣れないお酒を口に運びながら先輩の話に耳を傾けていた新歓。結果、粋で頼もしい先輩、同期に惹かれて英字新聞学会とピアノサークルに入部。はれて、休み時間にゆったり読書とピアノに浸れる部室という名の秘密基地を勝ち取ったのでした。

休み時間は部室にこもっていたのと裏腹に、授業のない休み期間は国内外をたくさん旅しては「百聞は一見にしかず」を身にもって実感する時間がぐっと増えました。「ハタチ」になって、アルバイトでせっせと稼いではひたすら旅に出る日々。

時間が経つのと比例するだけ、もっと世界を自分の目を通して知って、視野を広げたいと漠然と思い始めていたわたし。そうした知的好奇心からはじまって、2年生でドイツのケルンとベルリンに留学し、社会経済学、マーケティングを受講しながら、ヨーロッパ各国をバックパックを背負いながら、猫のように、のらりくらりと放浪していました。

ドイツ留学時代

そしてこのドイツ留学で、人生を変える出会いが訪れます。
「哲学という名の人生の羅針盤」と「ボードゲームという名の人間交流潤滑剤」です。ドイツに留学していた1年半は、毎日のように現地の友人たちと政治や哲学から流行りの映画などについて語ったり、チェスやポーカーをはじめとしたボードゲームに興じていました。

「哲学という名の人生の羅針盤」

世界は神秘で満ちている。神秘とは「語りえぬもの」である。「語りえぬもの」とは答えの出ない問い、すなわち哲学的な問いである。したがって、世界は哲学的な問いで満ちている。たとえば、私とは何か、生とは何か、死とは何か。

池田晶子

義務教育では、すでに解のある問いへ回答する力を養います。でも、世の中の99パーセント以上はきっと解、正解などない。国の政策でもそうだし、自分の人生でもそう。生きているうちに出会う数々の選択の中で、自分なりの「最適解」を探るように選んでは、これは違う、あれがいいかもとぐるりぐるり、紆余曲折してみる。

なんと速やかに我々はこの地上を過ぎて行くことだろう。
人生の最初の四分の一はその使い道もわからないうちに過ぎ去り、 最後の四分の一はその楽しさを味わえなくなってから過ぎて行く。
しかもその期間の四分の三は、 睡眠、労働、苦痛、束縛、あらゆる種類の苦しみによって費やされる。
人生は短い。

ジャック・ルソー(フランス哲学者)

ルソーの語った通り、人生は短い。それを咀嚼して味わうには日々の自己対話と哲学が近道なのだと悟ったのが、ドイツ留学中の大学2年生でした。

言語化はむずかしい。でも、そこをサボると人生は、望まない方向にいつの間にか舵を持って行かれてしまうように思います。
だからこそ何度も方角を確認し、自分の感情や欲求にそっと耳を傾け続けたいと思う今日この頃。

「ボードゲームという名の人間交流潤滑剤」

大学に入学して、「はじめまして」と一から会話をすることが増えました。ドイツに留学をしてからは英語とドイツ語にまるっと入れ替わったけど、「はじめまして」のくだりは同様につづきました。

文化圏が違うこともあってか、そうした出会いにワクワクドキドキ。十人十色の人間性を深く知るには時間がかかるなぁと思い始めていた頃。ドイツ人の友人から、「家でボードゲームパーティーをするからエイミーもおいでよ」と誘いを受けたのがはじまりでおわり。現在に至るまで、どっぷりとボードゲームの沼にハマっております。

1年間対話するより、1時間ともに遊んだ方が、相手の人柄はよくわかる。

You can discover more about a person in an hour of play than in a year of conversation.

プラトン

ボードゲームの何が好きなのとよく聞かれるます。ゲームはあくまで手段で、ゲーム参加している友人の「人間性を垣間見る」ことが好きなのです。プラトンも語ったように、まさに一緒に「遊ぶ」ことで、その人の性格や世界解釈のクセは自然に感じ取れてくる。子供たちが遊ぶことでコミュニケーションを取り、人間性を感じ取るのと同じようなものに思えます。

そして、遊びの中でもあえてボードゲームがいい理由は、ゆっくり、スロープレーを楽しめるから。ゲームを全自動化していないからこそ、おつまみをつまみ食いしたり、お酒をゆったりと嗜みながら、話を脱線させて盛り上がるような余白を最大限に楽しめると思ってます。

ちなみに大学生のときから現在まで、ポーカーディーラーとしても活動させていただいております。わたしのB面。

会社員時代

大学卒業後は、日系のカメラメーカーに就職し、新規事業のマーケティング戦略や広報の仕事に携わっておりました。仕事内容の詳細は尺が長くなってきたので割愛。また他の機会に。

ちなみにホワイト企業の恩恵で、新人1年目から1ヶ月超えの長期休暇が取れたりしていたのですが。学生のときと同様に、国内、海外を鳥のように行ったり来たりしていました。あとは安心して旅とバイクを謳歌できるように、ICLという眼球にコンタクトレンズを埋め込む手術をしたり歯の矯正に挑戦したり。ひたすら経験と自分に投資していたな。

そしてあっという間に、入社2年目の秋。朝の満員電車に揺られながら、「旅しながら暮らせたらいいなぁ」とふとした瞬間に思っている自分がいました。あとは多分、予定調和だらけの日常に飽き飽きとしていたのかもしれない。自分の将来の姿が予想できる範疇にいるのも興がないなと感じていたのだと思います。

精神的に言えば、ドイツ語でいうFernweh(これまでに行ったことのない場所やどこか遠い場所へ行くことを欲する状態)が慢性化しているような状態でした。そんな心境のままただ毎日を過ごす、消費していくような人生が嫌になって、気になっていたウェブスクールにえいやで入会したのを覚えています。

ウェブスクールでは、旅暮らししながら食べていけそうな職種すべてに挑戦。ライティング、デザイン、コーディング、写真、マーケティング、動画編集などなど。知識が増えていくたびに少しずつ不安も消えていき、入社して3年半たった時点で退社を決意。たくさんお世話になった、思い入れのある会社を退社し、はれてフリーランスに。しばらくNEETだった時期もあったのですが、その期間はひたすら旅と読書にこれでもかと耽っていました。

旅しながら暮らすということ

日常と非日常の境界線がくっきりとしていた会社員時代。
現在は、松尾芭蕉と同じく「日々旅にして旅をすみかとす」がわたしの生き方に。旅が日常で、日常が旅。特定の住居を持たず、荷物はキャリーケースに収まる分まで最小限に。そんな宝箱をかかえて、気分にあわせて世界中を鳥のように飛び回る暮らしをしています。

自分の知性、理性、感性すべてを総動員して考えた結果、わたしの最適解だった「旅暮らし」という生き方。それ以上でもそれ以下でもなく、全ての読者の方におすすめだ、ぜひ挑戦してみてほしいと言う気はさらさらないです。今のわたしの感性のありかた、好奇心の方向を突き進むための手段が旅暮らしなだけであって、生き方の最適解は人それぞれ。

実は、帰る家を捨てて旅暮らしをしてから、もう少しで一年が経過します。本当にあっという間でした。母国である日本、友人、家族を思うたびに恋しくなる反面、離れてみてより愛おしさが込み上げてくるのも事実。

いつか、このヤドカリのような生活も、終止符が打たれる日がやってくると思います。その日まで、この広い地球を惜しみなく楽しみつくしたい。今後も旅暮らしの生活について、日記のように綴っていけたらと思います。


2023年、わたしの偏愛たち

趣味:旅 / 読書 / バイク / 格闘技 / ボードゲーム / チェス
映画:Captain Fantanstic / Blade Runner / Interstellar / Before Sunset / Dreamers / Woody Allenの作品たち / 海街ダイアリー / 南極料理人
哲学:ストア派、禅、ニーチェ、ヘーゲル、ハイデガー
本:サピエンス全史 / 三体 / Die With Zero / 自省録
ドラマ:The Office / Black Mirror /リーガルハイ
アニメ:サイコパス / ハガレン / 鬼滅の刃 / 呪術廻戦 / 化物語
マイブーム:ムエタイとオランダ語学習、茶道


お仕事、作品例など

文章やデザインの制作を中心に活動しています。また、旅暮らしで得た知見やデジタルノマドとしての働き方に関するお仕事も承っています。

1・文章:エッセイ・コラム・プレスリリースなど
2・デザイン:マーケティング分析に基づいたウェブサイトやバナー制作)
3・旅、ノマドワーク、海外生活に関するお仕事

Design

gあ

Writings

Photography


SNSなど

- X(Twitter)(@vakabondaimi

https://twitter.com/vakabondaimi

- instagram その1(@vakabondaimi

https://www.instagram.com/vakabondaimi

- instagram その2(@wabisabiesque_

https://www.instagram.com/wabisabiesque_/

- note

この記事が参加している募集

自己紹介

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?