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ニコンダンベル

2000年以前からのニコンのど〜でもいい話です、よろしければ・・

1959年ニコンFが発売されました
カメラ性能面では重要科学技術史資料(未来技術遺産)などにもなっていますが
その基本系アイレベルファインダーの三角錐の姿はデザイナー亀倉雄策氏の傑作といわれています、大好きです
しかし、私は愛用しているのですが、後に出たフォトミックファンダーの四角い大きい姿は「違法建築」とまで一部で皮肉られることとなりました

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そんな頑強丈夫耐久性プロ向け・・といろいろ褒められるニコンのカメラでしたが、昭和のアマチュアカメラファンから「とにかく重すぎる!」との声も多かったのは事実です(ニコンファンは重くて安定がいいんだ〜と、だるい腕をかばっては抵抗してましたが・・)

で、今日は数値化で検証してみます

まず、その事の発端のニコンFから・・
代表的組み合わせ 
《ニコンFボディ・アイレベル460g》と《標準レンズ50mm・325g》で                                            1010g   確かにすでに1kg超・・

当時まだビューファインダーのカメラのレンズ付きでも’7〜800gの時代でしたから。

それで露出計内蔵の
《ニコンFボディ・フォトミック・820g》と《標準レンズ50mm・325g》で1145g   まぁ確かに500mlのペットボトルを一日中2本首にぶら下げていると思うと・・です。

 1970年ごろから電子シャッターなど自動化もすすみ軽量小型もきそいだしました、ニコンも負けずに小型化で使いやすくとFM・FEといろいろ発売、ボディだけなら590g代になってきました、その中でも特に小型の愛称”リトルニコンが《ニコンEM》

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《ニコンEMボディ460g》とパンケーキと呼ばれた《50mmF1.8 ・175g》   635g
 EMにつけられる最軽量レンズ《GM45mm ・126g》だと586g達成!
それでも電子部品などの耐久性もあって未だに動いてくれてます

しかし、80年代オートフォーカスを競いだし
カメラの電源が数gのボタン電池で済まなくなってきました
ニコンF-501が単三が4本必要で約965g、オートフォーカス先人のミノルタα7000が単4本必要で約920g軽量化競争はどこえ・・・プラスチックを使いだして苦労しても先祖帰りでした。

 そこでヤケクソか、もう、プロやハイアマチュア向けなんだしぁ〜
大きさ重さなんてより性能トップクラス争いでニコンが1988年に出したのが
《ニコンF4》が、「もう、すぐに電池がなくなります、ど〜します」で
”袖とお尻”にもう単三6本も入れちやう《F4EやF4S》をだしちゃました、
「どーせプレスさんは何台もぶら下げて望遠も着けて現場には脚立肩に担いで、体力あるしょ・・」と言ったかど〜か知りませんが・・
《ニコンF4Sボディのみでも1280g》と《望遠180mmF2.8 ・750g》で占めて2030g。違うフィルムを入れたスペアーボディにズームをつけてもう2kg・・と、赤ん坊を一日抱っこしながら?現場をかえずりまわる羽目にと。お疲れでした

2000年頃からデジタルが始まり
初期のボディは1000g超え、いろんな光学系にはハイスペックなズームレンズをつけると1500g近く・・・でかい、高いでした、興味失いました。

 今のそれなりに軽量小型のミラーレスカメラが主流になる前に
か細い女性やらオタクくん方が離れていったのも仕方ない気がします
写真をとにかく撮るだけならスマートフォンで十分な時代ですからね。

まぁ、ものずきなニコンファン”ニコ爺”として
今日も私は《F4に望遠レンズ・ニコンダンベル》で
筋トレ老化防止の”エアーカメラ”でもすることにします。


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