見出し画像

英語留学、全然しゃべれないけど英語で話すのが怖くなくなったよ

「世界中旅をしながら働きたい」を夢見て1ヶ月の英語留学をした私。

断トツで聞かれる質問が「英語しゃべれるようになった?」そして答えは「ううん!全然!」。そしていつも後に補足する言葉が「でも、英語で話すことに物怖じしなくなったよ!」である。

「英語がしゃべれる」の基準が「ネイティブな英語を理解して同じレベルの英語を返せる」なら私はまったく英語をしゃべれるようになっていない。

でも「分からないこともたくさんあるけど、なんか意思疎通ができるようになった!」「英語で話すのが怖くなくなった!」という状態になることはできた。

近所のフィリピン料理屋さん。写真撮りたいって行ったら全員集まってくれた

私の英語留学の目標は「海外旅行で話しかけてくれた人と、ある程度のコミュニケーションがとりたい…!」だったので、この結果は万々歳である。

実際にモンアカではどのようなことを学んだかというと、平日、毎日朝9時〜12時の3時間にフィリピン人講師とマンツーマンの英会話の授業、午後14時〜18時の4時間で日本人デザイン講師とグループでのデザインの授業がある。

英会話の授業は、文法と発音とコミュニケーションの3つごとに講師は変わるが、基本的に1ヶ月みっちり同じ先生だ。1日目に英語のレベルをチェックするテストがあり、それに応じた英語授業を提供してくれる。

が、最初はまったく理解することができなかった!

まず、フィリピン人英語講師がネイティブな方なので、こちらの日本語が半分くらいしか分からない。そのため、まったく英語分からない私VS英語はペラペラだけど日本語は半分くらいの先生の間で意思疎通ができないのだ。

教科書をもらって文法と発音の授業をするということはわかったけど、先生が話している英語がまったくわからないので、何を勉強するのかがわからないのだ。

しかももらった教科書も英語。まったく読めない。これは詰んだ…とモンアカのデザインの先生に相談したら「中学で習うある程度の文法と単語が分かればなんとかなる、あとは慣れだ!」とのことで、中学生向けのテキストをAmazonで購入。

英語の教科書で読めない文法や単語は、ここから学ぶ作戦にでた。

そしてネイティブな先生の言葉がなにも分からなくて泣いていた時に救世主として現れたのがGoogle翻訳。

先生と話す時にパソコンでGoogle翻訳を開いて、伝えたいことがあったら翻訳して意思疎通。そして分からない言葉や単語があったらその場で調べて確認する。

最初はポチポチ携帯でやっていたが、パソコンを導入したらスピードが格段に早くなり、先生とスムーズにコミュニケーションができるようになった。

そして少し授業についていけるようになると、ネイティブな先生が進めてくれる英語の教科書以外のことを学びたくなった。

そこで私はネイティブの先生に自分の目標を伝えた。

「私は仕事をしながら海外旅行をしてみたいです。でもずっとGoogle翻訳だよりでは悲しい、せっかくならコミュニケーションをしたい。なので私はまずあなたと日常会話をしゃべれるようになりたいです。それが今回の英語留学の目標です」

そこから教科書に沿って進む時間より雑談の時間を多くとってもらえるようになった。まずは自分が話したいことを教科書などを見ながら英文にして、授業ではその文法のチェックとその質問に沿った日常会話をしてもらった。

「フィリピンで一番好きな食べ物は?」
「将来の夢は?」
「家族は何人いる?」
「家族と恋人と仕事とお金、優先順位は?」

教科書に載っている一般的なフレーズより、実際に海外のカフェやレストランで話しかけられた時に自分が話したい英文を知っている方が強いと考えたのだ。

また、1ヶ月ずっと付き合ってくれる先生ともっと仲良くなりたい、他国の文化をもっと知りたいという気持ちが動機になり、学生時代あれほど大嫌いだった英語の授業は楽しいものに変わった。

ランチでばったり会った先生たち。性格が根アカすぎる

実際にフィリピンでの文化は日本と違うことが多く、先生とお互いにびっくりしあうものばかりだった。

また、留学中に開かれたクリスマスパーティーに生徒も呼んでもらえて海外のクリスマスを体験することもできた。

フィリピンのクリスマスは大切な人に大小問わずプレゼントを送ることが文化で、先生みんなが生徒全員にプレゼントを用意していたこともカルチャーショックだったし、でもとても嬉しかった。

英語授業でチェックしてもらった日常会話を、スクール帰りに行くカフェやレストランで実践する。授業ではたどたどしかった英会話も3時間話すと少しはまともになるし、実際にあうフィリピン人は温厚で陽気な人柄でちょっとした文法の間違いもお構いなしに笑ってくれた。

留学後半は海外生活にも少し慣れて、せっかくならいろいろな文化や食を体験したいとほとんど毎日外食をしていた。

最初は英語で話して答えられないのが怖くてしょうがなかったけど、だんだんと単語まじりでもコミュニケーションができるようになった。

これを繰り返した結果、「英語しゃべれるようになってないけど、なんか意思疎通ができるようになった!」「英語で話すのが怖くなくなった!」という状態になれた。

夜になるとシンガーが来てくれるフィリピン料理屋さん
エビ料理がイチオシのレストラン(ポーズはカニ)
200円でお腹いっぱいになるローカルフードのお店

英語がペラペラになった訳では無いけど、それでも私が目標としていた「海外旅行で話しかけてくれた人とある程度のコミュニケーションがとりたい…!」を達成することができた。

いまは戻ってきて日本でゆっくり落ち着きたい時期だけど、また海外に行きたくなったら今度は英語ができないのが怖くて話しかけられない状態から、もう少し物怖じなく現地で会った人と話ができると嬉しいな。

ーーー

▽絶対無理だろうなと思った「世界中旅をしながら働く」のはじめの一歩を踏み出した話

▽英語留学でちゃっかりデザインまで学んで、スキルにも人生の彩りにもなる「デザイン思考」を身に着けた話

▽お世話になった英語&デザイン留学のスクール。

ーーー

▽セブで出会ったものたち。

セブ、いつでも南国で、いつでも夏。
セブ、リゾートホテルがマジでリゾートホテル
俺のオススメつくるよ!と言ってくれるバーテンの兄ちゃん
天国みたいな島


スキ、嬉しい!更新の励みです。Twitterボタンから感想をシェアしてくれたら、Twitterにも遊びにいくね!乾杯しましょう!