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ニコンミーハーしてます

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Nikonミーハーです、おもにニコンになるまえの日本光学時代のカメラの事が中心です
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日本光学工業株式会社 NikonFファミリー

モノクローム2

光の”色”を消して視る 質感が変わって視える 日常を単純化 金属が恋しくなる 石も木も強くなる モノクロで見上げてごらん・・・

オールドニコン ミーハー話

よく子供の頃の記憶で一番深く残るのは嗅覚や触覚と言われる そんな幼い頃のではないが小学生や中学の頃 父のニコンFフォトミックを持たせてもらった その重量感と左手で握る50㍉レンズの太さ それが自分の”カメラ原器”の気がする 嗅覚というと父がもらってきた何かのレンズの木箱 その内張りに貼ってある赤いビロードのすこし湿気っぽい匂いだ 日本光学大井工場の第二材料課に勤務していた父は 何かの試作品のかけらやら部品を子供のおもちゃとして 少し持ち帰っていた(本来は企業秘密的にはNG

Nikonで日本光学を撮る

Nikon DfでNikon Fを撮っただけ 日本光学時代のカメラ 溺愛・・・

ニコンFブラック・・・

仏壇のかわりに(?)墓参りに行ってきました。 このあとちゃんとカメラをどかして                     洗ってお線香をあげて                           父の好きだったショートピースを置いてきました  お寺の裏口からそ〜っと帰ろうとしたら立番の警官さんにジロジロみられました毎度の事なのです、A大使館の塀沿いに在るお寺なので            住職がいつも                          「9.11の次、日本で飛

ついにであった〜 Fブラック

最後に実機を触ったのは23年前のスタジオ勤務の頃          社の機材棚の中の備品だった                     何年もショーウインドごしに、この夏も”魔界”の中古カメラ店のガラス越しに・・触るまい、買うまい・・と。 父のFはシルバーのフォトミックだった、露出の事もこれで勉強した、世話になった。                            でも、父も私もブラックに憧れていた、使い込まれて角の塗装が剥げ    地の真鍮の金色が出ている位の貫禄の

さて問題ですオールドニコンレンズファンへ

ニコンFが発売され 交換レンズがどんどん作られていた昭和の頃レンズを購入すると金色の紙箱の中にドーム状のプラスチックのケースに入っていた。 小さな乾燥剤といっしょに・・・                    別売りでこんな感じのケースもありました。                  ひとつひとつ革職人さんが手作りだったんじゃないかな〜と思わせる       内装は大抵の場合、臙脂色の別珍、ビロード状のシックな生地だ。   使い込んでいくとマウントキャップの跡がずっしり

オールドニコンレンズ300mm

暗くてもいいんです 開放値 F 4.5 HIKKOR−H Auto 1:4.5 f=300mm 照れ屋です、遠くから見つめます あまり近寄らないでください最短撮影距離4mです 重くてもいいんです 1070g ズームでも無いですけど望遠なのですから 重たい分、気は使ってるんです、それなりに 台座が45度にふたつも付いてます 回りませんから 初代のFと共のシステムです Fにつけるとボデイがエアーです うちのやっこさんF君のすこし後輩です 40番台です、1969年生まれで

赤いシリーズ・ニコン話

ニコンイタリアン三兄弟といえば ニコンF4、F3、EMをボクは思いつく ジョルジェット・ジウジアーロのデザインはまずF3で有名になったが ほぼ同時に発売されたEMのデザインも同じデザイナーなのだ 全体のラインはいいデザインだ当時評判はよかったようだ その後のニコンのカメラはフィルム時代の物も ”赤”のデザインアクセントをミラーレス以外のデジタル機は 踏襲している、今年であったニコンF60もそうだ。 しかし当時「赤いライン」については社内では一悶着あったそうだ 「40BF(

オールドニコン遍歴

最終章に近づいてきた気がする 今日、はしゃいだ、封を開けた時 何重にもくるまってビニールから本体を出すと 当時の説明書と値札やニッコールクラブの入会案内までついていた 新品を買ったような錯覚だ 幸か不幸か子供の頃からニコンFは身近だった フォトミックファインダーの四角い頭の厳ついのを父が持っていて だから新品のニコンのカメラは数年前デジタルのDfを買うまで なっかったのが不思議だ  F2も現場でもプラベートでも使い倒したので中古を一時期使い フィルムカメラを始めたいニコン

振動

五感で感じるいくつかのもの光、音・・ ひとつに振動がある Kawasakiの2気筒のバイクに乗っていた時があった そして通っていたバイク屋さんが修理とかの時に ”代車”で、ヤマハの”SR”を貸してくれた もろに”単気筒”のエンジンのバイクだ キックで始動させ走り出す そのエンジン音の大きさで”左折巻き込”はまずありえない トンネルの中でふざけてアクセルを吹かすと爆音で 前後に走るツーリング仲間のバイクに大ひんしゅくであった で、本題は”振動”である そのでかい単気筒の中で

またしても“魔界”で購入

自分で勝手に呼んでる”魔界”にまた行ってしまった・・・ 昔、学生時代は”ヨドバシ村”とか言っていた記憶のある 新宿西口あたり、今の私”Niko爺”にとっては”魔界”なのだ。 東京でカメラを買うなら海外からの観光客もやってくる銀座の一流の写真店がまず安心で中古から新品、外国製品からクラシックものまでそろう そしてNikonのカメラを買うなら一番目立つ数寄屋橋交差点のニコンハウスがあった憧れのレンズやらをショーウインドウ越しに眺めまくるのが最大の楽しみだった、残念ながら令和二年

Niko爺のエアカメラ遊び

昔の写真関係会社の同僚と何年ぶりかにあって呑んだ、 彼はフィルム時代はNikonのFEを使っていた 過酷な旅にも持ち歩き沢山撮影していたそのカメラは?ときいたら 結局EFを2台使いきり最後まで見送ったそうだ。 そんなカメラ爺さん同士の話の中で 「今のカメラはこれがないからなぁ〜」と親指が動いていた そぉ〜なんですね、「巻き上げ」というシャッターを押す前の”儀式” いつから無くなったのだろうか・・・ NikonもF、いやそれ以前のSPですらモータードライブが付けられるようではあ

ニコンダンベル

2000年以前からのニコンのど〜でもいい話です、よろしければ・・ 1959年ニコンFが発売されました カメラ性能面では重要科学技術史資料(未来技術遺産)などにもなっていますが その基本系アイレベルファインダーの三角錐の姿はデザイナー亀倉雄策氏の傑作といわれています、大好きです しかし、私は愛用しているのですが、後に出たフォトミックファンダーの四角い大きい姿は「違法建築」とまで一部で皮肉られることとなりました そんな頑強丈夫耐久性プロ向け・・といろいろ褒められるニコンのカメ