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振動

五感で感じるいくつかのもの光、音・・
ひとつに振動がある

Kawasakiの2気筒のバイクに乗っていた時があった
そして通っていたバイク屋さんが修理とかの時に
”代車”で、ヤマハの”SR”を貸してくれた
もろに”単気筒”のエンジンのバイクだ
キックで始動させ走り出す
そのエンジン音の大きさで”左折巻き込”はまずありえない
トンネルの中でふざけてアクセルを吹かすと爆音で
前後に走るツーリング仲間のバイクに大ひんしゅくであった

で、本題は”振動”である
そのでかい単気筒の中でピストンが動いている振動が
もろにハンドルに伝わってくる
一日ツーリングを終えて帰宅すると手がしびれブルブルで
字は書けないどころか麺ものを箸で食べることは不可能だった

溶接で切断するような鋼鉄が一瞬で型の中で”ペコン!“と曲がる
プレス機械を使った事がある
“ドスン!ドスン!” パーツを入れペダルを踏むたびに
ガラス窓と木造の工場ごと揺れた、人生最大震度だった

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ニコレックスFの125分の1のシャッターをきる
縦走りのシャッター膜が走り去る前後に
ミラーがジャンプする ”バァッシャァン!“
人生最小の小気味良い振動だ

機関銃を持ち上げなくても
「  あ〜・・快 感〜 」

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