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バカンの開発の魅力とラボについて深掘りしてみた

こんにちは!note担当のなかじまです。
今回の記事では、バカンの現在の製品ができるまでの過程や背景について、ハードウェアエンジニアのインタビューやバカンラボの紹介とともに深掘りしていきます!

はじめに、バカンの開発の魅力についてより深く知ってもらうために、バカンの代表的な製品について簡単に紹介していきます。


バカンの代表的な製品の紹介

VACAN Throne
VACAN Throneは、トイレの個室が利用中かどうかを検知して、スマートフォンやサイネージに表示することができます。
画像の長方形の機器を各トイレの個室に設置し、センサーが情報を検知後、利用状況を可視化。その情報は、リアルタイムで私たちのスマートフォンやサイネージに表示される仕組みになっています。

また、この機器は開き戸だけでなく、バリアフリートイレのようなスライドドアなど、様々なタイプのトイレに対応しています。
ドアの種類によってセンサーの形を変えて運用することは簡単なことではないので、エンジニアたちはたくさんのアイデアを出し合い、精度の課題・反応速度の課題を解決したプロダクトを作成し、現在のサービスを作りあげました。

VACAN AirKnock
VACAN AirKnockは、マルチな役割を担うデジタルサイネージです。初期の利用目的である「混雑情報を利用者に伝達する」のはもちろん、現在はこの画面を使ってunveilの事業も行なっています。
広告やSDGsなどの取り組みを通して活躍の幅が広がっていること、そして、あくまでもVACAN AirKnockは、個室利用者の方の自主的な退出の判断を促すことを目的としている所などに、「バカンらしさ・優しさ」が感じられます。
しかし、現在の見た目も使い心地もいいフォルムを作るまでには、およそ3年かかったそうです!

before 初期モデル

初期の製品で足りなかった部分に対して、メンバーたちが試行錯誤しながら現場で発生する課題に対応することで完成したversion2では、市販のタブレットに開発したケースを組み合わせたもので運用を開始しましたが、出荷前の作業の大変さ、現場での耐久性不足が目立ちました。
そして…

after 現在のモデル

version3では、タブレット専門業者と一緒に新規に開発したタブレットを作成し、これまで運用で発生した課題を一気に解決するきっかけになりました。
また、見た目が洗練されていることを追求すると同時に、カメラを無くしてプライバシーに配慮したり、画像の用に、設置やメンテナンスの交換作業が行いやすいように治具を追加したりするなど、改めて運用に焦点を置いて試作を繰り返し、現在の形に落ち着きました。

この他にも様々なサービスや製品を提供していますが…
実は、製品の元となる最初の型や基盤などは、ハードウェアエンジニアたちが自分たちで模型を作るなどして開発を行なっています。
一般的なIT企業には珍しいであろう3Dプリンターやその他多くの機械、専用のアプリなどを用いて、エンジニアの頭の中のデザインが、徐々に形になっていきます。
そして、その過程で大きな役割を果たしていたのが「ラボ」の存在です。


ラボについて

バカンでは上流から下流、つまりは製品のプロデュースから開発〜リリースまで、全て自社で、ソフト・ハードの両方のサービスに最適化できるように開発を行なっています。そこでハードウェアエンジニアたちに重宝されているのが、ズバリ、「ラボ」です。

しかし、今のオフィスに引っ越す前は、このような専用の部屋はなく、壁に沿って2台の机が並んでいて、そこにたくさんの機械や道具が並んでいました。
他チームのメンバーたちがPCで作業をするすぐ近くに、3Dプリンターやはんだごてなどの見慣れない機器の多くが並んでいたのは、とても興味深い光景でした。

それが現在はなんと…

ラボの内部(作業机)
ラボの内部(様々な機械や道具など)

立派な一つの部屋として、生まれ変わりました!!
試作に関連し、どうしても大きな音や削りカスなどが出てしまいますが、そういった場合にも周りに迷惑をかけることなく落ち着いて作業できる空間で、お客さんが来た際には試作品を並べてバカンでのモノづくりの説明をするのにも適切な場所になったと、ハードウェアエンジニアにも好評です。


バカンの製品開発の背景について、ハードウェアエンジニアにインタビュー

ここまでで、バカンの製品・開発過程・ラボについて簡単に紹介してきましたが、ここからは現役のハードウェアエンジニアの吉野さんに、バカンの開発の魅力やラボについてインタビューし、さらに深掘りしていきたいと思います!

Q1.
ハードウェアエンジニアをやっていて、一番面白さややりがいを感じた仕事は何ですか?
行列センサーの案件です。
これは、お客様とテスト設置をしていた時、「トイレの中の可視化ができるといいですよね」というお話を頂いたことをきっかけに開発に至りました。エンジニアとしては「ぜひ解決したい」と考えて開発を始め、その後、半年くらいかけて実際に運用までこぎつけて、現在も成田空港で運用されています。

Q2.
バカンは内部でアイデアを出すところから開発、運用まで一貫して行なっているが、そのメリットとは?
現場の声がダイレクトに入ってくることです。
社内でほぼ全ての作業を行なっているので、各チームからのフィードバックをすぐにもらうことができます。そのため、改善も早くできます。「次に作るものはもっとこうしたらいいんじゃない?」といったように、運用のことを考えて動くことができるのは、かなり強みだと思います。

Q3.
バカンの開発の魅力はなんだと思いますか?
メンバー単位でフットワークが軽く、アイデアをすぐに形にできる楽しさがあることです。
そして、それを担っているのがまさに「ラボ」だと思います。

Q4.
エンジニアにとって、ラボはどのような場所ですか?
アイディアを形にする場所。頭の中に浮かんだアイディアを現実のモノとして具体化する場所です。モックやプロトタイプを製作するための機器は一通りそろっているのでやる気次第でなんでも試作できると思っています。

エンジニアのメンバーには大切にしている考えがあり、それは「製品を作る上で関わるのは自分だけではない」ということだと、吉野さんは語っていました。各フェーズで関わるメンバーみんなの意見が反映された製品を開発できることが、バカンの開発の大きな魅力であり、バカンならではの強みなのだと思います。


まとめ

今回の記事では、エンジニアや製品開発の観点から見たバカンにしかない魅力を伝えるべく、ラボや現役社員のインタビューなども合わせて紹介してみましたが、いかがでしたか?
速さと優しさ、センスを兼ね備えたメンバーたちが多くいること、そして、開発に没頭できる素敵な環境があることを知ってもらい、興味を持っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、またお会いしましょう〜!!

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