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リモート非同期の組織として3期目を迎え、うまくいってること、課題に感じていること

こんにちは。コロナウイルスが流行りはじめても、ほぼ生活リズムが変わらないUZUMAKI代表の工藤(@ToraDady)です。

前回書いたこちらの記事の通り、UZUMAKIでは設立当初からリモートワーク中心で仕事をしている。

正確にいうと「オフィスを持たないと仕事が成り立たない」という課題がなかったので、はじめからメンバーはそれぞれが自宅やコワーキングスペースで仕事をしていた。

去年くらいから、クライアントからオフィスに来たいという要望や、メンバー間の憩いの場としてオフィスがほしいという声が大きくなったので、三軒茶屋に小さなオフィスを開設したが、多くて週に2〜3回メンバーやクライアントが来る程度なので、正直オフィスなくてもよかったかな?くらいに思っている。

ただ、家で仕事するとオンオフの区別がなくなるので、自分の作業部屋プラスアルファくらいの場所としては最高だし、最近は副業メンバーがリモートワークする場所として活用したり、勉強会の会場として利用することも増えている。

昨今、毎日オフィスに通うスタイルの仕事をどのようにリモートワークに移行していくのかということに関心が高まっていると思う。

UZUMAKIのように最初からリモートワーク前提の組織のノウハウが、そういった課題を持つ方々にとって直接役立つかどうかはわからない。

ただ、今年に入ってのコロナウィルスの流行もあり、リモートワークを取り入れようとしている会社が増えていると聞いた。

新しい働き方の実現を推奨する組織として、実際にリモートワークで成り立っている会社がどういうやり方をしているのか、どんな課題があるのか。もしも参考になればと思い筆を取った。


UZUMAKIについて。どんなメンバーがいるのか?

UZUMAKIについて。どんなメンバーがいるのか?

2018年に設立し、3期目を迎えた。

エンジニアを中心に、デザイナー、ディレクター、バックオフィスの合計20名の組織だ。

正社員は社長の俺1人で、メンバーは個人事業主と、副業が許された他社の正社員が中心となっている。

どういう仕事をしているの?

プロジェクト単位で仕事をする形態。
新規のスマホアプリやWebアプリをコンセプトやデザイン〜開発まで一貫して作ったり、有名なWebアプリケーションのリファクタリングやコンサルをしたり、企業のロゴやコーポレートサイトのリニューアル案件を取り扱ったりしている。

コミュニケーションどういうツール使っているの?

基本的には下記だ。

同期的なコミュニケーションとしては、zoom

非同期コミュニケーションとして、slack

ドキュメントの共有はDropboxpaperやGoogleDrive

基本的には非同期コミュニケーションが前提。プロジェクトごとに週に1回程度zoomでの打ち合わせをする。

クライアントとも、基本は完全にリモートでのコミュニケーションだ。中長期案件で先方が全くリモートに慣れていない場合は初期2.3度リアルの打ち合わせを設けることもあるが、ほとんどの場合は短期間でほぼ完全リモートに移行できることが多い。

リモートでの仕事がワークしている理由

リモートありきではじまったので、リモートで率直なコミュニケーションをする癖がついていることは大きいと思う。(リモート会議やslackでは、過度の空気の読み合いや遠慮は御法度だ。伝えたいことが伝わらなかったり、意図と違う形で伝わってしまうこともある。)

非同期のため、カッチリスケジュールを管理することもしない。
その代わりにわからないことは率直にきく、悩みや問題は早めに共有する、遠慮せず人に頼るというのも重要だ。

また、UZUMAKIではリモートであっても、定期的にリアルやオンラインでの飲み会をするなど、お互いの面識を作る努力はしている。
その中でリモートワークをはじめているのでミスコミュニケーションは起こりにくくなっているとは思う。

これからの課題

UZUMAKIの目指すものは、前回の記事でも書いた通り「コミュニティーとビジネスの重なり合い」だ。

ビジネスだけを淡々とこなす組織にはしたくない。コミュニティーとしてもお互いに学び合ったり、背中を預けあったり、時には仕事以外の悩み相談やシェアもできたり。そんな「居場所」を作りたいと考えている。

そのために地味に重要なのが「雑談」だ。古き良き「タバコ部屋でのコミュニケーション」が実はお互いを知る貴重なチャンスだったりしたように、ビジネスの話以外も肩の力を抜いてできる環境を用意したい。

しかし。リモートワークと雑談は、本来的には相性が悪い。

UZUMAKIのslackでもtimes_ (個人名)みたいな形で分報チャネルをつくって、自主的な発進や、雑談をしやすい空気をつくったり(分報チャネルでの各々のメンバーの仕事の悩みやぼやきからコミュニケーションが盛り上がることも実際によくある。)オフィスで数名が作業している様子をzoom配信して、他のメンバーが入りたいときに入れるようにするなどの試みをしている。

それでも、毎日隣にいるわけではない環境では、誰かが意識的にコミュニケーションをとろうとしないと雑談が生まれにくかったりするし、そうなると今他のプロジェクトや本業が多忙で一時的にUZUMAKI と少し離れているメンバーは特に、コミュニティに参加しづらい問題が起こる。

リモートメインの組織として、これからもそこは試行錯誤していきたい。

また、対クライアントで言うと「UZUMAKIの働き方、仕事の受け方」に理解を示してもらう必要がある。

例えば

-基本的にリモート、非同期であること

-チームとして仕事を受ける形態であること

-かっちりとした工数管理や報告フローを作るのが難しいこと

等だ。ただ、これは単に慣れの問題であるケースもある。
はじめはリモート非同期での進め方に慣れていなかったクライアントでも、UZUMAKI との仕事を機に「リモートの良さに気づいた」「うちでもリモートを導入したい」と言って頂けることも増えた。

自社でのリモートワーク導入を考えている企業は、一度リモートで動いているチームと仕事をしてみるのも、良いかもしれない。

今考えている解決策とこれからのUZUMAKI

今考えている解決策とこれからのUZUMAKI

まだまだ課題はあるが、今実施をしようとしているのが

有志によるUZUMAKI運営チームの結成だ。

ある、別のコミュニティーに入っているメンバーからアイディアをもらったことがきっかけだが、UZUMAKIの抱えている課題を解決するために、社長と一緒に施策を考案したり実行してもらう。

実際に現在、5名のメンバーが手を上げてくれている。

本業が忙しくてUZUMAKIで今現在大きなプロジェクトに関わっていなくても本当は役にたちたい、とか自分の活躍の場を作ってみたい、UZUAMKIのコンセプトである新しい働き方を考えたい、というメンバーもいた。

「皆は社員ではないのだから、UZUMAKIに無闇に巻き込みすぎてもいけない」「責任は俺が取らなきゃいけない」社長であり唯一の社員である自分には、そんな無意識の責任感があった。

でも、こちらから頼ったり声をかければ、できる範囲で答えようとしてくれたり想いを持ってくれているメンバーがいることに気づいたのだ。

自分が一番、背中を預けようとできていなかったのかな、、と反省した出来事でもあったし、これを機にUZUMAKIを一歩前進させていけると思っている。

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