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Golborne Roadの絶品パステル・デ・ナタ

ここ最近過去に旅したポルトガルの記事を書いていて、昔よくパステル・デ・ナタを買いに行っていたポルトガルのカフェの事を思い出しました。

その名もリスボア・パティセリー(Lisboa Patisserie)、ロンドンには全部で3店舗ほどあります。

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このゴルボーン・ロード店が一番有名で、名あるシェフやその他著名人もナタを買いにくるそうです。とても庶民的なカフェで、おしゃれでもなんでも全くありません。

お客さんはほぼ地元の住民だと思います。少しずつ値上げもしていますが、それでもとてもリーズナブルな価格設定です。

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私は午後遅くに行ったのでもう売り切れているかも?と思いましたが、ちゃんと買う事が出来ました。良く通っていた頃は店の外まで列が出来ていたのです。ナタの他にもポルトガル菓子が沢山あるのですが、私のお目当てはいつもナタです。

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テイクアウトにするとナタを入れてくれる箱です。レトロなデザインが可愛いです。右下にリスボンのベレンの塔が描かれています。

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見てください、このツヤツヤした美味しそうなナタを。久しぶりに食べましたが、甘すぎない中のとろっとしたカスタードが相変わらず絶品でした。皮のパリパリ感が失われつつあったので、今度は朝から行って焼きたてを試したいです。

ロンドンでナタブームが起きたときに、新しいお店が沢山出来ました。私もいくつか試しましたが、どうしてもリスボアのナタほど美味しくないのです。

カフェの向かいには同じ経営のポルトガルの食材店があります。

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ポルトガルのカンズメなどいろんな食品を売っています。また今度ゆっくり買い物に来たいです。

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久しぶりにこの辺りに来たので、少し散策してみました。ゴルボーン・ロードは映画「ノッティングヒルの恋人」のロケ地、ポートベローマーケットの北側にあります。

この高い建物はトレリック・タワー(Trellick Tower)という高層住宅です。ハンガリー出身の建築家エルノ・ゴールドフィンガーによって1972年に施工、地上31階建て98メートルの高さです。

昔々この辺りは治安が悪くて有名でしたが、ポートベローロードと同様、だんだん芸術家などが住み始めてちょっと小洒落た地域に変わりました。

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トレリック・タワーはブルータリズム(1950年代~60年代に見られた建築様式で、打放しコンクリートなどを用いた荒々しい仕上げが特徴)の建築物です。

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まだありましたレリック、1999年のオープン当時はケイトモスやナオミキャンベルなどが顧客だった高級ビンテージショップです。

言うなればセカンドハンドの商品ですが、珍しいものが多くとても高いです。私にはあまり用がない店ですが、つぶれてなくてうれしかったです。

トレリック・タワーについては面白い話があるので、またの機会に書きたいと思います。


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