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【マダミス制作 虎の巻】コラム 世界観設定を考えるときに重要なこと
マダミスに限らず物語を作るとき、物語が展開する土台として重要になるのが「世界観」です。あなたが考えたキャラクターが生き生きと動き回り、謎が魅力的に効果的に演出される最高の舞台を考えましょう。
本記事では、マダミスの世界観を作る上でつまずくポイントの解決策や、やってはいけないポイントを「世界観先行でマダミスを作る人」と「やりたいこと先行でマダミスを作る人」の2パターンで解説していきます。
(本記事では「シナリオ内の世界設定」=「世界観」とします)
◆世界観を作る上で重要なこと
■嘘だと思わせない世界を作ろう
マダミスを楽しむための重要な要素に「没入感」があります。これはマダミスのプレイ中にはロールプレイが必要になるという性質から、高い重要度を持っていると言えるでしょう。
しかしプレイヤーは、自分が没入している世界がハリボテの世界観の上に成り立っていることに気づくと途端に冷めてしまいます。すると「没入感」が大きく損なわれることになります。
例えば、以下のような場合です。
●今いる舞台の映像が見えてこない
●世界観の細部の作り込みが甘く、理解が曖昧なまま進んでいく部分が生じる
●重要なNPCが物語のためだけに用意された「のっぺらぼう」である
この項では、このような問題を生じさせないためにはどうすればいいかを解説していきます。
▷舞台の映像が見えてこない
多くの場合、マダミスはテキストをもとにして進められます。このとき、舞台の様子や場面転換の描写は読者の想像力に任せる形になるのですが、想像するに足るだけの記述がないと映像が思い浮かばず、没入感が損なわれてしまいます。
また、人によって解釈の仕方が異なるような書き方をしてしまうと、議論の段階で共有すべき前提に食い違いが生じてしまう可能性もあります。
これらの問題を解決するためには、
①間取り図などのビジュアルを用意する
②前提情報をしっかりと書く
③文章力を磨く
といった方法があります。
③の「文章力を磨く」については、一見すると難しそうに感じるかもしれません。
しかし、文章力を向上させるのは何も書くことだけが方法ではありません。小説を読んだり、マダミスを遊んだりして文章に触れることで、表現の良し悪し、好みを知ることができるので、そういった方法もあることを頭に入れておくと良いでしょう。
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